イタリア 校長 手紙 全文。 イタリア・ミラノ|高校校長先生の手紙メッセージの全文日本語訳は?

イタリア新型コロナ:休校中の校長が生徒に送った手紙が秀逸!と話題

イタリア 校長 手紙 全文

新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めるため、 政府が行った全国的な一斉休校要請の議論が広がっています。 同様の政策をとっているイタリアで、 休校になったミラノの高校の校長先生が、 17世紀のペストの流行を扱った作家、マンゾーニの小説の一節を引用しつつ、 「デマに翻弄されず、休みの間もふだん通りの生活を続け、良質な本を読んでください」 という生徒に向けたメッセージが話題になっています。 全文です。 ドイツのアラマン人たちがミラノにペストを持ち込んだのだ。 この啓発的で素晴らしい文章を、混乱のさなかにある今、ぜひ読んでみることをお勧めします。 この本の中には、外国人を危険だと思い込んだり、 当局の間の激しい衝突や最初の感染源は誰か、 といういわゆる「ゼロ患者」の捜索、専門家の軽視、感染者狩り、 根拠のない噂話やばかげた治療、 必需品を買いあさり、医療危機を招く様子が描かれています。 ページをめくれば、ルドヴィコ・セッターラ、アレッサンドロ・タディーノ、 フェリーチェ・カザーティなど、 この高校の周辺で皆さんもよく知る道の名前が多く登場しますが、 ここが当時もミラノの検疫の中心地であったことは覚えておきましょう。 いずれにせよ、マンゾーニの小説を読んでいるというより、 今日の新聞を読んでいるような気にさせられます。 親愛なる生徒の皆さん。 私たちの高校は、私たちのリズムと慣習に則って市民の秩序を学ぶ場所です。 私は専門家ではないので、この強制的な休校という当局の判断を評価することはできません。 ですからこの判断を尊重し、その指示を子細に観察しようと思います。 そして皆さんにはこう伝えたい。 冷静さを保ち、集団のパニックに巻き込まれないこと。 そして予防策を講じつつ、いつもの生活を続けて下さい。 せっかくの休みですから、散歩したり、良質な本を読んでください。 体調に問題がないなら、家に閉じこもる理由はありません。 スーパーや薬局に駆けつける必要もないのです。 マスクは体調が悪い人たちに必要なものです。 世界のあちこちにあっという間に広がっているこの感染の速度は、 われわれの時代の必然的な結果です。 ウイルスを食い止める壁の不存在は、今も昔も同じ。 ただその速度が以前は少し遅かっただけなのです。 この手の危機に打ち勝つ際の最大のリスクについては、 マンゾーニやボッカッチョ(ルネッサンス期の詩人)が教えてくれています。 それは社会生活や人間関係の荒廃、市民生活における蛮行です。 見えない敵に脅かされた時、人はその敵があちこちに潜んでいるかのように感じてしまい、 自分と同じような人々も脅威だと、潜在的な敵だと思い込んでしまう、それこそが危険なのです。 16世紀や17世紀の時と比べて、私たちには進歩した現代医学があり、 それはさらなる進歩を続けており、信頼性もある。 合理的な思考で私たちが持つ貴重な財産である人間性と社会とを守っていきましょう。 では近いうちに、学校でみなさんを待っています。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 先ほど目に入ったニュース。 「韓国、日本の入国制限に対抗措置を示唆」 この校長先生の言葉を借りれば、 いまは、国と国の闘いではなく、人類とウィルスとの闘いです。 そんなことをしていたら、 本当に 「コロナウィルス」が勝利してしまうかもしれません。

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イタリア・ミラノ|高校校長先生の手紙メッセージの全文日本語訳は?

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[株式会社世界文化社] 2020年5月1日(金)『「これから」の時代を生きる君たちへ』発売 株式会社世界文化社(東京都千代田区九段北/代表取締役社長:秋山和輝)は、イタリア・ミラノのヴォルタ高校スキラーチェ校長がホームページに掲載した「生徒への手紙」全文と、日本の若者に向けて執筆したオリジナルの「追伸-日本の生徒への手紙」を収録した『「これから」の時代(とき)を生きる君たちへ』を、5月1日(金)に発売します。 「いま、最も大切なのは、人間らしい思いやりを忘れないこと」 イタリア・ミラノのあるロンバルディア州では、新型コロナウイルスが急速に蔓延し、2月24日、突然の休校措置がとられました。 ミラノの理科系名門校「アレッサンドロ・ヴォルタ高校」では、学校のホームページにスキラーチェ校長先生が休校を伝える「生徒への手紙」(Lettera agli Studenti)が掲載されました。 休校中の心構えを説いた、生徒への強いメッセージは、生徒のみならず多く人の心に響き、日本でも話題となりました。 「外国人やよそ者を危険だと思い込こむ、制御のきかない噂話やデマ、根拠のない治療、生活必需品の奪い合い、(17世紀の混乱の様子は)今朝の新聞から飛び出した言葉を読んでいるように思えてくるのです。 「この痛みはいつか、皆さんの財産になるでしょう」 「生徒への手紙」から1か月あまりの3月27日。 イタリアの感染状況は悪化し、外出禁止令が出されています。 休校措置も、イタリアのすべての学校に広がっています。 そんな状況のなか、スキラーチェ校長が経験したことや気づきを通して、新たに日本の子どもたちへ未来へ向かう希望のメッセージを届とどけてくれました。 また、本書にはヴォルタ高校のリモート学習(eラーニング)についてのインタビューも掲載。 休校中の子どもをかかえる日本の保護者の方々に向けてのアドバイス、教育現場の最前線にいる日本の先生たちに向けてのメッセージも収録しています。 (下記、抜粋) 著者/ドメニコ・スキラーチェ(Domenico Squillace) 1956年、南イタリアのカラブリア州・クロトーネ生まれ。 25歳のときに大学の哲学科を卒業、ミラノの高校で26年間、文学と歴史の教師を務める。 その後、ロンバルディア州とピエモンテ州で6年間校長を務め、2013年9月、ミラノで最も権威のある高校の一つ「アレッサンドロ・ヴォルタ高校」の校長に就任。 26歳になる娘のジュリアはオランダ在住。 趣味は旅行、読書、映画館へ行くことで、犬好き。

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休校の今、皆さんに伝えたいこと イタリアの校長が話題 [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタル

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「人々が不安になっている時には、話を聞いただけで見たような気になってしまうものだ」 これは人がパニックに陥ったときの人間の心理を描いています。 不確かなものに脅威を感じているときは、仲間であっても、侵略者だとみなしてします危険性をはらんでいるということですね。 ドイツのアラマン人たちがミラノにペストを持ち込んだのだ。 この啓発的で素晴らしい文章を、混乱のさなかにある今、ぜひ読んでみることをお勧めします。 この本の中には、外国人を危険だと思い込んだり、当局の間の激しい衝突や最初の感染源は誰か、といういわゆる「ゼロ患者」の捜索、専門家の軽視、感染者狩り、根拠のない噂話やばかげた治療、必需品を買いあさり、医療危機を招く様子が描かれています。 ページをめくれば、ルドヴィコ・セッターラ、アレッサンドロ・タディーノ、フェリーチェ・カザーティなど、この高校の周辺で皆さんもよく知る道の名前が多く登場しますが、ここが当時もミラノの検疫の中心地であったことは覚えておきましょう。 いずれにせよ、マンゾーニの小説を読んでいるというより、今日の新聞を読んでいるような気にさせられます。 親愛なる生徒の皆さん。 私たちの高校は、私たちのリズムと慣習に則って市民の秩序を学ぶ場所です。 私は専門家ではないので、この強制的な休校という当局の判断を評価することはできません。 ですからこの判断を尊重し、その指示を子細に観察しようと思います。 そして皆さんにはこう伝えたい。 冷静さを保ち、集団のパニックに巻き込まれないこと。 そして予防策を講じつつ、いつもの生活を続けて下さい。 せっかくの休みですから、散歩したり、良質な本を読んでください。 体調に問題がないなら、家に閉じこもる理由はありません。 スーパーや薬局に駆けつける必要もないのです。 マスクは体調が悪い人たちに必要なものです。 世界のあちこちにあっという間に広がっているこの感染の速度は、われわれの時代の必然的な結果です。 ウイルスを食い止める壁の不存在は、今も昔も同じ。 ただその速度が以前は少し遅かっただけなのです。 この手の危機に打ち勝つ際の最大のリスクについては、マンゾーニやボッカッチョ(ルネッサンス期の詩人)が教えてくれています。 それは社会生活や人間関係の荒廃、市民生活における蛮行です。 見えない敵に脅かされた時、人はその敵があちこちに潜んでいるかのように感じてしまい、自分と同じような人々も脅威だと、潜在的な敵だと思い込んでしまう、それこそが危険なのです。 16世紀や17世紀の時と比べて、私たちには進歩した現代医学があり、それはさらなる進歩を続けており、信頼性もある。 合理的な思考で私たちが持つ貴重な財産である人間性と社会とを守っていきましょう。 では近いうちに、学校でみなさんを待っています。 おわりに さて皆様いかがでしたでしょうか? 今回は 「イタリア・ミラノ|高校校長先生の手紙メッセージの全文日本語訳は?」と題してお送りさせていただきました。 この校長先生のメッセージは素晴らしいですね! イタリアの文学作品は分かりませんが、非常に作品の内容と今の状況が似ているわけです。 ペスト時代の教訓をしっかり生かして、コロナウイルスを乗り切ってほしいものです。 これは日本も同じですね。 それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。

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