京都 火災。 祇園で火災を起こした三つ星割烹の「京都ならでは」の悲劇(週刊現代)

京都と火災 歴史が語る「乾燥と強風」の恐ろしさ

京都 火災

火災のあった旭化成守山製造所(6月10日午後2時50分、滋賀県守山市) 10日午後1時40分ごろ、滋賀県守山市小島町の旭化成守山製造所の工場で爆発があり、工場内にいた解体業の男性(42)=兵庫県姫路市=が約1時間20分後に死亡した。 工場内には当時、約400人いたが全員避難し、他に負傷者はなかった。 旭化成によると、同工場ではリチウムイオン電池のセパレートフィルムを製造。 男性は老朽化した製造設備の撤去作業をしていた。 爆発音を聞いた従業員らが倒れている男性を見つけ、119番したという。 滋賀県警守山署は会社関係者から事情を聴き、詳しい原因や作業状況を調べている。 湖南広域消防局によると、消防隊到着時に火や煙は出ておらず、壁などが約20平方メートル破損した。 同工場の担当者は「製造設備に残留した危険物に引火して爆発が起きた可能性もある」と話した。 現場は野洲川沿い。 住宅街に近く、同署は付近の学校に対して迂(う)回路を利用するよう呼び掛けた。

次の

天明の大火

京都 火災

[画像のクリックで拡大表示] 近隣住民から119番通報があったのは18日の午前10時35分ごろ。 41歳の男が第1スタジオの1階でガソリンのような液体をまいて火を付けたとみられる。 防耐火技術に詳しい早稲田大学創造工学部建築学科の長谷見雄二教授は、「ガソリンは蒸発して空気と混ざり短時間のうちに巨大な火の玉となる。 1階にあった可燃物に燃え移った場合、同フロアは1~2分で火の海になっただろう」と分析する。 長谷見教授が火災現場を中継映像で確認したのは18日午前11時過ぎ。 同時刻の映像では「既に建物3階から炎が上がっているように見えた」と言う。 出火の時間を考えると延焼するスピードは早過ぎる。 「防火扉などをしっかり設置していれば、これほどの早さで上層階まで延焼しないのではないか」と長谷見教授は指摘する。 京都市建築安全推進課の担当者によると、被災した第1スタジオは07年10月に完了検査済証が交付された。 RC(鉄筋コンクリート)造3階建てで、延べ面積は691. 02m2、最高高さ9. 985m。 主用途は事務所となる。 防火地域・準防火地域に指定されない建築基準法22条指定区域に立っていた。 1階の玄関付近には3階までを連絡する屋内らせん階段を設置していた。 男はこのらせん階段に近い1階の玄関付近で可燃性の液体に火を放ったとみられる。 [画像のクリックで拡大表示] 市消防局によると事務所や音声収録室があった1階で2人、制作スペースだった2階と3階ではそれぞれ11人と20人が命を落とした。 屋上に向かう3階西側の階段で特に多くの死者が確認された。 長谷見教授は2階より3階の方が先に煙が充満したと分析する。 煙は上層階への開口部が大きいらせん階段から上昇したほか、西側にある内階段からも浸入した可能性がある。 西側内階段には扉がなかったとみられ、煙はワンルームのような構造の各階に一気に広がったとみられる。 第1スタジオはスプリンクラーを設置していなかったが、市消防局の担当者は「被災した建築物の用途と延べ面積であれば、消防法施行令12条によるスプリンクラーの設置義務がない」と説明する。 この記事は有料会員限定です。 次ページでログインまたはお申し込みください。

次の

京都アニメーション放火殺人事件

京都 火災

京都でも有数の老舗が火元になった火災。 店も常連も失って、主人は失意に暮れていることだろう。 しかし京都という土地柄、最もこたえるのは周囲からの厳しい視線。 茨の道が待ち受けている。 三島由紀夫も通った名店 5月12日の昼過ぎ、大勢の観光客でにぎわう週末の京都・祇園の街に煙が立ち込めた。 八坂神社や南座などの観光スポットからほど近い四条通。 それに面した細い路地を通り抜けた先にある高級割烹『千花』から出た火は、あっという間に燃え広がり、最終的に7棟を焼いた。 「最初は白い煙が出ていたんやけど、だんだん色が濃くなりました。 それで、いったん火が消えたかなと思った矢先に『ボン!』とプロパンガスが破裂したような大きな音がしました。 千花さんの敷地の裏には無人の家があるんやけど、その壁を壊して消防車のホースを通してひたすら放水していた。 結局、消火活動が終わったのは18時ごろやった」(近隣の呉服店で働く女性) 先代店主・永田基男氏が1946年に創業した千花は『ミシュランガイド京都・大阪』で2010年から9年連続の三つ星に輝く名店。 基男氏が他界した'06年からは、長男の雄義氏が店主として切り盛りしていた。 「女将さんからは、白洲次郎夫妻や三島由紀夫が足繁く通っていたと聞いています。 最近だと、俳優の津川雅彦さんや渡辺謙さんをお見かけしたことがありますね」(千花の常連客) 同店を幾度となく訪れている作家の藤原敬之氏が言う。 「店に入ると、木のカウンターの向こうに色とりどりの食器がずらっと並べてあるのですが、その中に乾山のような逸品がさりげなく混じっている。 季節の素材を適切な温度管理と繊細な調理で出してくれる店ですが、必ず出てくるのが、ゆばの酒肴と、大葉の細切りと柴漬けをからめたご飯。 そして、りんごとオレンジとすだちのミックスジュースが最後の水菓子です。 これが千花の定番でした。 あの五感を研ぎ澄まされるような雰囲気をもう味わえないとは、無常感があります」.

次の