妊娠中期 起こりやすい症状。 妊娠後期のトラブル7選|起こりやすい症状とその対策とは?

【妊娠中期】妊娠中のマイナートラブルの症状と対策方法

妊娠中期 起こりやすい症状

妊娠初期、中期、後期は、いつからいつまでのことなの? 一般的に妊娠の時期は週数によって次のような3つの段階に分けられます。 妊娠初期 妊娠4~15週 妊娠2~4か月 妊娠中期 妊娠16~27週 妊娠5~7か月 妊娠後期 妊娠28週~ 妊娠8か月~ なお、妊娠は 最終月経開始日を「0週0日」とします。 このため、月経開始から約2週間で排卵が生じ、受精、着床と順調に進んで妊娠が成立するのが「4週0日」、つまり妊娠が分かる5週目頃は既に妊娠2カ月に投入していることになります。 妊娠初期の特徴は? 妊娠初期は身体的にも精神的にも様々な変化が起こり、体調を崩しやすくなります。 症状や心身の変化 妊娠初期では、以下のような症状や心身の変化が現れます。 朝気分が悪い 妊娠12週目あたりまで続く症状で、いわゆる 「つわり」というものです。 つわりの症状は、特定のにおいに吐き気を感じたり、空腹時に吐き気を感じるなど個人差があります。 つわりの対策として、 生姜の紅茶や飴などをこまめに口にすることや、つわりは空腹時に起きやすいといわれていますから、 空腹の時間をなくすために頻繁に少量の食事をとるようにすると治まる人もいます。 吐き気がひどくて水分すら摂れないような状態では脱水症になる危険もありますから、かかりつけ医に相談しましょう。 胸が張る 出産後の授乳に備えて妊娠初期の頃から乳腺と乳管が発達します。 このことが影響して、胸の張りやひりひりとした痛みを感じる人もいます。 胸は妊娠中に徐々に大きくなりますが、中には6週目くらいには数カップ大きくなる人もいるでしょう。 気分の上下が激しい 妊娠初期にはホルモンバランスの急激な変化が生じることで、気分の変動が激しく、自分の感情がコントロールできなくなることもあります。 気分の変動は妊娠中には誰でも経験するものですが、なかには深刻なうつ病を発症することもあります。 気分の落ち込みが激しく、夜眠れない、やる気が起きない、などの症状がある場合にはうつ病の可能性もありますので、かかりつけ医に相談しましょう。 ほかの症状 他にも多くの症状が現れますが、胸焼け、便秘、味覚の変化、食事への嫌悪感、頭痛などがあげられます。 妊娠初期の流産 流産とは、妊娠しても赤ちゃんがお腹の中で順調に成長せず、妊娠が終了してしまうことをいいます。 妊娠22週以前に妊娠が終了するものを流産と呼びますが、流産は全妊娠の2割程度で起こり、特に妊娠12週以前の流産が8割を占めています。 妊娠12週以前の流産は、多くは赤ちゃんの染色体異常などが原因となり、お母さん側に原因があることはほとんどありません。 しかし、過度な運動やストレスは禁物です。 無理をせずゆったりとした気持ちで過ごすことが大切です。 妊娠中期の特徴とは? 妊娠中期は初期、後期と比べて「楽な時期」だと感じることが多いようです。 この時期に突入すると、妊娠初期症状の多くが治まっていき、完全になくなる人もいます。 つわりに悩まされていた人もおいしい食事が楽しめるようになるため、体力も回復し、妊娠中の身体的・精神的な変化に体が慣れ、苦痛を感じなくなることもい多いです。 また、妊娠中期は徐々にお腹が大きくなり、腰痛などのマイナートラブルは生じやすいですが、赤ちゃんの成長を実感できる時期でもあります。 症状や心身の変化 この時期は、胸焼けや便秘が初期から続く場合もあります。 お腹が大きくなり始め、妊娠ホルモンも増加するのに伴い、以下のような症状が出るでしょう。 体中の粘膜がはれて鼻がつまる 鼻の粘膜などの体中の粘膜が詰まるようになります。 いびきをかくこともあるかもしれません。 妊娠中に服用しても問題ない薬もいくつかありますから、症状がひどい場合は、かかりつけ医に相談しましょう。 くるぶしや足が軽くむくむ くるぶしや足の軽いむくみを経験する妊婦さんは多いです。 このようなむくみは、22週ごろに始まり出産するまで続きます。 むくみを改善するには「なるべく体を動かす」ことが大切です。 座っているときも足を動かすようにしたり、長時間立ったままや座ったままでいないようにしましょう。 また、ずっと同じ体勢で寝ないように心がけてください。 歯茎が赤くなり出血する 妊娠中期は歯茎が敏感になったり、血が出たりすることも珍しくありません。 ただ、あまりに頻繁に出血する場合は歯肉炎の可能性がありますので、歯科医に診てもらいましょう。 歯肉炎は比較的軽い疾患ですが、治療せずに放っておくと深刻な症状を引き起こすことがありますので、早めに治療してください。 足がつる 足のつりは妊娠中期からよく起きるようになり、妊娠後期まで続きます。 ホルモンバランスや体重の影響のほかにも、カルシウムやマグネシウム不足が原因になることがあります。 栄養バランスに気をつけて、健康的な生活を送りましょう。 低血圧が原因のめまい 赤ちゃんに血液を送り込んでいるため、低血圧が原因でめまいを起こすことがあります。 必要以上に心配せず、一回の食事の量を減らしてこまめに食べるようにし、きちんと水分補給をしましょう。 下腹部が痛む 子宮が大きくなることで、子宮を支える靭帯がのび、下腹部が痛むことがあります。 静脈瘤や痔、心の変化 脚の静脈瘤や痔の症状が出ることがあります。 妊娠前にそのような症状がなければ、通常は出産後に改善していきます。 このような変化は自然なことであり一時的なものです。 身体的な症状以外にも、不安やイライラ、忘れっぽくなる、おなかが大きくなることにフラストレーションを感じるなどの精神的な変化が出ることがあります。 腹部エコーはいつから? 妊娠すると定期的な健診を受けるために産婦人科に通院することになりますが、健診ではエコーで赤ちゃんや胎盤の様子などを観察する検査を行います。 エコー検査は早期に赤ちゃんの異常や前置胎盤などを発見するために非常に重要な検査です。 エコー検査には経腟エコーと経腹エコーの二種類があり、経腟エコーは腟に棒状の機械を挿入して腟の中から子宮内を観察する検査です。 一方、経腹エコーはお腹の上から子宮内を観察します。 経腹エコーは胎児が小さいと全体を把握することができず、妊娠12週以前の胎児の観察には経腟エコーを用いるのが一般的です。 多くの医療機関では、妊娠のごく初期は経腟エコーを行い、12週以降は経腹エコーを行います。 しかし、切迫流産などの兆候を確認するために子宮頸管長を計測する場合には経腟エコーを行いますから、中期や後期でも経腟エコーを併用する場合もあります。 体重の増加に注意 妊娠中期の数か月間は、体重が増えやすい時期です。 赤ちゃんの成長を助けるために、食欲が増す傾向にあります。 妊娠初期につわりの影響で吐き気や食欲不振に苦しんでいたなら、食欲が復活するという表現が適切かもしれません。 妊娠が発覚したときに標準的な体重だった場合、 妊娠中期は、1週間あたり0. 5キロを目安に増やしていき、増加量を妊娠中期全体で5キロ以内に抑えるようにしましょう。 検査が必要な症状 妊娠中期に入ると、その後の3か月間は比較的にスムーズな妊娠生活を送ることができます。 しかし、腟からの多量の出血、ひどい腹痛、高熱が出た場合などは、直ちにかかりつけ医に連絡してください。 妊娠糖尿病や子癇前症にも注意 妊娠24~28週ごろに発症する妊娠糖尿病の症状にも注意が必要です。 異常な喉の渇きや、頻尿、ひどい疲労感、いびきなどが、主な症状です。 急な体重増加、顔や手のひどい腫れ、視界の変化などが起きたら、子癇前症の可能性がありますので、かかりつけ医に相談してください。 妊娠後期の特徴は? 赤ちゃんがおなかの中で動き回っているために、胎動をたくさん感じるようになるでしょう。 おなかもどんどん大きくなってきます。 症状や心身の変化 妊娠後期には以下のような症状や心身の変化が現れるようになります。 腹痛 子宮が大きくなるにつれ、子宮の下の方を支える円靭帯が延びるタイミングで、差し込むような痛みを感じることがあります。 この痛みについては、無理をせずに様子を見ることしかできません。 疲労 この時期は体にかかる負担が大きくなり、疲れやすくなります。 食事の回数を増やすなどしてよく食べ、よく体を動かし、よく眠りましょう。 胸焼け 妊娠の終わり頃になると、子宮が胃を圧迫するため、胃の中にあるものが上に押されます。 そのため、胸焼けが続くことがあります。 ひどい場合は、プロトンポンプ阻害薬(PPI)やH2ブロッカーなどの妊娠中にも服用できる薬の処方について、かかりつけ医に相談しましょう。 前駆陣痛 体が出産の準備をしているために起こる反応で、本物の陣痛が来る前に不規則に来る子宮収縮のことです。 静脈瘤 血液が余計に体内を循環することで、下半身に瘤ができることがあります。 痔も、静脈瘤の一種です。 出産後には消えることが多いでしょう。 妊娠線 妊娠中に皮膚が限界まで伸びるために、小さな亀裂が生じることでできる線です。 妊娠線は保湿ケアをすることで目立たなくなることがあります。 腰痛 妊娠ホルモンであるリラキシンの影響で関節が緩み、おなかが大きくなることで体の重心が前にきて、腰が痛くなることがあります。 この影響で「体を動かしたくなくなる」妊婦さんも多いようです。 また、背中から脚にかけて差し込むような痛みを感じることがありますが、この場合は坐骨神経痛の可能性も考えられます。 膀胱の制御がきかなくなる くしゃみをすると、尿漏れをしてしまうこともあります。 予定日が近づいて起こる症状 予定日が近づくにつれて、出産に備えて身体的変化が生じますが、それによって様々な症状が現れることがあります。 具体的には以下のようなものです。 足取りがよたよたする 妊娠36週ごろになると、赤ちゃんが骨盤に降りてくるため、腰に負担がかかり腰痛が起きやすくなるばかりでなく、足元が見えずらくなりますから、歩き方もよたよたした足取りになります。 おしるし ピンク色あるいは茶色がかった粘り気のある粘液が見られます。 これは出産が近いことを意味しています。 また、粘液栓(子宮頸部にある粘液の塊、産徴の前に排出される)が出てくることがありますが、気づく人もいますし、気づかない人もいます。 陣痛 前駆陣痛と異なり、本陣痛は、定期的な子宮収縮による痛みが生じ、徐々に強くなります。 破水 本来は陣痛が始まり子宮の出口が全開してから破水しますが、陣痛が始まる前に起こることもあります。 満期であれば破水が先に起こっても大きな問題とはなりませんが、胎児が感染に弱くなるため入院が必要です。 妊娠後期の不安はすぐに医師に相談を 妊娠後期の時点でも、腟からの激しい出血や、高熱が出たとき、下腹部に激しい痛みを感じたとき、急に体重が増えたとき、早期陣痛がきたときなど、すぐにかかりつけ医に連絡してください。 妊娠後期は、出産が近づいている時期です。 赤ちゃんのためにも体調の変化に注意して、不安な時は、すぐ医師に相談しましょう。 おわりに:妊娠中期には楽になるが、個人差がある。 不安なときはかかりつけ医に相談を 妊娠初期は、慣れない体の変化に戸惑うでしょう。 妊娠中の経過は人それぞれですが、妊娠中期になると、不快な症状も落ち着き、マタニティライフを楽しめるようになります。 まずは体調の変化に注意し、体をいたわることが大切です。 ただし、不安があるときは無理をしないで医師に相談するようにしましょう。

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【助産師監修】妊娠28週~40週(妊娠後期)について|ベビーカレンダー

妊娠中期 起こりやすい症状

下腹部の痛み、お腹の張り 妊娠中期に入ると、子宮が急に大きくなることにより、子宮が引き伸ばされることや、子宮を支える靭帯がひっぱられることで、太ももの付け根から下腹部にかけてしくしく痛んだり、つれる感じが多くなることがあります。 お腹の片側だけチクチク痛んだり、内側から引っ張られるように痛むこともあります。 この時、腹筋が一時的に硬くなるような「張り」を伴う腹痛がある場合は注意しましょう。 妊娠中期になり、軽い運動を勧められて始めたり、妊娠出産に向けて準備のため外出が増えたり、夫婦生活をすることもあると思います。 活動時に多少の張りを感じても、安静にすることで張りが落ち着けば問題ないことがほとんどです。 しかし、注意した方が良い場合もあります。 対策方法は? 心配がいらない場合がほとんどですが、下記のようなお腹の張りがある場合は流産や早産の危険があるのですぐに診療を受けてください。 出血がある• 身体を休めても痛みが取れない• 15分間隔など、規則的に痛みがくる• 激しい痛み 継続する腹部痛は場合によっては、流産(妊娠22週以前)や早産(妊娠22週以降37週未満)の危険性が高くなります。 医師が治療が必要とした場合には胎児をお腹にとどめておくための内服薬の処方や、症状が重ければ入院して安静し、薬剤の点滴を行い続ける必要がある場合もあります。 そのほか、継続する腹部痛は、正常な分娩時期前に胎盤が剥がれてしまう常位胎盤早期剥離という重症な場合があります。 この場合母子共に重篤な状態を引き起こすことがありますので、注意してほしい症状です。 安定期ということで旅行などの計画をたてる方がいますが、旅行に行く際は必ずかかりつけ医に相談をしてからにしましょう。 妊娠16週に入ると一般的には安定期と言われますが、過度に安心しすぎないようにしましょう。 足のけいれん 妊娠中期から後期にかけて、足がけいれんする、いわゆる「こむら返り」という症状が多くみられるようになります。 ふくらはぎが引き連れて激しく痛むことで、寝ていたり何もしていないときに起こることもあれば、運動時に起こることもあります。 原因としては、子宮の増大による重心の変化によってふくらはぎの筋肉疲労が起こることや下大静脈のうっ滞が考えられますが、そのほか血中のカルシウム不足、血液中の水分が増えることによる体液バランス(pH)が崩れることなどが関係していると言われています。 対策方法は? 足がけいれんし、こむら返りを起こした場合は、起こした足を出来るだけ伸ばして、足首を曲げてつま先を頭の方に押し上げるか、またはひっぱる運動を行うと治ります。 カルシウム不足が原因のことがあるので、カルシウムを多く含む乳製品や豆腐、小魚、小松菜、菜の花を摂取することをお勧めします。 近年、マグネシウムを一緒に摂取することでカルシウムの吸収率があがることがわかったことから、一緒にマグネシウムを多く含む昆布、玄米、胚芽米、五穀米、そばなども摂取しましょう。 また、下大静脈のうっ滞の原因が冷えにある場合もあるので、足のマッサージをしたり下半身をよく温めるなどして血行をよくすることも大切です。 ふくらはぎの過度な筋緊張を予防するため、ヒールが高すぎる靴は避けましょう。 これは、お腹が大きくなってきて歩く時にバランスを崩し易いので、転ばないためにも重要なことですね。 痔 妊娠中は子宮が大きくなることで、直腸や肛門周囲の静脈が膨れて、いぼ痔や脱肛になったり、もともとあったものが悪化しやすくなります。 妊婦は便秘になりやすいので、排便時に硬い便をしようとしていきみすぎて、脱肛を起こすこともあります。 対策方法は? まず、便秘予防として下記のことを気をつけましょう。 規則正しく、バランスの取れた食事にする。 根菜類や豆腐・寒天・海藻類など繊維質の多い食事を心がける。 適度な運動をする。 規則正しい排便習慣を心がける。 早朝に冷水や牛乳をコップ1杯飲む。 便秘のツボを刺激する。 痔の発症予防として、身体を締め付けるガードルやジーンズなどは履かず、鼠径部や足、胴回りを圧迫しない下着やゆったりした衣服を着るようにしましょう。 そろそろお腹がどんどん大きくなるときなのでゆったりした衣服をそろえていきましょう。 そのほか、毎日入浴して身体を温めることで肛門括約筋の緊張をとり、静脈叢うっ血を改善できるので痔の予防になるだけでなく、できてしまった痔の症状を和らげることができます。 もし、タバコをまだ止められていない人がいたら、禁煙に努めましょう。 喫煙はタバコが含むニコチンが血圧をあげるホルモンを分泌し、交感神経を興奮させるため血圧が上昇し静脈瘤を悪化させる原因となります。 自分でやめられない人は禁煙外来を利用することも手です。 静脈瘤 静脈瘤は、静脈の壁の一部が何らかの要因で薄くなり、その血管が膨らむことで発症します。 妊娠すると腹部の大静脈が大きくなった子宮に圧迫されて、下半身の血液が大静脈に戻りにくくなります。 その結果、太ももの付け根やふくらはぎの血管が膨らんで、青あざのようになることがあります。 対策方法は? 締め付けの良い弾性ストッキングを履くことで、下半身の静脈血の心臓への戻りを助ける働きがあるので、静脈瘤ができるのを防いでくれます。 弾性ストッキングとは、足裏や足首部分に大きな圧縮力を加え、ふくらはぎから太ももに上がるにつれて圧縮力が徐々に弱くなるように作られたストッキングです。 ドラッグストアなどで手に入るので、少しでも症状のある方はぜひ利用しましょう。 適度な運動は循環動態を良くし、足の筋力を高め、静脈瘤を予防してくれます。 激しいエアロビクスや長距離のサイクリングなどは下肢の静脈圧を高め、静脈瘤の悪化に繋がるので散歩や水泳などの有酸素運動が効果的です。 また足がだるく重いと感じる時は、下から上へあげるようにマッサージすると足全体の血流が良くなり足のむくみをとり、静脈瘤を防ぐ効果があります。 その際、静脈瘤がすでにある場合は、その膨らんでいる部分は出来るだけ避け、主に静脈瘤の下方の部分を上にあげるように行いましょう。 リンパの血流の流れを良くするアロマオイルを使用したマッサージも効果的です。 リンパうっ滞に作用するとされるグレープフルーツやサイプレスはおすすめですよ。 尿失禁・頻尿 妊娠中から産後1ヶ月までの間に尿失禁や頻尿を訴える女性はとても多いです。 尿失禁とは無意識に尿が漏れ出る状態のことで、頻尿は排尿回数が1日に10回以上の場合をさします。 妊娠中は増大した子宮により尿管が圧迫されて尿の滞留が起こることで、腎盂腎炎になりやすかったり、帯下(おりもの)が増えることから膀胱炎にもなりやすいです。 膀胱炎となると抗生物質を服用しないと治らないので、妊娠中でも飲める薬を処方してもらうためかかりつけ医などを必ず受診しましょう。 もし頻尿が膀胱炎によるものでなければ、子宮が大きくなることに伴う妊娠中のマイナートラブルと考えてよいでしょう。 妊娠中期から後期にかけては、胎児の成長に伴い、増大した子宮により暴行および尿道が圧迫されて、膀胱容積が小さくなることが関係しています。 特に妊娠32週頃からは少しずつ児頭が下降し、膀胱への圧迫が顕著になります。 そのため、尿意はあっても一回尿量が少なく頻尿となりがちになります。 またちょっと腹圧をかけただけで尿失禁をしてしまうので、くしゃみや咳をしたタイミングや、大声で笑うことで尿もれを起こすことがあります。 対策方法は? 尿失禁や頻尿に対する対策方法としては、こまめにトイレにいくしかないのですが、尿失禁をするようであれば、生理用ナプキンだと皮膚がかぶれ、細菌が繁殖する可能性があるので、尿もれ専用のパッドを使用するとよいでしょう。 膀胱炎になることもあるので、こまめにパッドを交換し、陰部の清潔保持に努めましょう。 また、私の経験上としては、トイレで排尿し終わったと思っても、子宮に圧迫されて溜まっている尿が全量排泄されず、膀胱に尿が残っている場合があります。 そのため、少し前かがみになって、膀胱への圧迫を少しといてあげることで残尿が排泄されるときもあるので、ぜひ体勢を変えて最後まで排尿できるようにしてみてください。 女性は陰部に3つの穴を持ちます。 尿を排泄する尿道口、膣、そして便を排泄する肛門です。 そしてそれらの開け閉めに関わり、子宮や膀胱、腸などの臓器を支えている筋肉を総称して「骨盤底筋群」と言います。 この骨盤底筋群を鍛えることで、尿失禁を予防することができます。 ここで尿失禁を予防する体操を二つ紹介します。 自分がやりやすく、リラックスできる体勢で行いましょう。 息を吐き、お腹の力を抜いて肛門と膣を緩めます。 3〜5秒間肛門を閉めます。 息を吐きながら肛門を緩め、力を抜きます。 1〜3の手順を1セットとして、6回繰り返します。 正しい腹式呼吸を行えるようにすることで、重力による腹腔内臓器の下降を軽減し、骨盤底筋を支持するとともに、組織の柔軟性を保持・強化することを目的としています。 背筋を伸ばしあぐらをかいて座ります。 この時、細長いビーズクッションなどを用いてその上に座り、さらに膝が浮かないようにクッションをUの字に調整してその上に膝を乗せます。 両手を軽く膝の上に乗せます。 お腹の力を抜いたまま、排尿をこらえる時のように骨盤底筋群をぎゅっと収縮させます。 息をゆっくりはーっと吐きながらお腹の下の方の筋肉から順に上に向かって引き締めます。 この時、歯磨き粉のチューブを下からロールアップさせるような感じをイメージしてみましょう。 息を十分吐ききったら、ふっと息を吸い(口からでも鼻からでもよい)腹部の筋肉を緩めます。 1〜4の手順を繰り返す。 骨盤底筋群は妊娠出産を機にとても影響を受けやすく、年齢を重ねるごとに緩んでいくと言われています。 尿もれを防ぐだけでなく、高齢になると発症しやすい子宮脱を予防することもできるので、産前産後に限らずに長く行っていくことをお勧めします。

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妊娠中にこむら返りが起こりやすい理由は?こむら返りの直し方と対処法まとめ [ママリ]

妊娠中期 起こりやすい症状

妊娠9カ月(妊娠32~35週)の症状と母体の変化 胎児が大きくなるに従い、子宮はみぞおちの近くにまで大きくなってきています。 そのため、胃が圧迫されて食欲減退、胃のむかつきなどの症状がでることもあります。 また、膀胱も圧迫されるためトイレに行く回数が増えたり、ちょっとした拍子に尿漏れを起こしたりしてしまうこともあります。 これは妊娠後期に入った妊婦さんでよくみられるトラブルですが、骨盤底筋群を鍛えるストレッチをおこなうことで改善することが可能です。 尿漏れ対策としてナプキンを当てておき、こまめに交換するなど、対処しておくと安心です。 循環血液量がもっとも増える時期のため、貧血になりやすくなります。 たちくらみによる転倒などを避けるためにもゆっくり行動するようにしましょう。 そして、鉄分やビタミンCを多く含む食事を摂るよう心がけましょう。 妊娠後期に起こる可能性のある異常 ・妊娠高血圧症候群 妊娠20週以降~分娩後12週までの間に高血圧、あるいは高血圧と蛋白尿を伴う場合、「妊娠性高血圧症候群」と診断されます。 全妊娠の約3~7%の割合で発症すると言われていますが、母児にさまざまな影響を及ぼす恐れがあるので注意が必要です。 ・妊娠糖尿病 妊娠中によって軽度の糖代謝異常をきたすと、「妊娠糖尿病」と診断されます。 家族に糖尿病の方がいる場合や、肥満・過度の体重増加、35歳以上の方で発症リスクが高くなるといわれています。 妊娠糖尿病では、胎児が巨大児になるリスクがあるため食事療やインスリンの注射などによって治療がおこなわれます。 ・胎児発育不全(FGR) おなかの中の赤ちゃんの成長が妊娠週数に対して遅く、基準値を超えた場合、「胎児発育不全(FGR 」と診断されます。 初期の診断が胎児の染色体異常や先天奇形が原因なのに対し、中期以降は胎盤梗塞や前置胎盤、臍帯付着異常などが原因となっています。 全妊娠のうち約8~10%の割合で発症します。 ・切迫早産、早産 妊娠22~37週未満で早産のリスクが高くなると「切迫早産」と診断されます。 この時期は、胎外でも赤ちゃんが生存できる可能性はありますが、妊娠数週が長いほど生存率は高くなるため、妊娠を継続するための治療がおこなわれます。 切迫早産と診断されたら、医師の指示に従いできる限り安静にすることが大切です。 切迫早産の原因には、子宮頸管無料症や羊膜絨毛膜炎(CAM)などがあげられます。 ・前置胎盤 大量出血などが起こり、胎児だけではなく母体にも危険性が高いのが前置胎盤です。 妊娠後期になると入院管理をし、突然の出血にも対応できるような体制がとられることが多いです。 ・常位胎盤早期剥離 分娩前に何らかの原因で胎盤が子宮壁からはがれてしまう状態です。 発症直後は少量の出血の場合が多いですが、放置しておくと出血量が増え血圧低下や貧血により母体は危険な状態に陥ってしまうこともあります。 常位胎盤早期剥離になるとおなかの中の赤ちゃんも危険な状態に陥る可能性が高いので緊急帝王切開となることもあります。 全分娩において発生頻度は約0. 5~1. 3%となっています。 ・前期破水 陣痛が来る前に破水してしまった場合を「前期破水」といいます。 破水後は陣痛がきて出産に至るケースが多いので、妊娠37週未満に破水した場合、入院となり経過観察、あるいは出産となります。 破水後は、感染のおそれもあるため、注意が必要です。 妊娠後期に気を付けることは? おなかが大きくなる妊娠後期は、妊娠中期の頃までに比べると足元が見えづらくなってきます。 転んだりしないように、歩きやすい靴などをはくことをおすすめします。 また、出産に向けておなかが張りやすくなってくるのも特徴です。 妊娠37週に入るまでは、切迫早産や早産にならないようにおなかの張りが強くなってきたら休息をとるようにしましょう。 出血や規則的なおなかの張り、下腹部痛がある場合は、すぐに受診することが大切です。 また、臨月を迎えた後は飛行機の搭乗に医師の診断書や医師の同伴が必須などの条件がつくことがあります。 遠方に里帰りを希望している場合は、このようなことも考えて帰省スケジュールをたてておきましょう。

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