ちょ っ こり さん キンプリ。 King & Prince(キングアンドプリンス)チケット掲示板

【マリみてSS(真美×祐麒)】ちょこりぃと

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ドリボは事前に手渡し、郵送等対応致します。 当方所持の嵐公演分は、全て20代〜30代女性名義、本人確認対応可能です。 交換でお譲りいただく分は会員証のみの場合でもお声掛けいただければと思います。 連絡先の交換、身分証の提示可能です。 こちらの掲示板では今まで大変お世話になっており、取引経験は多数ございます。 最後まで不安のないように誠実に対応致します。 大変難しいとは思いますが、お心当たりのある方、何卒よろしくお願い致します。 大変難しいかと思いますがお心当たりの方からのご連絡お待ちしております。 ご検討よろしくお願いします。 [譲]キンプリ札幌公演25日昼1枚FC枠 [求]キンプリ札幌公演24日夜、25日夜、新潟公演いつでも1枚 日程も近く大変難しいかと思いますが交換可能な方がいらっしゃいましたら連絡をお願い致します。 当方東京在住の30代社会人です。 よろしくお願い致します。 また、ご連絡先など交換可能な方に限ります。 詳しくはご連絡いただきましてご相談させてくださいませ。 ご希望であればちょこりさん(岸、永瀬) お譲り可能です。 どうぞよろしくお願いいたします。 交換できるチケットもなく、お譲りでの条件では難しいと思いますが、 どの公演でも大丈夫ですので、同行させて頂けないでしょうか。 ドタキャンなど、ご迷惑をおかけする様な事は致しません。 どうか宜しくお願い致します。

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キンプリショップ『King & Prince SWEET GARDEN』期間限定OPEN!!【詳細情報】

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即購入可能です。 コメント要りません。 全て配布可能なので1日でも6日分でも300円です。 購入後にメッセージ欄にてご希望日をお知らせください。 Say! Say! 購入してください。 コンビニ、郵便局受け取りは、ゆうゆうメルカリ便です。 [テスト用電池] [単4電池3本] 動作確認して発送しています。 【商品仕様】 ストラップ付 シャイニング 15色カラーチェンジ キンブレシート入ります 全長250mm 【カラーチェンジ順番】 1. ホットピンク イベントに持っていきやすい本体サイズ250mm! 多くのイベントでは長さの規制として一般的に全長25cm以内のペンライトを使用と明記されています。 あったら便利ストラップ付き! ストラップを付けることで落とす心配なく、ご使用いただけます。 キンブレ でんぱ組 ももクロ 底面についているスイッチを押すだけでスイッチONできます 2つのボタンでお好きなカラーを自由自在に操作可能 Bボタン1プッシュ15色カラーチェンジ(3秒づつ点灯) Aボタン1プッシュ1色常時点灯(お好きな色を選べます) AorBボタン長押し電源OFF Bボタン1プッシュで前のカラーへ戻れるので、カラー選びが簡単 キンブレやルミカライトではございませんが互換品として利用いただけます。 2枚目が裏です。 素人が裁断したものですので、多少のズレなどご理解頂ける方のご購入お願い致します。 +50円で匿名配送も可能です。 Say! 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JUMP 山田涼介 知念侑李 有岡大貴 中島裕翔 髙木雄也 伊野尾慧 八乙女光 薮宏太 岡本圭人 Kis-My-Ft2 藤ヶ谷太輔 北山宏光 玉森裕太 千賀健永 宮田俊哉 横尾渉 二階堂高嗣 Sexy Zone 佐藤勝利 中島健人 菊池風磨 マリウス葉 松島聡 A. group 正門良規 末澤誠也 草間リチャード敬太 小島健 福本大晴 佐野晶哉 Lilかんさい 西村拓哉 大西風雅 島崎斗亜 當間琉巧 岡﨑彪太郎 こちらは4枚の値段です。 基本的に綺麗ですが、年数経っているものもございますので、神経質な方はご遠慮ください。 2、青1、緑1、紫1、黄1の計7点" 1枚 +150円 送料手数料 2枚〜4枚 +100円 送料 5枚〜 送料無料 20枚以上の購入の場合、250円以上の写真一つ一つの単価を全て-20円ずつしますので、とてもお得になります。 さらに10. 30…枚時に1枚おまけ 好きなメンバーの入った公式写真集合か混合か単体かはランダムです を付けます。 おまけは状態が悪いもののこともございますのでご了承下さい。 他にも他メンバー. 混合の公式写真、フォトセット 、公式グッズなど出品しています。 まとめ買い検索の場合、こちらから私の出品物が出てくるかと思います。 例: はっぴー嵐 はっぴー大野 はっぴー櫻井 はっぴー相葉 はっぴー二宮 嵐 ARASHI 大野智 櫻井翔 相葉雅紀 二宮和也 松本潤 オフショット フォトセット Time ドリアラ dream A live in Dome こちらは3枚の値段です。 基本的に綺麗ですが、年数経っているものもございますので、神経質な方はご遠慮ください。 2、青1、緑1、紫1、黄1の計7点" 1枚 +150円 送料手数料 2枚〜4枚 +100円 送料 5枚〜 送料無料 20枚以上の購入の場合、250円以上の写真一つ一つの単価を全て-20円ずつしますので、とてもお得になります。 さらに10. 30…枚時に1枚おまけ 好きなメンバーの入った公式写真集合か混合か単体かはランダムです を付けます。 おまけは状態が悪いもののこともございますのでご了承下さい。 他にも他メンバー. 混合の公式写真、フォトセット 、公式グッズなど出品しています。 まとめ買い検索の場合、こちらから私の出品物が出てくるかと思います。 例: はっぴー嵐 はっぴー櫻井 はっぴー相葉 はっぴー二宮 はっぴー松本 嵐 ARASHI 大野智 櫻井翔 相葉雅紀 二宮和也 松本潤 オフショット フォトセット Time カウントダウンコンサート こちらは4枚の値段です。 基本的に綺麗ですが、年数経っているものもございますので、神経質な方はご遠慮ください。 2、青1、緑1、紫1、黄1の計7点" 1枚 +150円 送料手数料 2枚〜4枚 +100円 送料 5枚〜 送料無料 20枚以上の購入の場合、250円以上の写真一つ一つの単価を全て-20円ずつしますので、とてもお得になります。 さらに10. 30…枚時に1枚おまけ 好きなメンバーの入った公式写真集合か混合か単体かはランダムです を付けます。 おまけは状態が悪いもののこともございますのでご了承下さい。 他にも他メンバー. 混合の公式写真、フォトセット 、公式グッズなど出品しています。 まとめ買い検索の場合、こちらから私の出品物が出てくるかと思います。 例: はっぴー嵐 はっぴー大野 はっぴー櫻井 はっぴー相葉 はっぴー松本 嵐 ARASHI 大野智 櫻井翔 相葉雅紀 二宮和也 松本潤 オフショット ライブフォト 青空の下、キミのとなり カウントダウンコンサート 君と僕の見ている風景 endless game こちらは4枚の値段です。 基本的に綺麗ですが、年数経っているものもございますので、神経質な方はご遠慮ください。 2、青1、緑1、紫1、黄1の計7点" 1枚 +150円 送料手数料 2枚〜4枚 +100円 送料 5枚〜 送料無料 20枚以上の購入の場合、250円以上の写真一つ一つの単価を全て-20円ずつしますので、とてもお得になります。 さらに10. 30…枚時に1枚おまけ 好きなメンバーの入った公式写真集合か混合か単体かはランダムです を付けます。 おまけは状態が悪いもののこともございますのでご了承下さい。 他にも他メンバー. 混合の公式写真、フォトセット 、公式グッズなど出品しています。 まとめ買い検索の場合、こちらから私の出品物が出てくるかと思います。 例: はっぴー嵐 はっぴー大野 はっぴー相葉 はっぴー二宮 はっぴー松本 嵐 ARASHI 大野智 櫻井翔 相葉雅紀 二宮和也 松本潤 オフショット ライブフォト ワイルドアットハート to be free 君と僕の見ている風景 こちらは3枚の値段です。 基本的に綺麗ですが、年数経っているものもございますので、神経質な方はご遠慮ください。 2、青1、緑1、紫1、黄1の計7点" 1枚 +150円 送料手数料 2枚〜4枚 +100円 送料 5枚〜 送料無料 20枚以上の購入の場合、250円以上の写真一つ一つの単価を全て-20円ずつしますので、とてもお得になります。 さらに10. 30…枚時に1枚おまけ 好きなメンバーの入った公式写真集合か混合か単体かはランダムです を付けます。 おまけは状態が悪いもののこともございますのでご了承下さい。 他にも他メンバー. 混合の公式写真、フォトセット 、公式グッズなど出品しています。 まとめ買い検索の場合、こちらから私の出品物が出てくるかと思います。 例: はっぴー嵐 はっぴー二宮 はっぴー松本 嵐 ARASHI 大野智 櫻井翔 相葉雅紀 二宮和也 松本潤 ライブフォト Time 嵐ロゴ 旧ロゴ こちらは2枚の値段です。 基本的に綺麗ですが、年数経っているものもございますので、神経質な方はご遠慮ください。 2、青1、緑1、紫1、黄1の計7点" 1枚 +150円 送料手数料 2枚〜4枚 +100円 送料 5枚〜 送料無料 20枚以上の購入の場合、250円以上の写真一つ一つの単価を全て-20円ずつしますので、とてもお得になります。 さらに10. 30…枚時に1枚おまけ 好きなメンバーの入った公式写真集合か混合か単体かはランダムです を付けます。 おまけは状態が悪いもののこともございますのでご了承下さい。 他にも他メンバー. 混合の公式写真、フォトセット 、公式グッズなど出品しています。 まとめ買い検索の場合、こちらから私の出品物が出てくるかと思います。 例: はっぴー嵐 はっぴー大野 はっぴー相葉 はっぴー二宮 はっぴー松本 嵐 ARASHI 大野智 櫻井翔 相葉雅紀 二宮和也 松本潤 オフショット フォトセット 嵐フェス breathless calling 1枚300円 在庫あるものです。 Say! 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陶苑あきやま・キッズワールドスタッフブログ|どこでもちょっこり♪ ちょこりさん

ちょ っ こり さん キンプリ

~ ちょこりぃと ~ きた。 今年もとうとう、この時期がやってきた。 バレンタインデー 昨年は、思いがけずお店のアルバイトに一緒に入って、それをきっかけにしてチョコレートを渡すことができた。 しかし、今年は同じようなことは無い。 何せ、今年は受験生なのだから。 「……受験かぁ~」 大きく息を吐き出して、真美は頭を垂れた。 高校三年生、大学受験の年、まさに本番直前。 真美はリリアン女子大が本命であるが、推薦を取れるほど成績が良いわけではないので、一般受験組である。 即ちそれは、受験に失敗して浪人ということもありえるわけで。 だからこうして夜遅くまで勉強に励んでいるわけなのだが、よりにもよって今年のリリアンの試験日ときたら2月14日、バレンタインデー当日なのだ。 これでは、受験とバレンタイン、どちらに集中すればよいのかわからないではないか。 「……って、明らかに受験よね」 分かっている。 分かっているのだけれど、今年のバレンタインを逃したらどうなるか。 お互い、同じ大学とか、あるいはリリアンと花寺の大学に行くならばまだ近いけれど、聞いた話では相手は外部の大学を受験するらしいから、現実にはありえない話になってしまった。 だから、今年。 このチャンスを逃してしまったら、どうなるか分からない。 「でも」 去年、色々とあったけれど、それなりに仲良くなれたと思う。 相手だって、決して真美のことを嫌がったり、遠ざけたりするようなことはなかった。 むしろ、真美の独りよがりかもしれないけれど、ちょっと良い雰囲気になったと思えたときすらあった。 だから、きっと大丈夫。 むしろ、何も行動しなかったときのほうが、後悔をするはず。 そうだ、頑張らないと。 決意を込めて卓上カレンダーを睨みつければ、赤ペンで丸をした14日まであと一週間。 運命の日に向けて、ただ一生懸命に突っ走るのみである。 真美は決意を込めて、ペンを持つ手に力を入れた。 幸いなことに、今まで新聞部の活動のために取材だ、メモだ、覚書だと色々と使い込んできた右手は、長時間の勉強にも耐えられる強さを誇っている。 決して体力があるとはいえない真美であったが、それだけは自信があった。 「よしっ、頑張るぞ……ふあぁ」 大きな欠伸が漏れる。 どうやら、長時間の勉強に耐えられる手と、睡魔とは全く別物のようだった。 一週間など、瞬く間に過ぎ去ってしまう。 本番日間近の受験に専念したいため、学校に足を運ぶこともほとんど無い。 ただ受験前日に、神頼みというか、心を落ち着けるためというか、リリアンに足を運んだ。 三年間、慣れ親しんだ高等部の校舎。 綺麗とはいえないけれど、なぜか落ち着く新聞部の部室。 インクの匂い。 紙の匂い。 部室にくると、どうしてもお姉さま、築山三奈子のことを思い出す。 真美を新聞部に入らせるきっかけを作った、強烈な女性。 行動だけでなく、記事も非常にインパクトが強かった。 お金持ちのお嬢様ではないが、真美も幼稚舎からリリアンで育った、いわゆる温室育ちである。 それだけに、高校一年生になった初めて読んだ『りりあんかわら版』は衝撃的だった。 記事の内容が、お嬢様学校らしからぬものだったというだけではない。 そのインパクトばかりがクローズアップされがちだが、それ以上に文章が、構成が、素晴らしかった。 見出しで読者の興味をひきつけ、内容でさらに引き込んでゆく。 単なるお騒がせ記事ではなく、読者を掴んで離さない魅力があった。 そのときの興奮を、真美は今も忘れていない。 夢中になって、記事を読んだ。 ドキドキした胸の鼓動を、あつい気持ちを、忘れていない。 だから迷わずに新聞部の扉を開けていた。 気がつけば、三奈子の妹になっていた。 とんでもない姉だったけれど、間違いなく真美は三奈子に憧れていた。 自分には持っていないものを持っている三奈子を、眩しく思っていた。 「本当、手のかかるお姉さまだったけれど」 自然と、笑いがこぼれる。 やっぱり、此処に来て正解だった。 自然と、心が落ち着いてくるから。 部室を後にして、帰り際、マリア像の前で手を合わせる。 真美は心底、自分自身の愚かさを呪っていた。 (ああ、もう最悪っ) 昨日、リリアンに出向いて落ち着いたのは良かった。 家に戻って、最後の仕上げとばかりに勉強机に向かったところも良かったのだが、肝心のバレンタインのチョコレートを用意していないことに気がついたのだ。 よせばいいのに、そんな時間から買うために外に出た。 時間も遅いからデパートは多くが閉まりかけで、色々と走り回ってようやく見つけたお店で、閉店間際まで悩んで、悩んで、ようやく購入。 それで終わっておけばまだ良かったのに、せめて溶かして固めるくらいだけでもしてオリジナリティーを出そう、なんて考えたのが悪かった。 慣れてないことをやるから、当然のごとく上手くいくわけもなく、チョコレートと悪戦苦闘の連続で、気がつけば深夜の時間帯に軽く突入していた。 母に声をかけられなければ、それこそどうなっていたか分からない。 慌ててチョコレートを片付け、勉強しようと思ったけれど、翌日の受験に引きずっては元も子もないな、でも最後にあそこだけでも見直さないと不安だし、でも寝不足で試験中に眠くなったら、などとどうしようもないことを考えて右往左往。 まともなことも出来ないまま、僅かな睡眠だけをとって朝を迎え、不安を抱えながらも家を出てバスに乗ろうとしたところで、チョコレートを忘れたことを思い出して慌てて家に取ってかえし。 そんなことをしていたら、試験会場に到着したのは試験が始まる直前で、精神的余裕を持つ間もなくテストに突入。 寝不足の上、精神的にも不安定状態でどうにかこうにか午前の試験が終了。 あまり食欲は無かったが、せっかく母が気合を入れて作ってくれたお弁当だし、食べないと力も出ないだろうと食べたら、体調があまりよくなかったせいか余計に気持ちが悪くなった。 午後の試験は、気持ち悪さと睡魔という、わけのわからない二重苦によって、もうボロボロの出来。 はっきりいって、これで受かっていたら奇跡としか思えない。 加えて、せっかくチョコレートを持ってきたというのに、よく考えてみれば会う約束をしているわけでもなく、どうすれば渡せるのかも分からない。 受験には失敗するし、チョコレートは渡せないし、自分の愚かさ、馬鹿さ加減というものに呆れてものも言えない。 本当、これではなんのために昨日まで、いや今日まで頑張ってきたのか全く分からない。 家に帰っても母にどんな顔を見せていいか分からず、真美は一人、ベンチに座って佇んでいた。 冬のこんな寒い時期に、外のベンチにただ座っているなんて物好きの姿も他にない。 だけれども、周囲には沢山の人がいて、バレンタインフェアの賑やかな様子とかも伝わってきて。 賑やかな冬の街の中、真美は一人、取り残されたような錯覚に陥る。 あまりの寂しさに、泣きそうになってくる。 と、そのとき。 「…………え?」 半信半疑で、俯いていた顔を上げると。 白い息を吐き出しながら真美の目の前に立っていたのは、間違いなく。 「祐麒……さん?」 どうして、ここにいるのか。 会えるはずがないと思っていた人が、すぐ目の前にいるその現実をすぐには受け入れられずに、声もなくただ見上げる。 だけど、彼の人から発せられる呼吸が、真美に向けられる視線が、独特の優しげな雰囲気が、祐麒さんが其処にいることを真美に実感させる。 「え、ま、真美さんっ!?」 不意に、祐麒さんが驚きの声をあげた。 「あの、真美さんっ、えと」 うろたえている祐麒さん。 どうしたんですか、と言おうとして、声が出ないことに気がついた。 同時に、熱い滴が頬を伝っていることにも気がついた。 「ゆ、ゆう……き、さ……」 掠れたような声しか出せない。 代わりに、胸の奥から溢れ出して来るものがある。 真美自身にもよくわからない、色々な気持ちや想いが、ごちゃ混ぜになったもの。 そして、止め処なく溢れる涙。 「あ、え? 真美さん、どこか痛いの?」 手の平で顔を覆い、首をふる。 それでも、嗚咽と、涙は止まらなくて。 真美自身、混乱してしまって訳が分からなくて。 「……やだー、こんな街中で女の子泣かせちゃって」 「喧嘩? 別れ話かしら」 「バレンタインのチョコを拒絶したんじゃない」 「そりゃー、男の方が悪い」 周囲から、そんな声が聞こえてきて、余計に祐麒さんは困惑しているようだった。 「ま、真美さん。 とりあえず、落ち着けるところに行こうか」 祐麒さんの手が、肩に触れる。 私は頷き、祐麒さんに支えられるようにして立ち上がった。 そんな状態でどこかの店に入れるわけもなく、真美と祐麒さんは人気の無い、小さな公園に足を向けた。 この寒さの中、外で遊ぶような子は少ないのか、二人以外に人の姿はないが、今はそれが丁度よかった。 祐麒さんから手渡された、暖かい紅茶を飲んで、ようやく真美も落ち着いてきた。 「……ご、ごめんなさい、いきなりわけもわからず泣き出しちゃって」 「いや、別にいいんだ。 ただ、俺が真美さんに何か悪いことをしたのかなって、そのことの方が心配で」 真美に気を遣っているのか、ベンチに座っている真美から少し離れたところに立って、祐麒さんは言う。 慌てて、真美は首を横にふった。 「ち、違います。 ちょっと色々あって、色々とたまっていたものが、祐麒さんの顔を見たら何か、ばぁーって出ちゃって」 きっと今、真美の顔はひどいことになっているだろう。 寝不足、体調不良のところに泣きはらしてしまって。 「……何か、あったの?」 聞いていいのか悪いのか迷った挙句、祐麒さんは聞いてきた。 真美は腫れぼったい目を撫でながら、軽く笑って頷いた。 「実は受験、失敗しちゃって」 それから真美は、失敗談を話した。 もちろん、チョコレートのことは隠して。 祐麒さんはただ、聞いてくれた。 何も言わずに。 それがどこか、心地よかった。 人に話すと気が楽というのは、本当だなと思った。 「そうなんだ」 話し終えると、祐麒さんはそう頷いた。 今度は、真美が尋ねる番だった。 「それで、祐麒さんは、なぜあそこに?」 不思議だった。 偶然というには、出来すぎというように感じていた。 祐麒さんは、どこか言いづらそうに頭をかいていたけれど、やがて、観念したかのように口を開いた。 「ええと、今日がリリアンの受験日だって、祐巳から聞いていたから」 確かに、祐巳さんもリリアンを普通に受験するから、祐麒さんが知っていても不思議ではないけれど。 それと、真美と出会えたことはつながるのか。 小首を傾げて、見上げてみると。 なぜか祐麒さんは、顔を赤くした。 「だ、だから……リリアンからの帰り道だったら、あそこを通るかなと」 「はあ」 それは、どういうことかと考えてみると。 「…………」 やっぱり、分からない。 考えてみたところで分からないことは、本人に聞いてみるしかない。 「あっと……ここまできて、今さらながら自分で言うのも恥しいんだけれど」 あさっての方向を見て、手の平で顔を撫でる。 「実は、俺も受験、失敗しちゃって」 「ええっ!?」 照れくさそうに笑っているけれど、笑っている場合ではないのではないか。 そういえば祐麒さんも受験生なわけで、こんなところで油を売っていていいのだろうか。 「俺の場合は、完全に実力不足でさ。 やっぱり甘くなかったっていうか、試験が終わって、自分が全然出来ていないことが自分で分かるくらいで。 さすがに、少し落ち込んでいたわけなんだけど」 試験自体は、数日前に終わっているとのこと。 しかし、今日のことには繋がらないではないか、と思っていると。 「落ち込んで、更に今日はバレンタインじゃない。 男子校の俺にとって、家族以外から貰える期待なんて殆ど持てないけれど、もしも可愛い女の子から貰えたら、落ち込んでいた気分も上向くかなって。 それで、昨年、チョコレートを貰ったことを思い出して」 聞いているうちに、ドキドキしてきた。 まさか、まさかと思う。 「でも、こうして改めて言葉にしてみると凄く情けなくて恥しくて。 真美さんだって受験生で、しかも今日は試験日。 無神経な自分が物凄く嫌だ」 本当に、自分自身を恥じるように表情を歪める祐麒さん。 「だけど、その、バレンタインとか関係なく、良かったらどこかでお茶でも飲みに行かない? ええと、受験の慰労会というか、バレンタインとか関係なく、本当は、それを口実に真美さんに会いたいって思っただけなんだ」 「え、え」 今、何と言ったのか。 真美は戸惑う。 「あーっ、違う! いまさら取り繕うのも男らしくないし。 本当の本音をいえば、真美さんのチョコレートが欲しくて帰り道にいました! もう、ホントにごめん。 凄く情けないけれど、それが真実でした」 勢いよく、深々と頭を下げる祐麒さん。 その姿を見て真美は、呆れるというか、むしろおかしくなってしまった。 だから笑いながら立ち上がり、一歩、祐麒さんに近づいて。 「分かりました、それじゃあ、どこかお店に行きましょうか。 真美はベンチに置いてあった鞄を手に取る。 紅茶はまだ半分ほど残っているけれど、どうしようか。 「でも、残念会は早くないですか? 真美さんだって、まだ決まったわけじゃないでしょう?」 「でも、絶対に無理ですぅ。 あーあ」 やっぱり、落ち込む。 いくらなんでも今日の今で、すぐに立ち直れるわけもない。 「きちんと最後まで試験受けたなら、分からないですって。 よく覚えていなくても、ちゃんと答案用紙は埋めたんでしょう?」 「そうですけれど、本当、何を書いたのか……」 「後は結果を待ちましょう。 それでも、もし駄目だったら」 「駄目だったら……?」 真美は、祐麒さんを見つめた。 すると祐麒さんは、晴れやかな笑顔で。 「一緒に仲良く浪人生活を送りましょう。 独りじゃ寂しくても、二人だったらきっと、心強いですよ」 と、宣言した。 受験に失敗した人とは思えないくらい、なぜか胸を張り、あまりに堂々と言うものだから、真美は呆れてしまった。 だけれども。 ふと、想像する。 二人で一緒に通う予備校。 同じ授業を受けて、隣の席に座って、お昼を食べて、休みの日には図書館や自習室で勉強して、時には分からないところを教えあい、模擬試験の結果を見せ合ったり、予備校帰りにコンビニで寄り道したり、息抜きだといってたまには遊びに行ったりと、そんな日々を想像してしまう。 それはそれで悪くないというか、むしろ心が浮かれてしまいそうというか。 「って、だ、駄目ですよ、まだ浪人と決まったわけじゃないのに、なんでそんな笑いながら言うんですかっ」 「そう言う真美さんだって、笑っているじゃないですか」 「こ、これは、祐麒さんにつられちゃって」 いつの間にか、暗い気持ちはどこかに消えてしまった。 というか、祐麒さんを前にしたらまず、真っ先に思い出さなければいけないはずだったのに。 「あ、あ、あの、祐麒さんっ」 「はい?」 途端に、恥しさがこみ上げてくる。 せっかく気分も良くなって、優しい空気に包まれかけていたというのに、体が硬化して声もうまく出せない。 唾を飲み込み、一息つく。 「ちょ、ちょ、ちょこ、ちょこりぃと、貰ってくれますかっ??」 「えっ?」 大事なところで、噛んでしまった。 今すぐ公園の砂場に穴を掘って入ってしまいたかったが、できるわけもなく。 あとはただ、勢いを持って渡してしまうしかないと鞄を開けてみると。 朝、慌てて持ってきたものだから、白い箱がむき出しでラッピングも何もされていない状態。 (ど、ど、どうしよう、どうしよう) 何度、鞄の中を見直したところで現実が変わるはずもなく。 「どうしたの?」 「うわぁ、あの、いえっ、それがごめんなさい、準備する時間もなくてきちんと包装することができなくて、すみません、ちゃんとしてまた明日にでもお渡ししますのでっ」 と、鞄を閉じようとしたのだけれど、その手を掴まれた。 見れば、祐麒さんが真美の腕を掴んでいた。 「俺、そのままで全然構わないから。 明日より、バレンタインの今日に、貰いたい」 間近で言われて、みるみるうちに顔が熱くなってゆく。 こうなると逆らうこともできず、真美は手にした箱を鞄から出して渡そうとして、でも直前でやっぱり思いとどまった。 「ま、真美さん?」 「ちょ、ちょっと待ってくださいっ」 背を向け、箱の蓋を開けると、中に並んでいるのは歪な形のチョコレート。 形はまだよい、問題は味である。 ろくに味見もせずに持ってきたが、睡眠不足の中作成したチョコレートが、果たしてどんなものに仕上がっているか不安で、素早く一つをつまんで口に放り込んでみると。 甘さと辛さと苦さと酸っぱさが絡み合ったような、世にも不思議な味がする。 「ご、ごめんなさいっ。 やっぱりこれ、失敗作だから、とても渡せませんっ」 不味いチョコレートを無理矢理に飲み下し、真美は再びしまおうとしたけれど、そこでまたもや祐麒さんに止められる。 「だ、駄目ですっ。 本当にこれ、不味くて食べられたものじゃ」 「待って、一つだけ聞かせて真美さん。 そのチョコレート、俺のために用意してくれたんですか?」 真剣な目で見つめられ、真美は、口をキュッと結んで、頷いた。 すると、祐麒さんは。 「それじゃあやっぱり、そのチョコレートください。 包装とか、味とか、いいんです。 祐麒さんの顔も、赤い。 体の力が抜ける。 持っていた箱が、祐麒さんに取られる。 「いただいても、いいですか?」 「…………うぅ、は、はい」 返事をすると、祐麒さんは不細工なチョコレートをつまんで、躊躇うことなく口の中に入れた。 この場から逃げ出したい思いに駆られたが、祐麒さんの反応も見たい気がして、結局は動けないままでいた。 「不味い……ですよね?」 「いや、ははっ、確かにミラクルな味がしますね」 「無理しないでいいですよ」 「無理はしていないですよ、本当に。 だって、生まれて二度目のバレンタインチョコレートですから、嬉しくて」 「あ……」 去年は、初めてだといっていた。 そして、今年。 真美は、息をのみ、そして思い切って口を開いた。 「あの、それじゃあ来年は、さ、三度目のバレンタインチョコレートをあげますねっ」 すると、二個目のチョコレートを口に入れようとしていた祐麒さんは、照れたように、でも嬉しそうに微笑みながらチョコレートを食べて。 「そのときは二人とも、大学が決まっているといいですね」 と、言った。 「あーっ、なんですか、私も祐麒さんも、もう浪人確定みたいなその言い方はー」 「すみません。 でも、真美さんだってさっき」 「知りませーん」 そっぽを向いて、ベンチに置いておいた紅茶の缶を取って残りを口に含む。 「あれ……? 紅茶飲むと、意外とこのチョコ、合うかも」 「えー、まさか」 「ほ、ホントですよー」 「ホントですかー?」 笑いながら、祐麒さんは真美が手にしていた缶を受け取り、紅茶を飲んだ。 「…………あ」 「ほらーっ、やっぱり、そう思いますよね?」 「不思議だ……」 「ふふ、面白いですね」 言いながら、驚いている祐麒さんの手から缶を取り戻して、真美もまた一口喉に流し込む。 (……あ…………これって、間接……!?) 飲んだ後に気がついた。 そして気がついたときにはもう遅く、唇が、一気に、熱くなる。 祐麒さんは気がついていないのか、いまだに不思議そうな顔をしてチョコレートを見つめている。 「真美さん? どうか、したんですか」 「っ!? な、なんでもないですっ。 そ、そろそろ行きましょうか」 慌てて紅茶を飲み干し、空き缶をゴミ箱に捨てる。 並んで歩き、小さな公園を後にする。 寒さはまだ厳しいけれど、もうすぐ春がやってくる。 果たしてどんな春になるのかはまだわからないけれど、それでもきっと、素敵な春になるに違いない。 熱をもった唇が、そう確証させてくれるような気がした。 おしまい 応援クリックいただけると幸いです。

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