ある日お姫様になってしまった件について 7話。 FLOSコミック祝創刊2周年フェア開催中!!

ある日、お姫様になってしまった件について 2 (フロース コミック)

ある日お姫様になってしまった件について 7話

ある日、お姫様になってしまった件について25話ネタバレ 「私とダンスの練習しよ!」 「ヤダ」 ルーカスはリンゴを齧りながら、即答します。 「やっぱりデビュタントの時パパと踊ることになりそうなの」 (今は興味ないフリしてるけど) 「だけど身長が合わないでしょ?ハイヒール履くだろうけど、踊ってる時に足踏んじゃったらどうしよう」 「で、俺が大人の姿に変身して練習相手になれって?」 「うん!あの時お兄ちゃんとパパの身長同じくらいじゃなかった?違っても同じくらいに変身できるでしょ?」 「なんで俺が…」 「世界一最強の能力者で、宇宙最高の美少年天才魔法使いのルーカス様!ダメかな?ね?」 「……俺は忙しいからこれで練習しな」 「うわっ!!何よこれ!」 アタナシアの前に現れたのは、人間サイズの紙人形です。 「いっつもゴロゴロしてるくせに何が忙しいのよ!」 「俺は毎日息するのに忙しいんだ」 「どうせ作るなら、目口鼻くらい描いてよ」 大人しく紙人形と練習するアタナシアを、ルーカスはソファーに横ばいになって見つめます。 「うわっ!」 不意に足をとられて、床に倒れこむアタナシア。 「床掃除してんの?面白いか?」 「何これ!ペラペラじゃん!関節もないし!倒れても掴んでくれないし!ぐにゃぐにゃしてるし変だよ!それにのっぺらぼうみたい!」 「めっちゃディスってんな。 こいつ傷つくよ」 「えっ、ただの人形じゃないの?言葉わかるの?」 「わかるわけないだろ」 からかうルーカスにイラッとするアタナシア。 「本当の人間みたいな人形は作れないの?」 「俺にできないことがあると思うか?」 「じゃあ作ってよ。 できたらカッコイイ人形さんね」 「ヤダね」 「なんで嫌なの?」 「さあな。 なんでかわかんねーけど、気分悪いからヤダよ」 「いっそフィリックスに練習相手になってもらった方がマシね」 「お前意外と鬼だよな。 あの騎士を袋叩きにして殺す気か?」 「はぁ疲れた。 そういえばイゼキエルが帰ってきたみたいだよ」 「イゼキエル・アルフィアス?」 (アルランタの学術院を首席で早期卒業してきたそうだ。 すごいなぁ) 「6年経ったけど、どう成長したか気になるな」 (だけど私だって今まで遊んでばかりだったわけじゃないし) 「お前もあのシロの息子に興味あるのか?」 「もちろん!この6年間、事あるごとに思い出してどれだけ辛かったことか!」 (私の黒歴史!あの日以来、私がこの数年間一生懸命勉強した量を考えたら…) 「そんなに気になるなら、直接見て来いよ。 早く言えばよかったのに。 俺にとってはそんな難しいことじゃないからさ」 どことなく含みのある表情でルーカスは言うと、すぐに場面が切り替わりました。 大空の下にさらされたアタナシア。 「ヒマしてたからちょうどよかったよ。 そんじゃ楽しんで来いよ」 アタナシアは状況を理解して、途端に青ざめます。 (この…) 「このサイテーヤロォォォー!!」 急降下するアタナシアでしたが、落下の直前に抱き留められます。 「…大丈夫ですか?」 横抱きする形でアタナシアを受け止めたのは、成長したイゼキエルでした。 「お会いするたびに僕を驚かせてくれますね。 会いたかったですよ、天使様」 イケメンに育ったイゼキエルに、思わず固まるアタナシア。 (イゼキエル?あの時の可愛さはどこへ!?) 25話はここで終了です。

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『ある日、お姫様になってしまった件について』1巻のネタバレ!

ある日お姫様になってしまった件について 7話

悲運の王女アタナシアの皇居生存記! 天涯の孤児で薄幸な人生を生きてきたイ・・ジヘ、ある日目を覚ましたら、小説「愛しきお姫様」のアタナシア王女として目覚める。 きわどい状況の中で、賢く逆境を乗り越えていくアタナシア。 アタナシアの皇居生存期が今始まる。 5章 その父、クロード 1 第3章 あなたは誰ですか? 第4章 猫も命が九つなのに、なぜ私は一つだけなの 第4. 5章 その父、クロード 2 第5章 ロマンス小説の男の主人公はやはり一味違っていた 第6章 波乱万丈デビュタント 第6. 5章 それぞれの事情 第7章 まさかこれはグリーンライトですか? 5章 孤独な黒いオオカミ・ルーカスを触らないでください 2巻 第8章 特報! 黒い塔の魔法使いが現れた! 第9章 ちょっとだけ、さようなら 第10章 悪夢 第10. 5章 宴会の後 第11章 さようなら、お父さん 第11. 5章 その父、クロード 3 第12章 どうしても小説の中国のサブ男に会ったようです 第12. 5章 それぞれ眠れない夜 第13章 帰還 第13. 5章 そのお姫様を触れないでください 第14章 15歳の最後、そして17歳 第14. 5章 それぞれ変化する心 3巻 第15章 再び会ったサブ男、万感が交差する狩猟大会 第15. 5章 ゼニットと黒い塔の魔術師 第16章 物語のクライマックスが近づくと 第16. 5章 舞台上のマリオネット 第17章 世の中のすべての話には終わりがあるということです 第17. 5章 愛しいお姫様はどこに 第18章 美しい童話の中の主人公ではないが 外伝1 18歳でも相変わらず喧々囂々精神のない一日 外伝2 不思議の国のお姫様になりました 外伝3 ルーカス 作家後期.

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ある日、お姫様になってしまった件について 1巻 AKIKO

ある日お姫様になってしまった件について 7話

ある日、お姫様になってしまった件について24話ネタバレ 「俺の娘とは」 たくさんの人々が集まる会場で、イゼキエルとイゼキエル父に挟まれて現れたジェニット。 クロードに臆することなく、ドレスの裾を持ち上げて頭を下げます。 興奮気味にチラリと覗き見たクロードは冷たい瞳を浮かべていて、思わず怯えるジェニット。 しかし興味を抑えきれないのか、再び顔を上げては怯えるといった行動を何度も繰り返します。 「…面白い」 口元に笑みを浮かべたクロード。 「詳しい話は謁見室で聞くとしよう。 俺は戻る」 マントをはためかせながら、その場を後にします。 「もっと背筋をまっすぐ伸ばしてください。 誰が何と言っても、今日の主人公はジェニット姫あなたです」 そうイゼキエルがジェニットに声をかけます。 (敬語…) 困惑するジェニットに差し出されたのは、イゼキエルの左手。 「手を」 そんな二人の様子を遠くから見つめる影が一つ。 「新しい姫だなんて。 面白くなりそうだな」 貴族達の中で、一人佇むアタナシア。 「真っ青な顔見ろよ」 「可哀想だからやめましょ!」 「面白いこともなさそうだけど、皇帝がアタナシア姫のエスコートさえしてないぞ」 「デビュタントなのに…」 『ジェニットはみすぼらしい姿でぽつんと残った自分と腹違いの姉妹が気になった。 しかし、彼女のためにできることはなかった。 ジェニットは赤い絨毯を踏み、彼女が元々立っているべき場所に一歩踏み出した。 アタナシアはスカートの裾を持ち、見事にダンスの最後を決めます。 「本当に姫様のダンスは非の打ち所がありませんわ。 お手本として披露したいくらいです。 どうしてこんなに妖精のように軽く、そして優雅に動けるのでしょう!」 アタナシアのダンスに感激する女性講師。 (そりゃ私に妖精の血が流れてるからね) 「姫様のお母様が踊り子だったことが、こういう時は役に立ちますね」 「…先生が教えてくださった通りに一生懸命踊っただけです」 (またか。 先生は私の出生に汚点があるのだと一言付け加えたがる。 毎回毎回ママの話を挟まなきゃいけないの?) ダンス練習を終えて、ドレスを着替えたアタナシア。 「パパ!」 アタナシアはクロードの元へ一目散に駆け寄り、抱き着き頬にキスをします。 「今日も会いたかったよ!」 「走るなって言っただろ」 「エヘ」 「それで最近は倫理学の時間が一番楽しいの。 あとダンスの先生はね、私が踊るためにまるで…」 食事をしながら瞳を輝かせて話すアタナシアを、クロードはじーっと見つめます。 (まるでママを…) ハッとするアタナシア。 「まるで妖精みたいだって!へへ」 「フォンパドュ夫人は普段からバカげたことをよく言うから、聞き流せ。 そういえば、もうすぐ誕生日だな」 思わずフォークを持つ手がピタリと止まるアタナシア。 (私の誕生日。 そしてママの命日。 7歳の誕生日にクロードが初めて尋ねてきた) アタナシアはクロードとの過去を思い返します。 「欲しいものはあるか?」 「え~と、私にチョコをくれてたメイドたち?」 「姫様。 姫様がわたしたちを覚えていらっしゃったなんて」 大量のチョコを背後に目を潤ませているのは、かつてのメイドであったハンナとセスです。 (現実では孤児だったし、フィリックスとリリーもその日だけは盛大に祝うことができず、それまで誕生日をまともに祝ったこともなかったのに、クロードからプレゼントをもらうなんて…) 大量のチョコを見て、アタナシアは驚きます。 (ちなみに、チューに目覚めた(?)のは9歳の誕生日だった) 「面倒だからお前が持ってろ」 そう言ってクロードが放り投げたのは、宝物庫のカギです。 「パパあああああ!」 感激からクロードに飛びつき頬にキスすれば、驚愕に満ちたクロードの顔。 (まるでこんな顔だったな。 小説の中でアタナシアの悲劇が始まったのは9歳でクロードに出会ってからだけど、アタシは最高の9歳を過ごしてたわけ!!) 「今回も欲しいものがあれば言ってもいいぞ。 それか、して欲しいこととかな」 「パパがくれるプレゼントなら全部嬉しい!」 「別に欲しいものがない?」 「うん!」 「……」 (あれ何か変な反応?) 「パパと一緒にいるだけでも嬉しいよ…エヘ」 「……早く飯を食べろ」 (何なの??) 「陛下がプレゼントについてお尋ねしませんでしたか?」 中庭にて、フィリックスは笑顔でアタナシアへ尋ねます。 「欲しいものはお伝えしましたか?」 「ただパパがくれるものなら全部嬉しいって」 「でも他に何か欲しいものはございませんか?」 (宝石はもう十分だし、宝物庫のカギも多いし、私専用の図書館も建ったし、バラの花園は4ヶ所もできたし、ドレス、アクセサリー…) 「えーん、よくわかんないよ」 (なんて贅沢な悩みなの?) 「ひ…姫様のデビュタントまであと少しですが、デビューダンスはどうなさるおつもりですか?」 デビュタントのデビューダンス 普通の貴族は家で決めた婚約者と、それか未婚の実の兄や従兄弟など近しい者と踊るのだ 「フィリックスと一緒に踊ればいいんじゃない?」 盛大にむせるフィリックス。 「わっ私が姫様とデビューダンスだなんて」 「あっ嫌なら…」 「もちろん光栄です!」 (公爵家、ロイヤルガード、未婚、イケメン、原作でアタナシアがエスコートしてくれる人がいなくて途方に暮れていたのを考えたら、今はなんて素敵なことか) 「いえ、しかし私がそんな恐れ多い。 あの、ですから、私よりもっと適したパートナーが!!いるのではないでしょうか?」 (ここまで嫌がるなんて) 身振り手振りでパートナーを回避しようとするフィリックスに、アタナシアはショックを受けます。 「わかったよ。 まだ数ヶ月あるからもっと考えてみる」 フン、とフィリックスに背を向けるアタナシア。 「よくお考え下さい…」 * 「お前バカか?どう見ても、お前のパパがお前とデビューダンスを踊りたがっているのだろ」 呆れ気味に言うのは、ルーカスだった。 「ええ?知らないみたいだけど。 デビュタントでは普通お父さんと踊らないよ」 「たま~にあるじゃん、そういうこと。 みんなダサいと思ってやらないらしいけど、お前ってパパに関することにはニブイよな。 だからお前のパパがそのダサいことをしたがってるんだって」 「ええ???」 「一体何を勉強してんだよ?こんなにニブイくせに」 (は??) ホントに?と考え込むアタナシア。 「だから俺が言っただろ。 お前のパパは、想像以上にお前のことが大好きなんだって」 (クロードが私のデビュタントで、私とデビューダンスを?) * 「パパ」 晴れた日。 中庭で優雅にお茶を飲んでいたクロードは、横目でアタナシアを見やります。 「もう少しで私の誕生日だよね。 デビュタントもあるし。 実はそれで、誰のエスコートを受けたいか考えてみたんだけど、大切な日だから仲のいい人にお願いしたいんだけど…」 チラッとフィリックスに目配せするアタナシア。 フィリックスは「姫様まさにそれです!」と両手を握ります。 「フィリックスがぴったりじゃないかな?」 ヘッ!?と衝撃が走るフィリックス。 「パパはどう思う?」 クロードはティーカップを置いて、口を開きます。 「フィリックスか、悪くない」 「やっぱりそうだよね?」 「お前の好きなようにしろ」 「うん。 実は昨日聞いたんだけど、フィリックスもふさわしい人がいなければいいって言ってたんだ」 「ひ…姫様。 陛下、大変恐縮ですが私は…」 「ちょうどよかったな。 この間フィリックスがお前のデビュタントについて話をしていたぞ。 たった一度の大切な日だからこそ、エスコートは心血を注いで決めるべきだと主張してたな。 だからフィリックスも選ばれて嬉しいはずさ」 「へ…陛下」 トゲのあるクロードの言い様に、フィリックスの顔は真っ青です。 「だがその顔はどうした?あまり嬉しそうに見えんな」 「もちろん代々受け継ぐ家門の誇りだと考…はっ陛下!そうではなく」 眉間に皺を寄せるクロードを見て、アタナシアはルーカスの言葉を思い出します。 「お前のパパは、想像以上にお前のことが大好きなんだって」 (私から見ても、それなりに大切にされてるって思ってたけど…) その時、ゴーン、と鐘の鳴るような音が響きます。 (あれ?何の音だろ?) 鳴り続ける鐘の音。 (何って、私の運命が開花した音でしょ!!) 24話はここで終了です。

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