企業型dc 退職。 退職金や企業型DC、どう受け取る?年金所得者のための節税対策4選

【中小企業の社長】中小企業の場合どうやって退職金を積み立てたら良いのか?

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一般的には、退職金規程で定められた退職一時金の支給額を減額(もしくは、退職金規程を廃止)すると同時に、減額された分を支給額とするDC規約を新たに作成します。 ただし、実際にDCに移換する過去分の金額は、自己都合要支給額がベースとなります。 例えば、退職一時金1000万円のうち40%をDCに移行する場合を考えると、自己都合要支給額が800万円であれば、320万円をDCに移換します。 一般に自己都合退職をする場合、退職金が減額されることが多いのですが、DCへ資産を移換する場合は実際には離職しないので、働き続ける従業員の資産の移動において不利益が生じないよう、退職金規程を改定するなどの対応が必要です(例えば3月31日に不利益がないよう退職金規程を改定、4月1日にDC制度に移換する等の工夫を凝らす)。 退職一時金制度を採用している企業では、今まで計画的に全従業員の受給権の掛金を積上げていないこともあります。 そのため、移換に際して会社がしっかり資金繰りを行い原資を確保できるかどうかも確認する必要があります。 なお、過去の権利をDCに移換する場合、4~8年度のいずれかで分割して資産を移します。 単年度での移換は法令上認められていません。 確定給付企業年金および厚生年金基金からの移行 確定給付企業年金および厚生年金基金からの移行の場合、現行制度の減額・終了の際も労使合意が必要です DB制度や厚生年金基金制度からもDC制度へ、一部ないし全部の資産移換を行う制度変更が行えます。 一部をDC制度へ移換する場合、現行制度の側からみると給付が減らされる(仮に同水準の資産がDCへ移るとしても)ことから、給付減額の手続きが求められます。 全部をDC制度へ移換する場合も、現行制度が終了することとなるため、制度終了の労使合意が必要となります。 つまり、現行制度の減額・終了に関する同意と、DC制度の設立に関する同意について、労使合意を行い、DCへ資産を移換することとなります。 DC制度へ移換する額は現行制度の数理債務の額、最低積立基準額を下回ってはなりません。 これは簡単にいえば積立不足のある状態で移換はできないということで、制度の移行にあたって積立不足のある場合は何らかの対応をもってその解消を行う必要があります。 もっとも単純な方法は、積立不足を一括して償却することです。 しかし、全額の積立不足を解消することが困難である場合は、積立不足相当分の給付を引下げ、積立不足のない状態を作り出し、DCへ移換することが行われます。 一部分を会社が償却し、一部分は減額するようなケースも見受けられます。 このとき、給付の引下げ分については、制度の移行後に退職一時金制度として給付を復活させなければ、純粋な減額となってしまいますので、労働組合としてはその取扱いについてしっかり確認することが必要です。 厚生年金基金からの移行 厚生年金基金からの移行の場合、総合型からは一括移換を行うことができません 法令が定めているのは単独企業あるいはグループ会社で設立されている単独型・連合型の厚生年金基金からのDC移換です。 業界団体で設立され中小企業が複数加入している総合型の厚生年金基金については、全加入者を対象とした一括のDC移換は行えないものとされています。 この場合、厚生年金基金を脱退した際に、年金受給権がない従業員の資産を企業年金連合会に移換し、さらにDC制度に移換(ポータビリティ)することは可能ですが、全従業員に強制をすることはできません。 また、すでに年金受給権がある場合、その厚生年金基金に資産は留め置かれることになります。 将来の制度についてDC制度に一元化をはかることは可能ですが、過去の資産も含めた制度の連続性は絶たれることになりますので、注意が必要です。 DC制度移行の留意点 積立不足がないことが条件です 加入者ごとに管理されている口座に、積立不足分まで引き渡すことは認められません。 その積立不足をどのように解消するかは、労使でしっかり協議する必要があります。 一部移行も可能です 現行制度のうち、50%だけをDCに移行するといったことも可能です。 会社側の提案が100%DC移行だとしても、その妥当性を検証して50%移行を主張することも交渉としてありえます。

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退職したら確定拠出年金はどうなる? 状況により異なる対応が必要に

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(写真=PIXTA) 企業年金とは、要するに退職金であると考えることができます。 ひと昔前の企業年金、つまり退職金は勤続年数に応じていくらと支払われる金額が決まっていました。 このように、受け取る金額があらかじめ決められた年金のことを確定給付型企業年金といいます。 確定給付型企業年金は、年金の掛け金を準備するのも運用するのも会社が責任を負うため、運用がうまくいかなかった場合でも、約束した退職金を支払わなければならず、会社の業績を圧迫することがありました。 その結果、現従業員の給与に悪影響が出る場合があり、問題視されてきました。 そこで、会社の退職金制度として増えてきたのが、企業型確定拠出年金です。 この制度は、企業が決まった年金の掛け金を拠出しますが、運用を行うのは従業員自身です。 そして60歳以降にそれぞれの運用結果に応じた額を受け取ることになります。 会社側にとっては毎月一定の額を拠出すればいいので見通しが立てやすく、社員にとっても自分で資産の運用・管理をすることができるうえ、転職をしても自分の年金として継続(ポータビリティー)できるというメリットがあります。 一方で、自身で運用を行うため、人によって退職金に大きく差が出る可能性もあります。 企業型確定拠出年金で積極的に運用したい2つの理由 (写真=PIXTA) 運用益に税金がかからない 企業型確定拠出年金には大きく分けて、定期預金や保険商品などの元本確保型商品と、株式や債券などに投資する投資信託があります。 中でも企業型確定拠出年金で積極的に利用したいのは投資信託です。 その理由の一つとして、運用益に税金がかからないというメリットがあります。 例えば100万円で公募の投資信託を購入して運用した結果、120万円に増えたとします。 この場合、本来であれば利益20万円に20. 315%の税金がかかり、約4万円が差し引かれます。 そのため実際に受け取れる額は約116万円になりますが、企業型確定拠出年金で運用すれば運用益は非課税となりますので、20万円がそのまま利益になります。 自分で証券会社に口座を作り、同じ商品に投資をするのであれば、企業型確定拠出年金を利用して投資信託を購入した方が、効率的に資産を増やすことができます。 運用方針を変更しても手数料がかからない 例えば、これまでAとBという商品を買い続けてきたけど、これからはCとDの商品を買うように運用商品や比率を変更することを「配分変更」といいます。 企業型確定拠出年金でも、この配分変更には手数料がかからないので、気軽に運用方針を変更できます。 ただし、AとBの商品を売ったうえでEの商品を買う「スイッチング」を行うときは、それ自体には手数料はかかりませんが、売却する商品に途中解約の手数料がかかることがあるので注意が必要です。

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退職したら確定拠出年金はどうなる? 状況により異なる対応が必要に

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中小企業にも退職金制度が必要 退職金の積み立てというのはそもそも法律で強制されるものではありません。 各企業が独自に判断して積み立てていくものです。 このため退職金制度がない企業もそれなりにあります。 2018年の厚生労働省の調査によると、30人以上の従業員がいる会社で退職金制度がない企業が19. 5%あります。 より小規模な企業であればこれがもっと多くなるでしょう。 優秀な人材を確保するためには、退職金制度を就業規則に盛り込んでしっかり積み立てていくことが重要です。 中小企業の退職金相場 では退職金の相場はいくらぐらいかと言うと、中小企業退職金共済事業本部の調査では以下の通りとなっています。 定年退職であれば1,000万円から1500万円ぐらいです。 (出典:中小企業退職金共済事業本部) もちろん途中で退職すればそれ相応の金額となるわけですが、これだけの金額を積み立てていくというのはそれなりに大変なことです。 どうやってこの金額を積み立てるかと言うと一般的に2つの方法があります。 ひとつは 企業確定拠出年金を積み立てる方法です。 もう一つは 中小企業退職金共済制度を活用する方法です。 企業確定拠出年金(企業型DC) 企業確定拠出年金は企業型 DC とも言われ、民間の証券会社等を通じて退職金を積み立て、そして運用によって増やそうという方法です。 この場合、掛け金は通常会社が払いますが、従業員も同額まで合わせて掛金を拠出できる「マッチング拠出」と呼ばれる制度も利用できます。 つまり会社側と従業員側でお金を出し合って退職金を積み立てることも可能です。 確定拠出年金の 掛金は全額非課税ですし、さらに社会保険料の算定からも外れるので 社会保険料の軽減効果も期待できます。 従業員のためだけでなく、企業にとっても価値があります。 例えば、 の企業確定拠出年金は従業員1名から導入可能です。 など他の証券会社もいろいろありますので、興味があれば資料を取り寄せてみてください。 中小企業退職金共済制度(中退共制度) 中退共制度は全国の中小企業がお金を出し合って助け合う退職金制度です。 掛金の一部を国が助成していますので、少ない掛け金で多くの退職金を得ることができるお得な制度になっています。 中小企業退職金共済制度 中退共制度の特徴は次のとおりです。 掛金は口座振替• 掛金月額が5000円から30000円の範囲で従業員ごとに選べる• 一定の要件を満たせば通算制度でまとまった退職金になります• 退職金は直接従業員に払われ会社の手間が省けます• 従業員の福利厚生に利用できる提携サービスが充実 中退共の場合も 掛金は全額非課税となり、会社のとってもメリットがあります。 また、会社にしていなくても 個人事業主でも従業員のために中退共を利用することができます。 ただし、中退共はあくまで従業員のためののもで、会社の経営者(役員)や個人事業主は入ることができません。 さらに、特定業種(建設業、清酒製造業、林業)には専用の退職金共済制度があり、重複加入はできません。 役員や個人事業主なら小規模企業共済制度 従業員の退職金は企業確定拠出年金や中退共でカバーするとして、 役員や個人事業主の本人の退職金はどうやって積み立てるのか?という問題があります。 これをカバーするのが、 小規模企業共済制度です。 小規模企業共済制度は国の機関である中小機構が運営しており、小規模企業の経営者や役員、個人事業主などのための、積み立てによる退職金制度となっています。 小規模企業共済制度は個人所得の中から掛け金を納めていくもので、個人の銀行口座から振替で振り込む形となります。 掛金月額は、1000円から7万円までの範囲内(500円単位)で自由に選択できます。 掛金は加入後も増減可能で、 全額が所得控除の対象となりますので、所得税の節税にも有効です。 以上、中小企業の場合どうやって退職金を積み立てたら良いのか?という話題でした。 年金が2000万円不足するといった問題が騒がれましたが、退職金制度はだれにとっても老後資金をつくる上で重要です。 優秀な人材を確保して人手不足倒産といった事態を回避するためにも検討してみると良いでしょう。

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