レオレオ。 レオ・レオニ おすすめランキング (44作品)

レオ・レオニ

レオレオ

送る 小さな黒い魚が主人公の絵本『スイミー』。 小学校の教科書で読んだことがある方も多いでしょう。 作者である レオ・レオニは生涯で40冊近くの絵本を残しています。 それらは、子どもにはもちろん、大人になった今手にとっても魅力的です。 可愛らしいお話に潜む世界観はとても深く、アート性に富んだ数々の絵はオリジナリティ溢れ、私たちの記憶に残ります。 そんな色褪せないレオ・レオニの世界を改めて見ていきましょう。 レオ・レオニについて レオ・レオニは1910年5月5日生まれ(こどもの日ですね!)。 オランダで生を受け、 オペラ歌手の母とアートコレクターの叔父たちの影響で、芸術が身近な環境で育ちました。 オランダ王立美術館でデッサンするなど絵の勉強もしています。 その後、ベルギー・ブリュッセル、アメリカ・フィラデルフィア、イタリア・ジェノバなどを転々とします。 イタリア時代には、ナチスの影響で閉鎖されたバウハウス(ドイツの美術・工芸学校)のアーティストたちをイタリアに呼び寄せ助けたりもしています。 ユダヤ人であった彼は、その後イタリアのファシズム台頭をきっかけにアメリカに亡命。 フィラデルフィアで広告代理店、ニューヨークではグラフィックデザイナーや美術学校講師などで活躍した後、 49歳の時『あおくんときいろちゃん』で絵本デビュー。 これはお孫さんのために作ったものでした。 52歳で再びイタリアに戻り、イラストレーターや彫刻の仕事をしながら絵本制作を続けました。 経歴からも彼は生粋のアーティストであることがわかりますね。 レオ・レオニの世界観とその魅力 半世紀にもわたって愛され続ける彼の絵本の魅力はどこにあるのでしょうか。 大きく2つの側面が挙げられます。 【魅力1:アート性の高い絵】 それは、まず「絵」にあります。 水彩、色鉛筆、コラージュなど様々な手法を駆使して創り上げた作品は味わい深く、自然な色調がそれにマッチしています。 それでいて、ねずみやさかなの愛嬌あるキャラクターはこども心を掴んで離さない可愛らしさ。 絵本に抽象表現を取り入れたのは彼が初めてだそうで、唯一無二のオリジナリティによってキャラクターたちは子どもの想像力を刺激し、心に刻まれるのです。 一枚一枚からイマジネーションは広がり、ほんわか優しい気持ちにさせられる彼の絵は、時代を超えて愛されています。 【魅力2:読むたびに深まっていく世界観】 レオ・レオニの絵本の最大の特徴は 彼の人生哲学がどの本にも潜んでいることです。 3冊の絵本とともに、その魅力をお伝えします。 『スイミー 小さなかしこいさかなのはなし』(好学社) レオ=レオニ/作 谷川俊太郎/訳 家族は皆赤いお魚なのに、一匹だけ真っ黒のスイミー。 このシチュエーションだけでいじめられる展開が頭に浮かびますが、レオ・レオニはそういうストーリーにはしませんでした。 家族がいなくなって一匹になっても生き抜こうとする強さ、新しい仲間の中で力を合わせることを説く優しさ、自分の特徴を生かす道を見つけ実行する賢さと勇敢さ。 理不尽な世の中にあっても前向きに、自分を素直に見つめ考え成長していく物語は、こども心にも無意識に彼の思いが伝わるものでしょう。 『フレデリックーちょっとかわったねずみのはなし』(好学社) レオ=レオニ/作 谷川俊太郎/訳 冬に備えてせっせと食べ物集めに勤しむ仲間を尻目に、働かずぼーっとしているフレデリック。 「お日様や色やことばを集めているんだ」と言います。 そんな彼に仲間はちょっと怒り気味です。 冬になり蓄えた食べ物も尽きかけ皆の心が荒んできた頃、 フレデリックは集めた「光」や「色」や「ことば」を語り始めます。 目を閉じて聞く仲間たちの心はどんどん癒され満たされていくのです。 『ペツェッティーノーじぶんをみつけたぶぶんひんのはなし』 レオ=レオニ/作 谷川俊太郎/訳 主人公はなにか四角いもの、名前は「ぺツェッティーノ」。 最後にぺツェッティーノは叫びます。 「ぼくはぼくなんだ!」レオ・レオニの話の中でも特に哲学を感じる作品です。 可愛らしいキャラクターが出てこない分、 アート性も高く、子どもの想像性を高める素晴らしい本だと思います。 プロテニス選手である大坂なおみ選手もおっしゃっていた 「自分は自分」という人生で一番大事なこと(アイデンティティー)に気づかせてくれる傑作です。 *** レオ・レオニの作品は、いつまでも手元に残しておきたい絵本たちです。 子どもの時は単純に可愛い絵を楽しめばいいと思います。 文字が細かく多いものもあるので、お子さんが小さいうちは読み聞かせに最適、小学生になれば自分で読むのにいいでしょう。 時間が経ち大人になって読むと、レオ・レオニの哲学に気づき新鮮な思いになります。 一生の宝になる一冊をぜひお子さんと見つけてください。 折しも、2018年夏から2020年春までが日本全国を巡回中。 貴重な原画などを見ることができる絶好の機会となりそうですね。 (参考) Wikipedia| Internet Museum| KARUIZAWA NEW ART MUSEUM| AIGA the professional association for design|.

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「スイミー」などで知られるレオ・レオニの生涯と作品達

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レオ・レオニをご存知ですか?きっと絵本を読むことが多いパパやママには馴染みのある絵本作家かもしれませんね。 レオ・レオニを知らなくても、「スイミー」と聞けば、ピンとくる方も多いはず。 詩人・絵本作家・翻訳者である谷川俊太郎訳で、小学校の教科書でも登場する、小魚が大きな魚に立ち向かう感動的な絵本のお話です。 レオ・レオニは、そのスイミー生みの親で、イラストレーターでもある絵本作家です。 そんな彼は、「スイミー」以外にも素敵な作品を数多く現在に残しています。 どれも心に深く響く寓話のような絵本ばかりです。 そんなレオ・レオニの絵本の世界を、お子さんと一緒に楽しんでみませんか?今回は、レオ・レオニのおすすめ絵本と素敵なグッズをご紹介します。 どのような絵本があるの? レオ・レオニの作品には、小さくてかわいらしい主人公がたくさん出てきます。 それらの主人公は、みんな自分らしさとは?と悩み、自分自身を探し求めています。 「あの子は大きいのになぜ僕は小さいのだろう」「あの子はきれいなのに僕は何でこんな地味なのだろう」と、ついつい他人と自分を比較してしまいがち。 でも、最後には自分は唯一無二の存在だと気づき、幸せを感じることができる内容です。 「絵本」と聞くと、子ども向けだと思うかもしれませんが、大人が読んでも心が豊かになる絵本が多いのも特徴です。 レオ・レオニは、自分の存在を認めて他者とともに認め合う事の大切さを、絵本を通して私たちに教えてくれます。 レオ・レオニの絵本を読んでいるだけで、自分や他者の尊さに気づくことができますよ。 あらすじ 出典: あおちゃんときいろちゃんは仲良しのお友達。 いつも一緒に遊んでいます。 ある日、ママがお買い物に出かけている間に、あおくんはきいろちゃんと遊びたくなって、お家を飛び出してきいろちゃんを探しに行ってしまいます。 きいろちゃんと会って遊ぶ事ができたあおくん。 ところが家に帰ってみると、あおくんはみどりくんになっていました。 同じく、あおくんと遊んでいたきいろちゃんもみどりになっていました。 お互いの親から、自分の子どもではないと追い出されてしまったあおくんときいろちゃん。 途方に暮れて泣き出してしまい、泣いているうちにお互い元の色に戻る事ができ、無事両親のもとへ帰ります。 心配していた両親は帰ってきた子どもたちに大喜び。 抱きしめあっているうちに互いが緑色になっていることに気が付くのでした。 あらすじ 出典: 農村の納屋付近の石垣に住んでいたねずみたち。 ある日お百姓さんが引っ越してしまい、食料が少なくなってしまいました。 冬が来る前にみんなせっせと食料を確保しますが、ちょっと変わり者のねずみのフレデリックだけは、何もせずになんだかボーっとしているように見えます。 仲間のねずみたちはそんな彼に質問をします。 「なぜ働かないの?」するとフレデリックは答えます。 「色を集めているんだ。 冬は灰色だから」と答えます。 意味の分からないことを言うフレデリックを、みんなはただ怠けているとしか思えません。 そして、とうとう冬が来ました。 食べ物がなくなり、ねずみ達は暗い気持ちになっていきます。 そして、平等に食料を与えられていたフレデリックに嫌味な質問をします。 さて、その質問に対するフレデリックの答えとは…? あらすじ 出典: 生まれた時から二足歩行ができるワニのコーネリアス。 草むらの向こうも見る事ができます。 仲間のワニはみんな地面を這う普通のワニ。 コーネリアスが立って得た知識を仲間に伝えても、「それが、どうしたっていうのさ?」とつれない反応。 みんな、コーネリアスに冷ややかです。 嫌味を言われて怒ったコーネリアスは、川岸の向こうのサルの住むところへ行き、ある技を教えてもらいます。 一生懸命練習したコーネリアスは、やがてできるようになりました。 そこで、川岸のもとのワニたちのもとへ帰ってきたコーネリアスは、みんなに技を披露します。 しかし、みんなの反応はまたしても冷ややかでした。 がっかりしたコーネリアスは、再びサルの元に行こうと歩き出します。 しかし仲間のほうを振り返ると… この絵本のおすすめポイント 小さな子どもにはコーネリアスの行動が面白く、大人の我々には這いつくばっているワニたちの嫉妬心むき出しなセリフに、共感できるのではないでしょうか。 何でもできて頭のいい人は、いつの時代も憧れの存在。 でも、そんな人ほど好奇心旺盛で、陰で努力をしていて、童心を持っている…だからこそ、いろいろと素直に受け入れることができます。 それを、現状に甘えて何もせず、「私はあの人とは違うから」と、できないと思い込んで関心の無いふりをする大多数の人々。 でも、結局はうらやましい気持ちが勝って、一生懸命逆立ちの練習を始めてしまう…なんとも滑稽ですよね。 良いものを素直に受け入れて、努力することの大切さに気づかせてくれる絵本です。 最後の一文が、きっと読む人の心を揺さぶるでしょう。 この絵本のおすすめポイント この「ペツェッティーノ」という言葉はイタリア語で、小さな部品・かけらという意味です。 彼は、小さな何の取り柄もない部品と思い込んでいました。 それは周りに立派な者や優れた者、優秀な者が多くあったからです。 つまり自分に自信が持てなかったのです。 そんな彼らと自分を比較して、自分が取るに足らないちっぽけな者だと劣等感を抱いていたのです。 しかし、旅をしているうちに、自分だって唯一無二の存在だと気づくのです。 抽象的で少し難しい内容ですが、実は奥が深くて味わい深い絵本です。 小さい子どもは、パーツのカラフルな絵や、冒険・出会う者たちにわくわくするかもしれません。 読むたびに解釈が変わり、大変奥が深い絵本です。 特に自分に自信がなくなった時や、道に迷った時など、この絵本を読むとペツェッティーノの悩みが自分と重なり、励まされます。 この絵本のおすすめポイント このタイトル「さかなはさかな」にすべての意味がつまっていると思います。 そうなのです。 さかなはさかな以外の何ものでもなく、かえるではないのです。 まねをしようとしても、かえるのように生きていくことはできませんよね。 子どもが読んでも、大人が読んでも印象的な話です。 レオ・レオニの作品の多くは、子どもへも大人へも、メッセージを投げかけてくれます。 子どもの時にこういった作品に出会うと、人生の途中で迷った時・立ち止まった時に思い出して、また前へ進める力になるかもしれません。 自分の個性を受け入れるまでを描いた、「自分は自分。 ありのままの自分でいいんだ」と自信を持たせてくれる作品です。

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「スイミー」などで知られるレオ・レオニの生涯と作品達

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作者 レオ・レオニ 小さい魚が集まって大きな魚に立ち向かうお話は、多くの人の遠い記憶にあるのではないでしょうか?それは「スイミー」という絵本のお話で、作者はレオ・レオニという世界的なアーティスト。 レオ・レオニは子供のための絵本を沢山生み出しました。 現代美術アーティストとしても有名なレオ・レオニの世界をご紹介いたします。 レオ・レオニは1910年オランダに生まれました。 イタリアで暮らした後、米国に亡命し、イラストレーター、グラフィックデザイナーとして成功を収めます。 その後再びイタリアへ帰国し1999年イタリアのトスカーナで亡くなりました。 「スイミー」「フレデリック」「アレクサンダとぜんまいねずみ」3作品でカルデコット賞を受賞。 その他にも米国、ドイツなどで多くの賞を受賞しています。 ー 教科書にも登場 日本では、「スイミー」「フレデリック」「アレクサンダとぜんまいねずみ」などが、1977年から小学校2年生の多くの国語の教科書に掲載され、広く親しまれています。 ー たくさんの絵本 NYで第一線のグラフィックデザイナーとして活躍していた49歳の時、一緒に電車で移動していた孫のために作られたのが「あおくんときいろちゃん」。 これがレオニの最初の絵本となりました。 その後も「フレデリック」を始め数々の絵本を発表し、日本でもその多くが翻訳出版され多くの人に親しまれています。

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