こちょこちょ 子ども。 「こちょこちょ」は子どもの脳のシナプスを増やす

「自分の頭で考えられる子」の親がしている4大習慣

こちょこちょ 子ども

加藤紀子 かとうのりこ 1973年京都市出まれ。 1996年東京大学経済学部卒業。 国際電信電話(現KDDI)に入社。 その後、渡米。 帰国後は中学受験、海外大学進学、国際バカロレア、教育分野を中心に「プレジデントFamily」「ReseMom(リセマム)」「NewsPicks」「ダイヤモンド・オンライン」などさまざまなメディアで旺盛な取材、執筆を続けている。 一男一女の母。 新型コロナウィルスの影響で、世の中が大きく変わりつつある。 子どもたちにとっても、これからはオンライン授業が広がるなど学習スタイルが変化し、社会に出るまでに習得すべき能力も、親の時代とはかけ離れて変化していくことが考えられる。 そんな変化の激しい現代において 「親は子どもに何をしてあげられるか」と悩んでいる人は多いのではないだろうか。 そこで、これまで教育を軸に取材を重ねてきた著者が、教育学、生理学、心理学、脳科学等、さまざまな切り口の資料や取材を元に「いま、最も子どものためになる」ことをにまとめた。 「コミュニケーションの取り方」から 「家での勉強のしかた」「遊び」「習い事」「ほめ方・叱り方」「読書」「英語」「スマホ対策」「ゲーム対策」「食事」「睡眠」まで、子育てのあらゆるテーマをカバー。 100の「してあげたいこと」を実践するにあたっては、さらに詳細な「421の具体策」も提示し、理屈だけでなく、実際に何をどうしてあげればいいのかということまで丁寧に落とし込んでいる。 発売早々、 高濱正伸氏 (花まる学習会代表)が「 画期的な1冊が誕生した。 長年の取材で得た情報を、親としての『これは使えるな』という実感でふるいにかけ、 学術研究の裏付けやデータなども確認した上でまとめ上げた力作である」と評するなど話題騒然の1冊だ。 本稿では、特別にから一部を抜粋して紹介する。 Photo by Adobe Stock 「考えるきっかけ」をつくってあげる 文部科学省がグローバル化に対応できる人材を育成するため推進しようとしている、小・中・高校生向けの教育プログラムに、国際バカロレアというものがあります。 国際バカロレア教育は、世界150以上の国・地域にある約5000の認定校で実施され、「なぜだろう?」とくりかえし問いながら、分析を深めていく対話型の授業を特徴としています。 多くの卒業生が、起業家など社会のチェンジメイカー(変革者)として世界を舞台に活躍していますが、その認定校の先生が、印象的なことを仰っていました。 「皆、正解を知りたがります。 そして、どれが試験に出るのですか、とすぐに聞いてきます。 受験勉強では『正解は何だ?』とつきつめていくことが多いからだと思いますが、国際バカロレアでは、『根拠があれば、それは1つの答えである』という考えです。 だから『自分の意見はどうなの?』『なぜ?』というところを重視しているのです」 国際バカロレアでは、先生は「教える」というよりも、生徒と共に学ぶ「学習者」であり、授業はあくまでも子どもが主体。 子どもが自分の頭で考え、決断し、行動できる力を伸ばしていくという理念です。 考える力は、教えたり指示するのではなく、子どもに考えるきっかけを与えることで育めるのです。 では、子どもに「自分の頭で考える力」をつけてあげるために、親はどうやって考えるきっかけをつくってあげればいいでしょうか? 【その1】答えを教えない 子どもが何かを聞いてきたら、すぐに答えを教えずに「〇〇ちゃんはどう思う?」「なんでだろうね?」と問いかけます。 すぐに答えがわからないワクワク感が、子どもの考えるきっかけになるからです。 自分で考えようとしないときには、一緒に調べたり考えたりしてあげることで、ただ「答え」を教えるのではなく「学ぶプロセス」を体験させます。 【その2】質問させる 子どもにたくさん質問をしてもらいます。 質問したがらないときには、親のほうから「パパ(ママ)はこう思うんだけど、〇〇ちゃんはどう思う?」などと質問してみます。 子どもは親を手本に言葉の使い方を覚えていきます。 たくさん質問する子どもは、親も子どもにたくさん質問をしているという調査結果もあります。 【その3】あえて反論をする ディベートや議論を活性化させる手法で、「悪魔の代弁者」という役割をつくることがあります。 これは多数派に対してあえて反論する役割で、子どもに対しても、考えを深めるきっかけをつくれます。 子どもの発言に対し、「それって本当かな?」と切り出し、あえて真逆の意見をぶつけてみるのです。 【その4】自分でルールを考えさせる 子どもが親の言うことを聞かないのは、納得できていないからです。 「〇〇しなさい!」という命令に効果がないときには、それも思い切って考えるきっかけにしてしまいます。 親の希望を伝えつつ、賛否両論を考えさせるのです。 たとえばゲームばかりしているときは、「目が悪くなるから心配だ」「〇〇ちゃんの話を聞く時間が少なくなるので悲しい」といった親の気持ちを伝えつつ、子どもには、ゲームをすることのメリットとデメリットを挙げてもらいます。 そのうえで、どういうルールにするのがいいか、自分で考えさせます。 このプロセスには時間がかかりますが、命令して強制するよりも、子どもが納得したうえでルールを決めたほうが行動は変えやすくなります。 (本原稿は、からの抜粋です).

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ふれあい遊び

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同世代の友だちと遊ぶことで、子どもは自分の思い通りにいかない状況や競争、言い合い、殴り合い等のトラブルを経験します。 見ている親は介入したくなりますが、そこはぐっとこらえるべき。 トラブルを自分たちで解決できてこそ、学べることがあるからです。 大人に解決してもらうのが当たり前になってしまってはいけませんね。 「どうしたらうまく話し合いが出来るのか。 」「こういうタイプの子にはどう接したらいいのか。 」等、社会に出てから生きるスキルを学べる場は、友人間です。 幼い頃は一緒についていって、「こう言ったら良いよ。 」とのアドバイスをしても構いません。 小学校に上がったら、思い切って子どもたちだけに任せみましょう。 たまに、様子を聞いたり観察したりして状況を把握しておくことです。

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「自分の頭で考えられる子」の親がしている4大習慣

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やまぐち・はじめ 桜美林大学リベラルアーツ学群教授 1967年静岡県生まれ。 早稲田大学人間科学部卒業、同大学大学院人間科学研究科修士・博士課程修了。 聖徳大学人文学部講師などを経て、2008年より現職。 専門は健康心理学、身体心理学。 臨床発達心理士資格取得。 最新刊『幸せになる脳はだっこで育つ』など、著書多数。 生物の進化の過程をみると、約40億年前、地球に最初の生物が誕生して以来、脳をもたない体だけの生物の時代が長くつづきます。 この間、脳がなくても生きられたのは、細胞膜という皮膚が周囲の状況を感知するなど、脳の働きも兼ねていたから。 皮膚はいわば、「露出した脳」だったのです。 そのうちに神経の塊から核ができ、その一部が脳となって全身を統括するようになったのが、五億年ほど前のことです。 生物はまず、長い年月をかけ、さまざまな環境に合わせて体を進化させ、しっかりとした土台をつくりあげてから、ようやく心や脳の発達をはじめたというわけです。 また、脳自体の発達の歴史をみても、初期の生物には「爬虫類脳」といわれ、生命維持を司る脳幹しかありませんでした。 その後、脳幹の上に「旧哺乳類脳」という旧皮質ができて五感や快不快を感じる機能が備わり、その上に「霊長類脳」という新皮質ができて知的活動ができるようになりました。 このように生物の進化も脳の発達も、体から心、そして頭という流れになっています。 子どもの成長も同様で、体づくりが最優先。 その後に心や頭の成長が続くのが自然な流れです。 とくに新生児は触覚や皮膚感覚から発達します。 実は触覚の発達は胎児のときからはじまっています。 人間にとって基礎となるもっとも重要な部分だからでしょう。 皮膚感覚を育むにはいろいろなものに直に触ることが大切です。 とくに自然のものに触れてほしいです。 人工物や工業製品はどれも触り心地がよく画一的ですが、自然のものには二つとして同じものがなく、手触りも多種多様です。 さまざまな感触を体感することが感性を豊かに育みます。 たとえば、「ザラザラした土」と言葉だけで教えられても正しくイメージできませんが、触ってみればすぐわかります。 体感が大切なのは学習も同じです。 小さな子どもにも英単語や九九を教え、暗唱させることは可能ですが、中身を本当に理解できているのか、必要なときにその知識がいかせるのかというと疑問です。 自らの知的好奇心にもとづいて意欲的に学んでこそ、身につくものです。 頭でっかちでなく、体も心もバランスよく育てるには、まずは露出した脳である皮膚を、さまざまな情報や知識をしっかり体感し吸収できるように発達させることが大切です。 毎日のスキンシップで子どもの肌を十分に刺激し、皮膚感覚を活発化してあげましょう。 愛着関係を育むホルモン、「オキシトシン」 生物のなかでも哺乳類はスキンシップが多いのが特徴です。 生後間もない赤ちゃんを舌で舐めるのは全身に刺激を与え、毛づくろいはコミュニケーションの手段とも言われます。 私たち人間も抱っこすることで赤ちゃんの心を安定させたり、脳の発達を促しています。 スキンシップは子どもの心身の発達に大きな意味と役割をもつことが知られています。 「愛情ホルモン」とも呼ばれる物質で、リラックスした気持ちで肌を触れ合うことにより、双方の脳内に分泌します。 たとえば親子なら愛着関係を深めるとともに、それぞれにも嬉しい効果があるとわかってきたのです。 たとえば、子どもにとっては記憶力がよくなり学習効果を高めたり、ストレス耐性を強めるという効果がみられます。 しかも、脳がもっとも発達する生後一年ほどの間にオキシトシンの影響を十分に受けると、脳自体がオキシトシンを出しやすいように変わるので、記憶力がよい、ストレスに強い、といった効果が一生続きます。 幼い頃のスキンシップが、その後の脳の成長や能力、性格などに大きな影響をおよぼすのです。 この時期にはとくに意識して触れ合い、働きかけてあげましょう。 「抱きグセがつく」と心配されるお母さんもいますが、子どもが抱っこを求めるのは自然な欲求、健全に育っている証拠です。 ちゃんと応えてあげないと子どもの心に空白が残り、かえっていつまでも母親にまとわりつきます。 必要な時期に十分な触れ合いがあった子のほうが自立的に育つという調査データもあります。 逆に、スキンシップが少なかった子は攻撃的で衝動性が強いといった傾向もみられます。 スキンシップは生後一年以内がもっとも効果的ですが、オキシトシンは触れ合えば出ますから手遅れということはありません。 ただ、2~3才頃は自我が芽生えてきますから、親が追いかけてまで行うことはなく、手や背中への軽いタッチや、子どもの求めに応じて膝に乗せるくらいでいいでしょう。 思春期になるとかなり難しいとは思いますが、親子間のコミュニケーションを保つ上でも、たとえば褒めるときに頭をなでる、握手をするなど少しでも触れ合う機会をもちたいものです。 山口さんが主宰する、自閉症児のためのタッチセラピー講座の様子 親にもメリットがあるスキンシップ。 父と母に役割分担 オキシトシンは親の側にも安らぎやストレス解消といった恩恵を与えてくれます。 おもしろいのは両親では触り方によって分泌量が異なることです。 母親は子どもに優しく触れたり抱っこで分泌しますが、父親の場合は優しく触れてもあまり出ません。 体を動かしながら少し刺激的な触れ方のほうが出るのです。 「お母さんは優しく、お父さんは元気に」。 それぞれが自然なかたちで子どもと触れ合えばいいのです。 母親は子どもをぎゅっと抱きしめたり、寝る前になでてあげるなど安らぎのスキンシップが効果的です。 父親にすすめたいのは体遊びを兼ねたスキンシップです。 子どもの年令に合わせて、肩ぐるまやお馬さんごっこなどはいかがでしょう。 私にも10才と4才の女の子がいますが、たとえば、両手をつなぎ合い、私の体に脚で登らせたり、こちょこちょ遊びなどもよくやります。 子どものためとはいえ、私自身も童心に返れるし、ストレス発散にもなるので楽しんで触れ合っています。 それから、母親のスキンシップは子どもの情緒を安定させ、父親が行うと社会性の高い子に育ちやすいという傾向もみられます。 やはり子育てには両親の役割分担があるようです。 左:親側の反応 : 子どもと10分間遊んだときの、父母それぞれのオキシトシン分泌量とあそび方の関係 右:子どもへの影響の違い : 1才になる時までの父母それぞれのスキンシップ量に対する、子どもの情緒安定性(左)と社会性(右)の関係 短時間でも大丈夫「ちょい抱き」のすすめ 最近はベビーカーや海外製の抱っこひもで外出する親子をよく見かけます。 でも、実はこれ、親と子の距離が離れています。 親は楽かもしれませんが、スキンシップという面からみると効果的ではありません。 むしろ、昔ながらのへこ帯を使ったおんぶのほうが、肌が密着してよいスキンシップになります。 子育て支援のスタッフなどを対象に正しい抱っこや上手なおんぶの仕方を教えています。 子どもには母親が生身でしっかりと関わってあげることが大切です。 「愛しているよ」と100回言うよりも、ぎゅっと1回抱きしめてあげるほうが何倍も効果的です。 赤ちゃんや幼児には言葉の意味はよくわかりません。 でも、抱きしめられたときの温もりは体の感覚として理解でき、心が安らぐのです。 最近は働くお母さんも多いので難しいと感じる方も多いかもしれませんが、実は「ちょい抱き」でも十分効果があります。 一時間に一回程度、子どもの目を見ながら優しく抱っこしてあげると、10~15分ほどで子どものオキシトシン分泌量がピークになり、その後しばらくは触れなくても大丈夫です。 そして、オキシトシンが減ってくる一時間後くらいに再びちょい抱きしてあげれば、オキシトシンが高い状態を維持できます。 帰宅後に「ちょい抱き」の時間をもちましょう。 短時間でも心をこめた密度の濃い触れ合いならきっと子どもに伝わります。 肩ひじ張らず、でもしっかりと、日々の暮らしに親子のスキンシップを取り入れてください。 「きずなホルモン」とも呼ばれる。 近年の研究では自閉症の治療などにも効果を示している。 山口さんも最近、自閉症児にタッチセラピーを行うことでオキシントンの分泌を促し、自閉症の症状を軽減させる実験に取り組んでいる。 もう一方は交感神経で、運動中など体を活発に活動させるときに働く。 この記事は、あそびのもりVol.

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