あの 地平線 ラピュタ。 天空の城ラピュタあらすじを短く簡潔簡単に紹介!ネタバレ感想も!

君をのせて(井上あずみ) / コード譜 / ギター

あの 地平線 ラピュタ

その初の映画作品である『天空の城ラピュタ』は特に人気が高いように思う。 実際、再放送のたびに老若男女問わず多くの人々が沸き立っている。 日本を代表するアニメ映画と表しても過言ではないだろう。 だがしかし、驚くべきことに私(西本)はそんな『ラピュタ』を観たことがない。 30年間生きてきて今まで1度もである。 さすがにそろそろ観ておかねばと焦燥感が募り始めていたのだが、先日、折よく再放送があったのでようやく初視聴にこぎつけることができた。 そして私は、 『ラピュタ』を通じて深い絶望を味わうことになったのだ。 ・ジブリと自分 本題に移る前に、「どのジブリ映画なら観たことあるの?」と思われた方もいるかもしれないので、一応私のジブリ遍歴を記しておこう。 鑑賞済みの作品は以下の通りだ。 『となりのトトロ』 以上である。 実を言うと『トトロ』のみなのである。 「ジブリあんまり好きじゃないの?」とか「『トトロ』以外観たら死ぬ人なの?」と思われた方もいるかもしれないが、特に事情があったわけではなく、ただ観る機会もなく素通りしてきてしまったのだ。 とはいえ、作品に関して完全に無知というわけではなかった。 そしてそれゆえ 「どんな物語なのだろう」と気になってもいたし、「そろそろ観ておかねば周りと話も合わせづらい」という気持ちも年々膨張の一途をたどり、その結果、前述の通り今回の再放送での視聴に至ったわけである。 ・問題はパズー 前置きはこのくらいにして、ここからはそんな超絶ジブリビギナー三十路男が『ラピュタ』を観て何を感じたかについて書いていきたい。 当然ながら ネタバレがあるので注意してほしい。 また 大いに主観が入っている点もご了承いただければ幸いだ。 『ラピュタ』という作品が面白かったか面白くなかったかと聞かれれば、「 ハチャメチャに面白かった」と答える。 主人公パズーとヒロインのシータを含めたキャラクターたちが活き活きと動くさま、壮大なスぺクタクル、今なお色あせぬ映像美。 1986年の映画だというから驚きだ。 シータが本当に空から舞い降りてきた時はどうしようもなくワクワクしたし、有名なバルスのシーンを観た時は感慨深くなったし、エンディングで主題歌『君をのせて』が流れた時は涙腺が緩んだ。 名作と呼ばれるのも頷ける。 1回の視聴で『ラピュタ』ファンになってしまった。 だがしかし、混じり気なしに 心から没入して視聴できたかと言えば、答えは否だ。 さまざまな要素に心打たれながらも、一方で、没入を妨げる作中の「どうしても気になる部分」に脳の一部を占められていたのだ。 言わずもがな『ラピュタ』はボーイミーツガール物であり、冒険の中でパズーとシータが親密になっていくさまが描かれるわけだが、その際パズーは 圧倒的なパフォーマンスを発揮し、シータの信頼を信じがたい速度で獲得していく。 具体的に彼らが恋仲になったという描写はないが、私の目にはパズーはシータに恋心を抱いていたように映ったし、そしてシータは彼に 完全に堕ちていたように見えた。 ・タラシの証 「パズーってそこまで言うほどのキャラだったっけ?」と思われたかもしれないので、彼の人間性について、より深く掘り下げていこう。 まず最初に衝撃を受けたのは、パズーとシータの出会いから一夜明け、シータが目を覚ましたあとのシーンである。 パズーの家の屋根の上で、彼はシータにハトのエサを渡し、群がるハトに笑顔を浮かべる彼女を見て言い放つ。 安心した。 どうやら人間みたいだ。 さっきまで、 ひょっとすると天使じゃないかって心配してたんだ。 彼女が飛行石の力で空から降りてきたことに、そう言及する彼。 この台詞を聞いた時、私は「 コイツ上級者だ……」と驚嘆した。 普通なら単に「空から降ってきたから驚いたよ」だけで済ませるところに、耽美極まる表現を平然と差し込んできたのだ。 しかし文字だけで見るとキザな台詞も、パズーが口にすると全く鼻につかないから不思議である。 おそらく彼は特に何も意識せず、変に飾り立てたつもりもなく 本心から言ってのけたのだろう。 その後、パズーはそうした持ち前の人当たりの良さで、彼女と互いに笑い合うまでに打ち解ける。 初めて言葉を交わしてから約2分半後のことである。 恐るべきコミュニケーション強者だ。 初対面の人とそんな風に打ち解ける自信のないコミュ弱者の私は、羨望を抱かずにいられなかった。 ・さらなるタラシの証 シータに至高の第一印象を与えたパズーだったが、彼の「 無意識の口説き」はもちろんこれだけでは終わらない。 初会話の場面以上に衝撃を受けたのは、海賊ドーラ一家や軍隊に追い詰められ、2人が地下の洞窟に落ちてしまったあとのシーンだ。 アクシデントにも全く動じず「さあ行こう」とシータを先導する成熟加減にも驚くが、続く彼の言動には度肝を抜かれた。 自分のせいで巻き込んでしまったことを謝るシータに、パズーは気にすることないというように笑ってから、 君が空から降りてきた時、ドキドキしたんだ。 きっと素敵なことが始まったんだって。 またしても自然に、優しく朗らかにそう返すのである。 これには「 コイツ仕上がりすぎだろ……」という感想を禁じえなかった。 何を経験したらそんな甘い台詞を吐けるようになるのか。 彼の言葉によってシータは笑顔を取り戻す。 天性のモテ男パワーと言うほかない。 ・まだまだタラシ イケメンパズーのシーンはまだまだある。 ムスカに捕らわれたシータを助けるためドーラに協力を仰ぐ際、自分に力があれば彼女を守ってあげられた、ラピュタの財宝なんて要らないから彼女を守りたいと話すパズーの姿は、目がくらむほどまぶしかった。 そして救出に成功し、凄惨な出来事の連続に泣きじゃくるシータを、 声をかけずに黙って抱き締め続ける彼。 行動力と思いやりがありありと表れているシーンだ。 あまりにイケパズすぎて涙が出そうになった。 ドーラの手下の1人が、シータを抱くパズーを見て「いいなぁ……」と羨ましげにつぶやくのだが、 画面の前の私は完全にその手下と心がシンクロしていた。 なぜそんなにも完成されたモテボーイなんだパズー、 なぜ私はパズーじゃないんだと、胸の内で叫んでいた。 この辺りから、パズーに対する気持ちが羨望を通り越して、 ねたみやそねみに変わっていた。 私が独身男性であることとその変化は密接に関係していたように思う。 ・タラシすぎてもう 私の心が醜さを帯びていくにつれ、パズーとシータは目に見えて睦まじくなっていった。 ドーラの飛行船の見張り台で、パズーのマントに2人でくるまりながら彼らは語り合う。 ラピュタ文明の力におびえ、飛行石を持ち出すべきではなかったと話すシータに、 違うよ。 あの石のおかげで、僕はシータに会えたんだもの。 パズーは ロマンティックな言葉で応じ、彼女を安心させる。 さらに彼は、何も心配は要らないとばかりに「全部片付いたら、きっとゴンドア(シータの故郷)へ送っていってあげる」と約束し、こう続ける。 見たいんだ。 シータの生まれた古い家や、谷や、ヤクたちを。 受け取りようによっては告白にも聞こえる台詞に、「ああっ、パズー……!」と喜びに震える声を発するシータ。 その会話を伝声管越しに聞いていたドーラの手下がうんざりした顔をするが、 私の顔も完全に手下とシンクロしていた。 ・終わらないタラシ 物語は終盤に差しかかり、ついに念願のラピュタ上陸を果たす彼ら。 2人をつないでいたロープをほどけず困っていたシータを、いとも自然に ロープごと抱き上げるパズー。 そのまま崖まで走っていき、ラピュタの光景を目の当たりにすると、2人そろって歓喜にはしゃぐ。 勢いあまってバランスを崩し、2人は転んで草原に倒れてしまう。 至近距離で見つめ合い、そして笑い合う。 私はそんな彼らを「 ご結婚おめでとうございます」という投げやりな思いで見ていた。 パズーに対するねたみは、 自分に対する絶望に変わっていた。 私もパズーみたいな人間になりたかった。 でも、なれない。 努力で追いつけるレベルでもない。 次元が違いすぎる。 生まれ変わったとしても厳しい。 自分はパズーにはなれないという絶望。 もっと早く、それこそ子供の頃にでもこの作品を観ていれば、純粋に物語に没入できただろうに、今はもう叶わないという絶望。 エンディングになり、『君をのせて』が流れだした時も、作品の美しさに感動を覚える一方で、「 このあとパズーはシータの家に行ってイチャコラするんだろうな」という思いが頭から離れなかったのだった。 ・それでも何回も観たい というわけで、ここまで『ラピュタ』を通じて私が感じたことを長々と書き連ねてきたが、いかがだっただろうか。 要は「 非モテのひがみ」でしかないのだが、私への共感は得られなくとも、パズーの天然タラシスーパーモテボーイぶりは伝えられたのではなかろうか。 パズーが無自覚に繰り出すテクニックに、それを直接浴びていたシータが堕ちないわけがない。 ボーイミーツガールどころか、 ボーイゲッツガールであったような気がしなくもない。 ただ、こんな風に書いてはいるが、上でも述べたように私は今や『ラピュタ』のファンだ。 たとえパズーになれなくとも、絶望を味わおうとも、これまで観てこなかった分、この作品を繰り返し観ていこうと思っている。 子供の頃であれば抱かなかったであろう感情を今の私が抱いているように、10年後、20年後に再視聴したら、また別の感情を抱くに違いない。 『ラピュタ』という作品には、そんな無限の天空のような広がりが秘められていると思うのだ。 執筆:西本大紀 イラスト:マミヤ狂四郎、中澤星児、稲葉翔子.

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あの地平線~♪♪ : hayaokihukunokami no okite

あの 地平線 ラピュタ

その初の映画作品である『天空の城ラピュタ』は特に人気が高いように思う。 実際、再放送のたびに老若男女問わず多くの人々が沸き立っている。 日本を代表するアニメ映画と表しても過言ではないだろう。 だがしかし、驚くべきことに私(西本)はそんな『ラピュタ』を観たことがない。 30年間生きてきて今まで1度もである。 さすがにそろそろ観ておかねばと焦燥感が募り始めていたのだが、先日、折よく再放送があったのでようやく初視聴にこぎつけることができた。 そして私は、 『ラピュタ』を通じて深い絶望を味わうことになったのだ。 ・ジブリと自分 本題に移る前に、「どのジブリ映画なら観たことあるの?」と思われた方もいるかもしれないので、一応私のジブリ遍歴を記しておこう。 鑑賞済みの作品は以下の通りだ。 『となりのトトロ』 以上である。 実を言うと『トトロ』のみなのである。 「ジブリあんまり好きじゃないの?」とか「『トトロ』以外観たら死ぬ人なの?」と思われた方もいるかもしれないが、特に事情があったわけではなく、ただ観る機会もなく素通りしてきてしまったのだ。 とはいえ、作品に関して完全に無知というわけではなかった。 そしてそれゆえ 「どんな物語なのだろう」と気になってもいたし、「そろそろ観ておかねば周りと話も合わせづらい」という気持ちも年々膨張の一途をたどり、その結果、前述の通り今回の再放送での視聴に至ったわけである。 ・問題はパズー 前置きはこのくらいにして、ここからはそんな超絶ジブリビギナー三十路男が『ラピュタ』を観て何を感じたかについて書いていきたい。 当然ながら ネタバレがあるので注意してほしい。 また 大いに主観が入っている点もご了承いただければ幸いだ。 『ラピュタ』という作品が面白かったか面白くなかったかと聞かれれば、「 ハチャメチャに面白かった」と答える。 主人公パズーとヒロインのシータを含めたキャラクターたちが活き活きと動くさま、壮大なスぺクタクル、今なお色あせぬ映像美。 1986年の映画だというから驚きだ。 シータが本当に空から舞い降りてきた時はどうしようもなくワクワクしたし、有名なバルスのシーンを観た時は感慨深くなったし、エンディングで主題歌『君をのせて』が流れた時は涙腺が緩んだ。 名作と呼ばれるのも頷ける。 1回の視聴で『ラピュタ』ファンになってしまった。 だがしかし、混じり気なしに 心から没入して視聴できたかと言えば、答えは否だ。 さまざまな要素に心打たれながらも、一方で、没入を妨げる作中の「どうしても気になる部分」に脳の一部を占められていたのだ。 言わずもがな『ラピュタ』はボーイミーツガール物であり、冒険の中でパズーとシータが親密になっていくさまが描かれるわけだが、その際パズーは 圧倒的なパフォーマンスを発揮し、シータの信頼を信じがたい速度で獲得していく。 具体的に彼らが恋仲になったという描写はないが、私の目にはパズーはシータに恋心を抱いていたように映ったし、そしてシータは彼に 完全に堕ちていたように見えた。 ・タラシの証 「パズーってそこまで言うほどのキャラだったっけ?」と思われたかもしれないので、彼の人間性について、より深く掘り下げていこう。 まず最初に衝撃を受けたのは、パズーとシータの出会いから一夜明け、シータが目を覚ましたあとのシーンである。 パズーの家の屋根の上で、彼はシータにハトのエサを渡し、群がるハトに笑顔を浮かべる彼女を見て言い放つ。 安心した。 どうやら人間みたいだ。 さっきまで、 ひょっとすると天使じゃないかって心配してたんだ。 彼女が飛行石の力で空から降りてきたことに、そう言及する彼。 この台詞を聞いた時、私は「 コイツ上級者だ……」と驚嘆した。 普通なら単に「空から降ってきたから驚いたよ」だけで済ませるところに、耽美極まる表現を平然と差し込んできたのだ。 しかし文字だけで見るとキザな台詞も、パズーが口にすると全く鼻につかないから不思議である。 おそらく彼は特に何も意識せず、変に飾り立てたつもりもなく 本心から言ってのけたのだろう。 その後、パズーはそうした持ち前の人当たりの良さで、彼女と互いに笑い合うまでに打ち解ける。 初めて言葉を交わしてから約2分半後のことである。 恐るべきコミュニケーション強者だ。 初対面の人とそんな風に打ち解ける自信のないコミュ弱者の私は、羨望を抱かずにいられなかった。 ・さらなるタラシの証 シータに至高の第一印象を与えたパズーだったが、彼の「 無意識の口説き」はもちろんこれだけでは終わらない。 初会話の場面以上に衝撃を受けたのは、海賊ドーラ一家や軍隊に追い詰められ、2人が地下の洞窟に落ちてしまったあとのシーンだ。 アクシデントにも全く動じず「さあ行こう」とシータを先導する成熟加減にも驚くが、続く彼の言動には度肝を抜かれた。 自分のせいで巻き込んでしまったことを謝るシータに、パズーは気にすることないというように笑ってから、 君が空から降りてきた時、ドキドキしたんだ。 きっと素敵なことが始まったんだって。 またしても自然に、優しく朗らかにそう返すのである。 これには「 コイツ仕上がりすぎだろ……」という感想を禁じえなかった。 何を経験したらそんな甘い台詞を吐けるようになるのか。 彼の言葉によってシータは笑顔を取り戻す。 天性のモテ男パワーと言うほかない。 ・まだまだタラシ イケメンパズーのシーンはまだまだある。 ムスカに捕らわれたシータを助けるためドーラに協力を仰ぐ際、自分に力があれば彼女を守ってあげられた、ラピュタの財宝なんて要らないから彼女を守りたいと話すパズーの姿は、目がくらむほどまぶしかった。 そして救出に成功し、凄惨な出来事の連続に泣きじゃくるシータを、 声をかけずに黙って抱き締め続ける彼。 行動力と思いやりがありありと表れているシーンだ。 あまりにイケパズすぎて涙が出そうになった。 ドーラの手下の1人が、シータを抱くパズーを見て「いいなぁ……」と羨ましげにつぶやくのだが、 画面の前の私は完全にその手下と心がシンクロしていた。 なぜそんなにも完成されたモテボーイなんだパズー、 なぜ私はパズーじゃないんだと、胸の内で叫んでいた。 この辺りから、パズーに対する気持ちが羨望を通り越して、 ねたみやそねみに変わっていた。 私が独身男性であることとその変化は密接に関係していたように思う。 ・タラシすぎてもう 私の心が醜さを帯びていくにつれ、パズーとシータは目に見えて睦まじくなっていった。 ドーラの飛行船の見張り台で、パズーのマントに2人でくるまりながら彼らは語り合う。 ラピュタ文明の力におびえ、飛行石を持ち出すべきではなかったと話すシータに、 違うよ。 あの石のおかげで、僕はシータに会えたんだもの。 パズーは ロマンティックな言葉で応じ、彼女を安心させる。 さらに彼は、何も心配は要らないとばかりに「全部片付いたら、きっとゴンドア(シータの故郷)へ送っていってあげる」と約束し、こう続ける。 見たいんだ。 シータの生まれた古い家や、谷や、ヤクたちを。 受け取りようによっては告白にも聞こえる台詞に、「ああっ、パズー……!」と喜びに震える声を発するシータ。 その会話を伝声管越しに聞いていたドーラの手下がうんざりした顔をするが、 私の顔も完全に手下とシンクロしていた。 ・終わらないタラシ 物語は終盤に差しかかり、ついに念願のラピュタ上陸を果たす彼ら。 2人をつないでいたロープをほどけず困っていたシータを、いとも自然に ロープごと抱き上げるパズー。 そのまま崖まで走っていき、ラピュタの光景を目の当たりにすると、2人そろって歓喜にはしゃぐ。 勢いあまってバランスを崩し、2人は転んで草原に倒れてしまう。 至近距離で見つめ合い、そして笑い合う。 私はそんな彼らを「 ご結婚おめでとうございます」という投げやりな思いで見ていた。 パズーに対するねたみは、 自分に対する絶望に変わっていた。 私もパズーみたいな人間になりたかった。 でも、なれない。 努力で追いつけるレベルでもない。 次元が違いすぎる。 生まれ変わったとしても厳しい。 自分はパズーにはなれないという絶望。 もっと早く、それこそ子供の頃にでもこの作品を観ていれば、純粋に物語に没入できただろうに、今はもう叶わないという絶望。 エンディングになり、『君をのせて』が流れだした時も、作品の美しさに感動を覚える一方で、「 このあとパズーはシータの家に行ってイチャコラするんだろうな」という思いが頭から離れなかったのだった。 ・それでも何回も観たい というわけで、ここまで『ラピュタ』を通じて私が感じたことを長々と書き連ねてきたが、いかがだっただろうか。 要は「 非モテのひがみ」でしかないのだが、私への共感は得られなくとも、パズーの天然タラシスーパーモテボーイぶりは伝えられたのではなかろうか。 パズーが無自覚に繰り出すテクニックに、それを直接浴びていたシータが堕ちないわけがない。 ボーイミーツガールどころか、 ボーイゲッツガールであったような気がしなくもない。 ただ、こんな風に書いてはいるが、上でも述べたように私は今や『ラピュタ』のファンだ。 たとえパズーになれなくとも、絶望を味わおうとも、これまで観てこなかった分、この作品を繰り返し観ていこうと思っている。 子供の頃であれば抱かなかったであろう感情を今の私が抱いているように、10年後、20年後に再視聴したら、また別の感情を抱くに違いない。 『ラピュタ』という作品には、そんな無限の天空のような広がりが秘められていると思うのだ。 執筆:西本大紀 イラスト:マミヤ狂四郎、中澤星児、稲葉翔子.

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あの 地平線 ラピュタ

上映データ [ ] 公開日 上映時間 (昭和61年) 124分04秒22コマ サイズ [ ] 上映スクリーン数 系103館。 制作期間 1985年6月15日 1986年7月23日 作画枚数 6万9262枚 使用色数 381色 キャッチコピー 「 ある日、少女が空から降ってきた…」 同時上映 「」「ミセス・ハドソン人質事件」「ドーバー海峡の大空中戦! 」 概要 [ ] 監督である宮崎の小学校時代に考えていた架空の作品が骨子となっており、原作となる作品が存在しない初のアニメオリジナルの監督作品である。 製作は。 の映画『』の製作遅延により資金調達に追われた宮崎が、徳間書店のに相談したことから企画が立ち上げられ、この映画をきっかけに設立された制作映画の1作品目となった。 次第に高年齢向けになっていくアニメに対して、マンガ映画の復活を目標に小学生を対象に古典的な冒険活劇として企画され、それが結果的に大人の鑑賞に耐えうる作品になるというのが宮崎の方針であった。 音楽は冒険活劇ということからに決定していたが、プロデューサーのの再考により『』のが続投することになった。 興行こそ数字的には振るわなかったものの()、配給した東映による観客満足度調査は97. 「ラピュタ」という名称は、の『』に登場する、空を飛ぶ島にある王国「ラピュタ王国()」からとったもの。 劇中に空飛ぶ島の物語を空想した人物としてスウィフトの名前も出てくるが、名前の借用以外は『ガリヴァー旅行記』との関連はない。 後半、期のを元にした架空世界での冒険を描く。 なお、スタジオジブリ作品は本編開始前に同社のマスコットキャラクターであるトトロの横顔が描かれたブルースクリーン が登場するが、本作はトトロが登場する作品『』以前に公開された作品であるため、オリジナル映像にはトトロの横顔が描かれたブルースクリーンは存在しない。 ただし、販売用に編集されたVHSビデオ版・DVD盤・Blu-Ray版およびテレビ放送時にはトトロのブルースクリーンが登場する。 これはジブリ作品ではない『』も同様である。 あらすじ [ ] 少女は、政府の特務機関に捕らえられ飛行船に乗せられていた。 彼らの狙いはシータが亡き母から受け継いだ、謎の青い石のペンダントだった。 そこへその石を同じく狙う空中海賊一家の襲撃があり、逃げようとしたシータは誤って飛行船から転落してしまう。 シータは石が放つ不思議な光に包まれて気を失いながらゆっくりと落ちて行き、鉱山で働く少年に助けられる。 パズーはシータが追われていることを知り、彼女を守って共に逃げる。 ドーラ一家に追われた二人は谷の廃坑に落ちるが、石の力によって再び救われる。 石に詳しい老人によればそれは昔で作られただという。 ラピュタは空に浮かぶという伝説の城だが、今は亡きはラピュタを一度目にしており、ラピュタへ行くのはパズーの夢だった。 不思議なことにシータの家には"ラピュタ"という秘密の名前も受け継がれていた。 ポムと別れ、地上に戻った二人は特務機関に捕まり、軍の要塞へと連行される。 そこでシータは特務機関を指揮するから、以前ラピュタから落ちてきた壊れたを見せられる。 ラピュタは遠い昔に滅びたが、かつて高度な科学力で天空から世界を支配した強大な帝国であり、今も空のどこかに浮いているという。 飛行石はが、いつかラピュタに帰るために代々受け継ぐ物だった。 ムスカはシータがラピュタ王の末裔だと明かす。 ムスカは紳士的な態度を装い「ラピュタが存在することが平和の脅威になりうる」というまっとうな理由を語りつつ、パズーの命を盾として突きつけて脅迫的に協力を迫り、シータはパズーの身を案じてやむなくそれを受け入れる。 牢屋から解放されたパズーと再会したシータはラピュタの探索をあきらめるようにパズーに告げ、失意と共に要塞を去っていくパズーを涙とともに見送った。 その夜、愁然としていたシータは昔教わった"困った時のおまじない"を何げなく唱える。 彼女は知らなかったが、それはラピュタの封印を解く言葉だった。 その言葉によりロボット兵が突如目覚めて暴れ出し、飛行石は空に光を放ってラピュタの位置を指し示す。 一方、ムスカに解放されたパズーはいつの間にか自宅に入り込んでいたドーラ一家に捕まってしまう。 シータに裏切られたと思い込みふさぎ込んでいたパズーは、ドーラの叱咤を受けて自分を突き放すような態度を取ったシータの真意に初めて気づき、飛行石を奪うために要塞へ向かうドーラたちに自分も連れて行くように懇願する。 ドーラも、その方がシータが言うことを聞くかもしれないと考えて同行を許し、ロボット兵の暴走によって混乱する要塞から協力してシータを救い出す。 しかし、飛行石はムスカの手に渡り、彼はロボット兵を破壊した軍と共に先んじてラピュタに出発する。 パズーとシータもドーラの飛行船に乗せてもらい、後を追う形でラピュタへと向かう。 だが、ドーラの飛行船は軍に発見され雲間に逃れるも、再度遭遇し攻撃されてしまう。 巨大な低気圧の中心「竜の巣」が迫る中、ドーラの命令で見張り台を切り離してとして使用していたパズーとシータだったが、軍の攻撃により繋いでいたワイヤーが断ち切られ、飛行船とはぐれて「竜の巣」に飲み込まれてしまう。 雷の嵐の中を彷徨うパズーは、目前に現れた青白い父の飛行船の幻影を目撃し、それに導かれるようにラピュタに辿り着く。 目覚めた2人は園丁のロボット兵に城内を案内され、穏やかな庭園や水底に沈んだ町の風景を見て、恐怖の帝国と呼ばれたラピュタの平和に包まれた一面を垣間見る。 その後、遠くから爆発音を聞いて外に出た2人は、城の下層に軍に捕まり縛り上げられたドーラ一家の姿を発見する。 パズーは外壁をよじ登ってドーラを救うが、パズーを見つけたムスカの部下の銃撃から守ろうとしたシータがムスカに捕まってしまう。 ムスカはシータを捕らえたままラピュタの中枢部に入る。 ムスカの本当の狙いとは、ラピュタの力を手に入れて世界を支配することだった。 ムスカはシータに自分もラピュタ王の末裔だと明かし、飛行石で城の力を操って、軍の兵隊を皆殺しにする。 ムスカの非道な仕打ちに怒り心頭に発したシータはムスカから飛行石を奪って逃げ、助けに来たパズーと共に、昔教わった滅びの言葉「バルス」を唱える。 すると飛行石が強力な光を発して城は崩壊し、ムスカは瓦礫と共に海へ落ちる。 パズーとシータはグライダーで城から離れ、フラップターで脱出していたドーラ一家と空で再会して喜び合う。 ラピュタを浮遊させていた巨大な飛行石の結晶は、ラピュタ全体を覆っていた大樹の根に囲まれて、城の上層部とともに更に高空へと飛び去っていった。 そして二人はドーラ一家と別れ、帰途に着くのだった。 スラッグ渓谷の鉱山で働く見習い機械工で、明るく元気いっぱいで正義感と行動力あふれる10代前半の少年 [ ]。 天涯孤独で、両親の残した家で一人暮らしをしている。 ラピュタの発見に関して詐欺師の汚名を着せられたまま死んだ父のため、自作の(はばたき飛行機)でラピュタの実在を証明することを夢見る。 シータと出会ったことで、飛行石とラピュタを巡る冒険の旅へと出る。 体は頑丈で、親方のゲンコツよりも硬い石頭だと自称する。 実際、ムスカにも「彼の石頭は私のものより頑丈だったよ」と言わしめている。 飛行するフラップターの上から、数百メートルは離れている塔の上に居るシータに一瞬で気付くほど目も良い。 日の出と共にで『ハトと少年(スラッグ渓谷の朝)』を演奏し、飼っているに餌をやるのが日課だが、ドーラ一家に迎え入れられた際に世話が出来なくなった為、その鳩達を全て逃がしている。 ドーラ一家と仲間になった際に、父の形見のゴーグルを着けて出発したが、そのゴーグルはムスカの放ったリボルバーの弾丸により失われた。 タイガーモス号ではモトロ(後述)の機関助手として働き、機関室でレバーを引くほか、垂直尾翼の点検をしている。 小説版のラストでは、ラピュタでの一件の後スラッグ渓谷へ帰り、シータとは別々に暮らしているが、文通をして交流を続けている。 この手紙の文中では、オーニソプターがもうすぐ完成すること、完成したらゴンドアまで飛んでいくことなどが綴られている。 また、ラピュタに行った事については誰にも語らなかったことが明らかになっている。 本編では描かれなかったが、後に発売された『スタジオジブリ作品関連資料集〈1〉』には、完成したオーニソプターを操縦し、花束を持ってシータのもとへやって来たパズーの姿が描かれている。 はるか北方にあるゴンドアの谷に住んでいる。 ラピュタを狙うムスカの特務機関に拉致され、飛行船で運ばれているところ、ドーラ一家の襲撃に遭い、逃げ出そうとして飛行船から転落、パズーに匿われることになる。 10代前半 [ ]。 長い黒髪を二本の三つ編みおさげにし、先祖秘伝の飛行石のペンダントを首から提げている。 かつて、天帝としてラピュタに君臨した王族のたるトエル家の末裔で、継承名は「リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ」。 ラピュタ語でウルは「王」、トエルは「真」を意味し、彼女が真のラピュタの王である事を意味している。 淑やかで心優しい少女だが、ムスカを背後からワイン瓶で殴り脱出しようとする、ドーラの制止を振り切りパズーと暴風荒ぶ見張り台に残る、終盤でのムスカとの対峙のシーン等、行動的かつ胆力に富んだ一面も持ち合わせている。 山育ちで視力も良い。 彼女も天涯孤独の身であり、両親や祖母の残した畑やを飼って生活していた。 家事全般が得意。 ドーラ一家の仲間になった後は、ドーラの息子や子分たちにアイドルのような扱いを受けており、台所に覗きに来られるほどであるが、年甲斐もなく子供っぽい彼らとも嫌がることなく打ち解けている。 構想段階では、シータも海賊の娘であり、風の谷のナウシカ(ワイド漫画版)同様、シータの命によってロボット兵がラピュタを破壊するラストシーンにする予定であった。 小説版のラストでは、ラピュタでの一件の後ゴンドアの谷へ帰り、パズーとは別々に暮らしているが、文通をして交流を続けている。 おさげ髪は本編終盤でムスカの銃撃により切断されてショートカットとなったが、エピローグでは本編から半年の月日が流れており、再びおさげを結べるほどに髪の毛が伸びている。 50代。 頭脳明晰かつ決断力に富み、三人の息子や子分たち以上の健脚で、間が抜けている息子や子分達を「バカ息子共」「バカ共」と恫喝する女丈夫で、「女は度胸だ」と危険にも果敢に飛び込む胆力の持ち主。 タイガーモス号やオートモービル等様々な乗り物やランチャー等武器の扱いにも長けている。 小説版では「面倒見が良く、赤子が産まれたアジト近くの家庭に石炭半年分を贈った」「今まで一度も捕まったことがないが、それは潤沢な資金を元手に各地にアジトと情報網を構築したため」という記述がある。 また、ムスカと並ぶ暗号解読の天才でもあり、軍が飛行戦艦を誘導する無線暗号を「ANGO」というタイトルの本で瞬時に解読するほか、を「の計算機」と称して素早く使いこなし、航法計算を行っている。 当初は高価と踏んだ飛行石のみを追い求めていたが、パズーの証言や政府の動きからラピュタ実在を確信し、軍に先んじてラピュタの財宝を手に入れることを目論む。 飛行石を稼働させる鍵となるシータと、彼女を助けたパズーを追い回すが、軍への恨みと攫われたシータを救いたいパズーの覚悟を認めてからはパズーに助力し、後に2人をタイガーモス号に仲間として受け入れて(ラピュタの財宝の為もあるが)、良き理解者となる。 パズーからは「おばさん」、シータからは「おば様」と呼ばれている。 パズーに対して当初は「船長とお呼び」と言っていたが、後に訂正しなくなっている。 映画本編では、タイガーモス号の私室に掲げた若かりし頃の肖像画を見ることができる。 亡き夫は天才科学者であり、タイガーモス号及びフラップターなどは夫の形見。 元々、亡夫は誘拐同然に連れて来られて空中海賊稼業に入ったという。 小説版では、ラストの別れの際にパズーへ「あたしの惚れた夫のように立派な男になるんだよ」 と、シータ共々再会を期する言葉をかけ、半年後には新たな飛行船で軍の給金を頂戴するなど、その後も一家で空を駆け巡って活動を続けている記述がある。 監督は、自作の中で一番思い入れの深いキャラクターにドーラを挙げている。 キャラクターモデルは宮崎監督の母親とのこと。 EDでは「ドーラ」とクレジットされている。 豊かな口髭を蓄えた大男で、ダッフィーと盛んに力比べを繰り広げた。 胸筋を勢いよく膨らませてシャツの前を吹き飛ばすことができるなど筋骨隆々で腕力も兄弟中で一番強い。 が好き。 ルイからは「兄貴」、アンリからは「兄ちゃん」と呼ばれている。 ちょび髭を生やしている。 ドーラ一家の中で真っ先にシータに惚れた。 が大好物。 パズーの小屋を詮索した際、乗組員のクから名前を呼ばれている。 口調はやや高圧的な部分もあるが、コミカルな言動や表情が多い。 主にタイガーモス号の操縦士を務めており、あまり表に出ない。 常に格好をつけているが、空中海賊の息子の割には少々気弱な性格。 帽子を被っていると目が隠れる。 三兄弟の中で唯一髭が無く、頬にそばかすがある。 シータに好物をリクエストする際、迷った挙句「なんでも食う!」と言った。 三兄弟の中では唯一、名前を呼ばれるシーンが無い。 ハラ・モトロ(Motro) 声 - タイガーモス号のベテラン機関士。 乗組員たちからは「じっちゃん」と呼ばれていて、ドーラの父の代からいる最古参の部下。 ドーラからは「クソジジイ」呼ばわりされる事もあるが、船内では唯一、対等に口がきける信頼の厚い旧友でもあり、正装で私室に呼ばれを楽しむこともある。 その言動からもラピュタやゴリアテなどの情報に精通しており、ドーラ同様に空中海賊稼業のベテランであることが示唆されている。 パズーと引き合わされた際には「怒らせるとママより怖い」とルイから紹介されたが、もともと助手を欲しがっていた所に、積極的で飲み込みの早い パズーが現れたことで、助手として可愛がる事になる。 機関士としてタイガーモス号にはとりわけ愛着が強く「可愛いボロ船」の喪失を悲しんでいた。 EDでは「老技師」とクレジットされている。 カ、キ、ク、ケ、コ ドーラの部下たち。 のカ、のキ、のク、のケ、人のコの5名がいる。 ドジョウ髭でルイより先に厨房でイモの皮むきをしており、最初にシチューのおかわりをしたのはコ、シャルルに似て髭もじゃで右頬に傷痕があるのがカ、髭が無く色黒で右目に眼帯を付けているのがキ、厨房ですりこ木を回しながら「何が腹痛だコノヤロー」とコに文句を言うのがケ、パズーの家を捜した際に「ルイ、女の子の服だ」と叫んだ(厨房では壁を磨いている)のがクである。 5人とも出身国以外の経歴等は不明だが、小説版では「素質を見込み世界中から集めた5人」という記述がある。 カは台詞は全くないが、ルイ、ケ、コとタイガーモス号の船上で一杯飲んでいる際に顔が大きく描かれている。 キはオートモービルの運転やタイガーモス号のブリッジで無線機を操作しているなど、機械類の扱いに長けているという描写がある。 また、コは普段は口元を隠しているが、素顔が描かれているシーンがある。 アニメ版では名前及び出自は出てこなかったが、小説版にて名前が出る。 ケはジブリの作品群史上最初に登場する日本人キャラである。 政府から派遣された、特務機関(情報部)所属の諜報員(情報部員)であり、階級は大佐、年齢は28歳。 視力が悪く、度の入ったサングラスをかけている。 を愛用している [ ]。 表向きこそ慇懃な口調で紳士的に振舞うが、目的のためには一切手段を選ばず、上司や部下すらも簡単に見捨て、人命を塵芥のごとく軽視し、嬉々として残虐行為に手を染める冷酷非情な冷血漢。 ラピュタの持つ強大な力に強く魅せられ、新たな王としてラピュタに君臨し、地上の全世界を自らの欲望のままに恐怖支配しようという独裁者・野心家の本性を露にする。 ラピュタ名(継承名)は「ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ」。 の分家であるパロ家の末裔であり、ムスカ本人によれば、王家は地上に降りた際に二つに分かれたという。 シータの家系は飛行石、ムスカの家系はラピュタに関する古文書をそれぞれ継承しており、劇中では古文書の写しと対訳を書き記した手帳を持ち歩いている。 一時はラピュタ全体を自身の統制下に置き、古代ラピュタ帝国の復活と自身が王に君臨して地上世界を支配下に置くことを宣言するが、パズーとシータが唱えた「滅びの言葉」によってラピュタは崩壊し、その際に飛行石から発せられた強烈な光線で目を潰され視力を失ったまま、崩壊していくラピュタと運命を共にした。 『』のレプカとは服装や性格が似ており、実際に『ジブリ・ロマンアルバム 天空の城ラピュタ』など一部の資料ではムスカをレプカの先祖として紹介している。 当初ムスカ役の声優はに依頼されていたが、根津本人から直接断られ、代わりにが依頼を受け、これを引き受けた。 短気な性格の持ち主である。 行政管轄権も掌握しているが、要塞自体が僻地に位置するため、現状には強い不満を抱いており、ラピュタ探索を成功させることで中央への返り咲きを狙っている。 無線通信をドーラに傍受されて飛行客船を襲われたり、ムスカに出し抜かれて主導権を奪われたり等、司令官としては頼りない所がある。 一方で、軍人気質の持ち主でもあり、作戦行動時には自ら先頭に立って突き進むタイプで、部下からの信頼は非常に厚い。 軍服に勲章を3個着用していることから、それなりに功績を上げていることも窺える。 また諜報機関に属し、政府の密命を盾に作戦に介入するムスカを快く思っていない。 ムスカの情報によってラピュタを発見し実際に上陸には成功したものの、財宝に目が眩んでいる隙に本性を現したムスカの裏切りで罠に嵌められ、ムスカを射殺しようと発砲したことが引き金となり、雲より遥か上空のラピュタの展望室から大勢の兵士共々遥か下の海上に放り出されて死亡する。 作中では専ら「閣下」と呼ばれ、EDでは「将軍」としかクレジットされておらず、「モウロ」の名は小説と設定資料上でしか出てこない。 黒眼鏡(特務機関員) 声 - 、 ムスカに忠実に随行する部下。 丸い黒眼鏡に黒のスーツと山高帽を全員が身に着けている。 面長で口髭の男、髭のない面長の厳つい男(共にラピュタに同行)、角ばった顔で口髭の男などがいる。 飛行船では3人、シータを捕えたティディス要塞では4人が登場。 ラピュタまで同行したのは2人であったが、ラピュタの黒い半球状の構造体の内部でムスカに置き去りにされる。 置き去りにされた黒眼鏡2人は何とか元来た場所に戻ろうと構造体を形成する巨石を登ろうとしたが、ムスカが構造体を稼働させた際に足場を失った上に、しがみ付いた巨石から悲鳴を挙げながら弾き飛ばされていった。 パズーとは以前から面識があって深く慕われており、「ポムじいさん」と呼ばれている。 鉱物に精通し、鉱石の状態変化を「石たちの声」と呼び、廃坑の中を一人放浪することを楽しんでいる。 飛行石についての情報や「石が騒いでいるのは上空にラピュタが来ているから」といった言い伝えなどをパズーとシータに提供し、二人を出口まで案内してくれた。 小説版では鉱山の生き字引として鉱夫達の間で知られた存在であることが書かれている。 謎の多い人物だが、冒頭で描かれるラピュタの人々と格好が似ているなどから、ラピュタの労働者階級の末裔ではないかとも言われる。 モデルはと。 EDでは「ポムじい」とクレジットされている。 パズーの親方。 性格は荒っぽく、仕事にも厳しいが、働き者の徒弟であるパズーを何かと気にかける仁義に篤い男。 空賊相手にも怯むこと無く立ち向かうが、妻には頭が上がらない様子。 鉱夫らしい立派な体格をしており、ドーラ一家の力自慢シャルルと互角の殴り合いを演じた。 その際に他の鉱夫から名前を呼ばれている。 小説版によれば昔から鉱石を採掘してきたこの鉱山で父親の代から鉱夫をしてきたが、優良な目ぼしい鉱脈の多くが掘り尽くされ、輸送に不便な内陸から精錬工場等も次々と移転していくために、寂れる一方で「スラッグ= (slag)渓谷」と呼ばれて久しい鉱山の状況を憂いている描写がある(本編中でも新しい鉱脈の当てが外れた直後、不景気ぶりをぼやいている)。 EDでは「親方」とクレジットされている。 おかみさん 声 - ダッフィーの妻。 度胸があり肝も据わっている。 パズーを実の息子のように可愛がっている様子。 EDでは「おかみ」とクレジットされている。 マッジ(Madge) 声 - ダッフィー夫妻の娘。 パズーとも仲が良いらしく、パズーの家に遊びに行くこともある。 ティディス要塞から帰ってきたパズーを最初に発見した。 パズーとは以前からの知り合いで、運転している機関車も相当の老朽車輌。 パズーとシータを銃で狙った特務機関員と兵士達を機関車の排気で妨害する。 青い服の婦人 声 - 冒頭に1カットのみ登場した鉱山町の婦人。 パズーとも親しい知り合いであるようで、すれ違った際に「まだ仕事?」と声を掛けている。 その他の人物 [ ] シータの祖母 声 - 故人。 シータの回想シーンに登場。 可愛がっていた小羊が見つからないことを悲しみ啜り泣く幼いシータに 、おまじないとしてラピュタに纏わる様々な呪文を教えた。 この時に教えたおまじないの言葉が、ラピュタへの道筋を照らす。 パズーの両親 共に故人。 父は冒険飛行家で、かつて探検中に「竜の巣」の雲の切れ間から、伝説の「天空の城ラピュタ」を発見し、ラピュタの一部を自ら写真に収めた。 しかし人々からは、ラピュタの存在を全く信じてもらえず、詐欺師の汚名を着せられたまま亡くなる。 父が亡くなった経緯については、パズーが「詐欺師扱いされて死んだ」と語ったのみだったが、小説版では「新たな飛行船の製作のためのスポンサー探しに出た際に事故死した」という、死に至った詳細な記載がある。 また、母についての詳しい説明はパズーの口からはないが、パズーの小屋に掲げられているラピュタの写真のすぐ下に遺影写真がある。 パズーの父の協力者 パズーの父がラピュタを発見した際に乗っていた飛行船には同乗者がいたことが劇中でも確認できる。 パズーの父と共にラピュタの存在を直に目の当たりにしたこの同乗者の現在の消息は生死を含め、一切不明。 また、なぜこの同乗者がパズーの父と共にラピュタの存在を証言しなかったのかについても詳しい理由は語られていない。 ラピュタの設定 [ ] 約700年以上前に存在した古代国家。 国章は「翼のある町」。 ラピュタの民は飛行石の化技術を有し、圧倒的な超科学技術で天空から全地上を支配していた恐怖の帝国であった。 ラピュタ王は代々天帝と称され、王家に伝わる飛行石の結晶と 「黒い石」と呼ばれる石版を用いてラピュタ城の機能を制御していた。 贅沢の限りを尽くし、人類の夢を体現したラピュタ人だったが、約700年前にラピュタの科学力でも克服出来ない疫病に蝕まれ、止むを得ず地上へ降りることを決断した。 パンフレットでは上記とは異なる説明がなされており、空中都市の描写のあるの著書『 第三章 ラピュータ』のモデルは、の失われた地理誌『天空の書』に記された「ラピュタリチス」である。 ラピュタリチスは、かつて地上で大技術文明が栄えた時に戦争を嫌い、天空へと逃れた一族によって築かれた広い領土を持つ浮島だった が、あまりに高度に発達した文明生活の末に、ラピュタ人は生命力を失い、人口は減少し、紀元前500年頃に突如発生した奇病により、その後滅亡した。 一部の人々は地上へ降り、姿を隠しながら生き延びたと伝えられているが詳細は不明。 作中では帝国そのものではなく、ラピュタ帝国の聖都であり、ラピュタ人がを用いて建造したとされる空中都市のみを指す場合が多い。 ラピュタ人が地上へ降りた後、聖都は飛行石の力で天空に留まり、長らく無人のままで上空を回遊、またラピュタに再び人が近づくことの無いよう「竜の巣」と呼ばれる巨大な低気圧の渦を作り出し、これにより城に接近することを困難にしたが、王家の証である飛行石の首飾りを持つ者が望んで近づくと、龍の巣は自然に消滅、ラピュタは白日の下にその姿を現す。 偏西風と共に移動しており 、城の内部には雲を発生させる塔や、風を起こす道具などが設置されている。 その為、決して地上からは見ることができない。 元の絵コンテでは、ラピュタは王家の血筋の人間が現れると、ラピュタ底部の穴(本編でロボット兵の飛び出す穴の部分)から、超低気圧の雲の壁を急速に吸収する機能があったという。 本来は天空の城にふさわしい外観をしているが、本編でのラピュタは神殿や下部が崩落して原型が無い。 宮殿が無人化した後も、王の帰還を待つロボットたちにより守られ続けたが、永い間に大部分が損壊して、今はその一部のみが空中を漂っている。 階層ごとに、住まう人々の身分が分けられている。 頂点に神殿、その下の第一界が聖なる光と天帝の住居、その下の第二界が騎士の住居との塔、第三界はエデンの園、第四界は人民の住居、最下部には聖都が地上にあった頃に使用されていた閉鎖された巨大な門がある。 ラピュタ下部の黒い半球状の構造体の中には、王族のみが入れるという中枢部が存在する。 中枢部には飛行石の巨大な結晶体が浮かんでおり、その部屋にある「黒い石」に飛行石の首飾りを翳す事で、ラピュタの各機能を起動・制御出来る。 球体部分の底部からは七基の石柱が展開し、膨大なエネルギーを集束することで、プラズマと共に巨大な爆発を生む強力な光弾を発射することが出来る。 ムスカはこれを「ラピュタの雷(いかずち)」と称し、これこそが『』のを焼き払ったという「天の火」や「」の「の矢」だとも述べている。 現代のをも遥かに凌ぐであり、その痕跡は主にインド地方などの上記の「ラーマヤーナ」や「」の伝説に見られるという。 内部には多数のロボットも格納されており、発射口から投下して出撃させる。 他にも劇中では床を任意に変形させられる展望室を展開させたりもしており、多くの機能があることが窺える。 ラピュタが木々に覆われているのは、宮崎自身の趣味であると同時に、飛行石が植物を成長させる力を持つ宇宙の聖なる根源であるからで、シータが一人で生きてこられたのも飛行石によって畑がよく実ったからだという。 木々が茂る庭園部はドーム状の建物に覆われ、外部からは普通の外壁に見えるが、内部からは透明で日光の入る特別な物質で出来た壁によって造られており、庭園内には墓石や壊れて苔むした幾つもの園丁ロボットがある。 墓守等の役目をしている園丁ロボットが少なくとも1体はいまだに稼働しており、豊かな植物だけでなく多くの小動物(などの実在の鳥類や、キツネリス、ミノノハシなどの架空の動物もおり、キツネリスのみ『風の谷のナウシカ』にも共通して描かれる)と共に長い時を過ごしているのが窺える。 特に庭園の大樹は著しい成長を遂げており、上部はドームを突き抜けて立派な枝を伸ばし、下部のラピュタ中枢部にまで無数の根を巡らせるまでになっている。 また、庭園の下層にあたる城内の市街部には帝国全盛期に地上から集められた金銀宝石やそれらを散りばめた工芸品といった類の莫大な財宝が眠っており、上陸した軍の兵士たちはここで大挙して掠奪に奔った(完全崩壊の際、ドーラ一家が財宝の極一部をどさくさに紛れて頂戴している)。 最後はパズーとシータの 「滅びの呪文」(バルス)により崩壊し、上層部のうちで大樹に支えられた部分と巨大飛行石のみを残して、更に高高度へと飛び去って行った。 テレビ放映後、エンディングを見た子供達から「(大気の無い)宇宙でキツネリス達はどうなるの?」という疑問が寄せられたが、ラピュタは実際には宇宙空間までは上昇しておらず、空気の存在する高度で飛び続けていると説明された。 ラストのスタッフロールシーンでも地上が俯瞰できる空中に留まっている。 用語 [ ] オートモービル ドーラ一家の自家用車。 序盤に登場。 スラッグ渓谷では珍しいようで 、劇中、パズーもその旨の発言をしている。 オーニソプター パズーがラピュタ探索に向け手作りしていた木枠製のオーニソプター(はばたき飛行機)。 シータの前でゴム動力の模型を飛ばしている。 『ジ・アート・オブ 天空の城ラピュタ』には、当初は完成したオーニソプターでシータの住むゴンドアの谷に向け飛行する予定であったが、の頃から成功しなかった物を、パズーが成功させるのは如何なものか、という意見があったことから、断念したことが記載されている。 ただし、先述したとおり、後に発売された『スタジオジブリ作品関連資料集〈1〉』に、完成したオーニソプターを操縦し、花束を持ってシータのもとへやって来たパズーの姿が描かれたイラストが掲載されている。 ほかには、完成させたオーニソプターにシータを乗せ、ドーラ達のフラップターと飛行しているイラストが描かれ、ジグソーパズル に採用されている。 軽便鉄道 スラッグ渓谷を走る()。 は内部にあり、機関車はを短くしたようなフォルムである。 ()を3両連結している。 劇中の字幕には「飛行戦艦」ではなく、「飛行船艦」と表示されている。 また絵本では「空飛ぶ要塞」とも呼ばれている。 見た目はを通り越した装甲飛行船といった形状で、艦体各部の大型プロペラによって浮力と推進力とを得ており、全体に主砲(小説版では125mm)や、等の重火器を多数搭載し、強風下でも安定して飛行可能である。 また、設備があれば通常の飛行船と同様に係留も可能。 直撃すればロボット兵を破壊出来るだけの強力な火力を持つ 他、艦底部にロケット艇を3機搭載している。 ムスカとモウロ将軍一行が搭乗し、の示す道を辿ってラピュタへと向かい、途中ドーラ一家の母船タイガーモス号を攻撃して大破させたが、ラピュタ到着後、軍から離反したムスカの策略で通信装置を破壊されて本国との連絡を絶たれ、モウロをはじめ乗員の大半を喪った状況でラピュタと直接交戦する羽目となり、重火砲を斉射してラピュタの下半球部を攻撃するも全く効かず 、ラピュタ底部から発射されたロボットの大群に包囲されて集中攻撃に見舞われ、最終的には破壊され、炎に包まれた船体が折れて爆散しながら多数の兵士と共に海に墜落していった。 名前の由来は、『』に登場するの巨人「」。 小説によると、後に軍は「不慮の事故の為に長期改修を余儀なくされた」という名目で事実を隠蔽しつつ、密かに同型艦の建造に着手したとされている。 装甲列車 軍がシータ捜索のためにスラッグ渓谷に出動させた軍用列車。 3両編成で2両目が機関車。 1両目と3両目が戦闘車で、砲塔とサーチライトを搭載している。 なお、老機関士に蒸気を浴びせ掛けられた特務機関員と将校が降車したのは1両目。 ドーラ一家が根城にしている空中母船。 ブリッジの外見もあいまって巨大な鳥を思わせるような形状の飛行船。 ラピュタに向かう途中でゴリアテと遭遇し空中戦になり大破、辛うじてラピュタに不時着するも、ドーラ一家は同じくラピュタに乗り込んできた軍隊に捕虜にされてしまった。 ラピュタ崩壊時に、タイガーモス号は瓦礫に飲み込まれるが、パズーに拘束を解かれたドーラ一家はフラップターで脱出する。 飛行客船 冒頭に登場。 ムスカ一行がシータと共に乗船していたが、ドーラ一家に襲撃された。 『ジ・アート・オブ 天空の城ラピュタ』には、をモチーフにしているが、物語の展開上、ブリッジを上にした事が触れられている。 時に青白く発光する、深い青色をした石。 全世界で唯一、飛行石を岩盤から採掘し、結晶化する技術を有していたラピュタ人は、この飛行石の巨大な結晶を利用した高度な科学技術を誇っていた。 飛行石自体は地下の岩盤に多く含まれており、特段珍しい物では無いが、直に空気に触れると、ただの石に変わってしまう為、その特性を保持したまま飛行石を採掘する技術は作中の時代では既に失われている。 ラピュタ人の飛行石の結晶は、特定の人物や呪文に反応して様々に作動する仕組みを備えており、その名の示す通り物体を浮遊させる力もその一つである。 ムスカの持つ古文書にはラピュタの伝承が記録されていたが、飛行石の結晶化の技術や呪文に関しては記されてはいなかった。 飛行船 パズーの父と同乗者が搭乗した飛行船。 序盤に登場。 諸元 全長(m) 2. 040 全高(m) 1. 220 全幅(m) 7. タイガーモス号と同様にドーラの亡き夫の発明品であり、ドーラ一家の活動には欠かせない飛行機械。 機体前面はの金属板で被覆され、機体後部はオープンデッキとなっており、そこに1名もしくは2名の乗員がフック付きの結束バンドで身体を機体に係留して搭乗する。 の可変ピッチと体重移動により、上昇、下降、前進、左右転回、ホバリング等の動作を自在に行う。 また、急旋回時には機体側面からパルス噴射の火炎が噴出する。 羽根が高速で羽ばたいている為、極度に降下し過ぎたり、建物や樹木等に接近し過ぎたりすると、羽根が接触、破損して墜落する危険性がある。 機体底部には加速用の格納式ブースターが搭載されており、これを利用して緊急時等に急加速が可能。 の点火時には、羽ばたきが完全停止する。 また煙幕を放出する機能もある。 映画本編では、発電用エンジンをクランクで回転して起動させる描写があるほか、ラピュタに向け出発する直前に、燃料を補給している描写もある。 エンジンを停止してを稼働させることで、最高速で約6分間の無音飛行が可能である。 タイガーモス号には翼を畳んだ状態で数機を格納出来る(劇中に登場したのは4機)。 また機体を前後に連結した状態でも飛行可能である。 格納庫には予備の翼や部品が常備されており、簡単な修理や部品の交換が可能である。 フラップターの登場場面には、久石譲がデビュー当時の作風であるの手法に基づいた音楽を手がけた。 ラピュタの王家 かつてラピュタに君臨し全地上を支配した王家。 ラピュタが滅び、地上に降りた際にトエル家とパロ家の二つに分かれ、トエル家は飛行石とそれに関わる呪文を、パロ家はラピュタの伝承を記した古文書を受け継いできた。 シータはトエル家の末裔、ムスカはパロ家の末裔である。 トエルはラピュタ語で「真」を意味し、トエル家の末裔であるシータこそが真のラピュタ王、即ち天帝である事を意味しており 、一方パロ家もラピュタの王族であるが、こちらは(分家)とされている。 パロ家も地上へ降りた当初はゴンドアの谷で生活していたが、産業革命を機にそれまでの農耕生活を捨て、積極的にラピュタの探求を行うようになり 、トエル家は長い時の中でラピュタに関する記憶の多くを喪失していった。 竜の巣 航行において危険空域とされる巨大な積乱雲の集合体。 雲の内部はその名の通り、まるで龍のように激しく轟く雷の巣窟。 外部とは逆方向に風が吹いており、その気流が風の壁となって侵入者を阻む。 堅牢な戦艦をも容易に破壊する一方で、逆風に靡くことの出来るパズーの父のや、パズーとシータの乗っていた凧は、逆風による破壊を免れて無事に竜の巣を通り抜けることが出来た。 その正体は、封印されたラピュタを守るべく人工的に作り出されたの渦。 パズーの父は偶然竜の巣の中に突入し、ラピュタを目撃した。 真相は不明だが、パズーとシータの乗っていた凧が雷に直撃した直後、パズーはに乗っている父の姿を目撃した。 ロケット艇 軍が空賊に対抗して開発した中型飛行艇。 ロケットのにより飛行し、高い機動力を持つ。 劇中ではシータとパズーを拉致する際に使用された。 武装の有無は不明だが、機首に機関砲らしきものを2門搭載している。 ゴリアテの下部にも3機搭載されている。 なお、準備稿では、ゴリアテから発進するシーンもあったが、本編では描かれることはなかった。 ロボット兵 Superman 2 Mechanical Monsters 1941 ラピュタ城内に多数配備されている自律式の半有機体ロボット。 身長344cm、体重238kg。 戦闘、看護、園丁など、胸の紋章と色彩で区別された多種類のロボットが存在していたとされる。 戦闘用ロボットは赤茶、園丁用ロボットは緑掛かった色をしている。 劇中では、材質が金属なのかなのかも現代科学では分からないと表現されているが、設定資料には「形状記憶弾性製」と記されており、柔軟かつ必要に応じて自在に変形するとされている。 顔部中央にある二つのランプは音声装置とセンサーとを兼ね 、飛行石を持つ者の命令に従属し、彼らを衛護するプログラムが組み込まれている。 歩行は二本脚と四本脚どちらでも可能だが、園丁ロボットは劇中ではもっぱら二本脚で歩いている(この時、独特の歩行音も出している)。 戦闘ロボットは、胸部に搭載された一対のブースターと、両腕の骨格の突起物(戦闘ロボットにのみ存在)の間に形成されるとを併用して飛行することが出来、更に頭部には大小2門のビーム砲が搭載されており、巨大な軍事要塞を単独で壊滅させるほどの極めて高い戦闘力を有する。 格納されている状態では手足を折り畳んだ独特の丸まった形態をとっている。 戦闘用のロボットの一体が機能停止状態で上空から農地に落下して来たことが、政府がラピュタの調査に着手するきっかけとなった(小説版では鉱山に農作物を売りに来た農夫が「空から落ちてきて軍が回収していった悪魔の骨」の噂話を鉱夫達に語っており、これを聞いたダッフィーがパズーにもその噂を話している)。 当のロボットは故障して、既に「死んだ状態」だと思われていたが、要塞に囚われていたシータが何気なしに呟いた「守りの言葉」に反応して即座に再起動、自ら動き出し、要塞の頑丈な石壁や鋼鉄の扉、更には砲台の堅牢な装甲すら容易に溶断するほどの大変強力なビーム砲で、要塞をたちまち火の海に包んだ。 拳銃は勿論のこと、小銃や機関銃などの連射にも耐え、信管を抜かれた要塞砲榴弾の直撃を受けても装甲が大きく陥没しただけで、なおも正常に稼働し続けるほどの非常に優れた耐久性があるが、最終的にゴリアテの長砲身砲からの砲撃により破壊された。 現在のラピュタでも、機能停止したロボットが野晒し同然で朽ち果てているが、ムスカにより城内各所に保管されていた多数の無傷の戦闘用ロボットが起動、兵士達を襲いゴリアテを破壊したが、パズーとシータが唱えた「亡びの言葉」によって機能を完全に停止し、ラピュタの崩壊と共に海へと落ちていった。 ただし、園丁用ロボットだけは機能を停止することなく動き続けていた。 製作『』第2話「The Mechanical Monsters」(1941年)に登場した現金強奪ロボットがモデルとされる。 また、宮崎が「照樹務」名で脚本と演出を担当したTVアニメ『』第155話「」に本作より先に登場しているが、首からプロペラが展開して飛行する方式になっていたり、双頭になった陸戦専用機が登場するなど細部が異なる。 『ルパン』への登場はフライシャー版『スーパーマン』に対するオマージュとしてであった。 宮崎は「気に入っていて一度テレビ(新・ルパン三世・最終話)で使ったんですが、どうも心残りがありまして今回もう一度、使ってみたんです」 と発言している。 また、のDVD発売時に合わせ、がアンサーソングとなる歌詞違いの『』を発表すると共に、『君をのせて』のカバーもしている。 公開当時、から発売されていたのCMソングであった。 劇中曲 - 『ハトと少年』 劇中でパズーが演奏するトランペット曲。 が演奏。 搭乗していた宇宙飛行士のために選曲されたものである。 賞歴 [ ]• 文化庁優秀映画• 第41回(1986年)• 1986年(第15回)ぴあテン 映画部門第1位• シティロード 読者選出ベストテン 邦画第1位• おおさか映画祭 日本映画ベストテン第1位• 日本映画復興特別賞(高畑勲・宮崎駿)• 日本映画第1位• 第9回(1986年)月刊アニメージュ アニメグランプリ 作品賞• アビック・ビデオアワード'87 アニメーション賞• 第4回日本アニメフェスティバル 日本アニメ大賞・アトム賞 美術部門最優秀賞• 特別推薦 ここまでの出典• 「」アニメーション部門選出 興行・売上記録 [ ] 1986年の劇場公開時の観客動員数は77万人、配給収入は5. 8億円であり、セールス的には観客動員、収入共にジブリワースト記録である。 春・夏・ゴールデンウィーク向け子ども映画としてはや動物映画もの、などを下回った。 もっとも、スタジオジブリ自身はまずまずの成績を収めたと評価しており、次回作の製作を決定するには十分であったとされる。 (日本国内) 内容 記録 補足 興行収入 約11. 6億円 推測 配給収入 5. 83億円 全国動員 77万4271人 『イメージアルバム〜空から降ってきた少女〜』 2万枚出荷(1986年発売のLP) 4万本出荷(1986年発売のCA) 6万枚出荷(1986年発売のCD) 3万枚出荷(1993年発売の再発CD) 0. 5万枚出荷(2004年発売の再々発CD) 出典: 『サウンドトラック〜飛行石の謎〜』 3万枚出荷(1986年発売のLP) 6万本出荷(1986年発売のCA) 15万枚出荷(1986年発売のCD) 13万枚出荷(1993年発売の再発CD) 1万枚出荷(2004年発売の再々発CD) 出典: 『ドラマ編〜光よ甦れ! 〜』 1万枚出荷(1986年発売のLP) 2万本出荷(1986年発売のCA) 2万枚出荷(1986年発売のCD) 1万枚出荷(1993年発売の再発CD) 出典: 『シンフォニー編〜大樹』 1万枚出荷(1986年発売のLP) 2万本出荷(1986年発売のCA) 4万枚出荷(1986年発売のCD) 2万枚出荷(1993年発売の再発CD) 0. 5万枚出荷(2004年発売の再々発CD) 出典: 『ハイテックシリーズ』 2万本出荷(1989年発売のCA) 6万枚出荷(1989年発売のCD) 0. 5万枚出荷(2004年発売の再発CD) 出典: 『CASTLE IN THE SKY〜天空の城ラピュタ USAヴァージョンサウンドトラック〜』 3万枚(2002年発売のCD) 挿入歌 『君をのせて』 7万枚出荷(1988年発売のシングルCD) 0. 5万枚出荷(2004年発売の再発シングルCD) 出典: VHS・ベータ(徳間版) 8万本出荷 1989年7月時点 VHS(ブエナビスタ版) 100万本出荷 2003年6月現在 DVD(ブエナビスタ、2枚組・特典付) 53. 2万枚出荷 2003年6月現在 テレビ放送 [ ] と競ったが放映権を獲得し 、に、日テレ開局35周年記念として『土曜特別ロードショー』で初放送され12. 以下略)。 これ以降、日本テレビはスタジオジブリと提携を深め、宮崎が関わった映画作品は日本テレビで放映されるようになる。 には、劇場公開時のフィルム風合いを再現したニューマスター版が通常より40分拡大して初放送された。 視聴率 [ ]• 数値はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。 回数 放送日 視聴率 備考 1 1988年 04月 02日(土) 12. 宮崎本人が解説としてゲスト出演。 2 1989年 07月21日(金) 22. 3 1991年 05月 03日(金) 17. 17 2019年 08月30日(金) 14. 簡易版のエンディングには、一連の事件以後の様子が描かれた画(小説版の挿絵)が転用されたため、この回の放送を観た視聴者から発信される形で 「『天空の城ラピュタ』にはパズーがシータの元を訪ねる特別ヴァージョンのエンディングが存在する」という都市伝説が生まれた。 制作背景・影響 [ ] 舞台設定 [ ] 物語の舞台は企画段階では「。 ただし国王は登場しない」とされており、後に宮崎駿は舞台をイギリスのつもりで設定したと語っている。 宮崎は製作が始まる前の1985年5月にのをロケハンで訪れており、そこで見た風景が本作に活かされた。 後にやらと同地を再訪している。 また登場する小火器(拳銃、小銃、重機関銃)もイギリスの兵器をモチーフにしている。 年代は劇中で明示されていないが、パズーの父親が撮ったラピュタの写真には「1868. 7」と作品世界の暦による年代らしき数字が印字されている。 名前の由来 [ ] 空に浮かぶ島の名前「ラピュタ」は、スウィフト『』からで、当初は「ラプュタ」であった。 言いにくいので気に入らなかったが、企画書の説得力が増すという理由のみでつけられた。 宮崎はガリヴァー旅行記のダイジェスト版しか読んだことがなく、内容も大して面白いと思わず、ラピュタという名前も覚えてなかった。 パズーの名前の由来は、学生時代に考えた船乗りの名前の一つで、「未来少年コナン」で使用されずに唯一残っていたという理由で使用された。 シータの名前は、学生時代に創作していた人形劇「サイン・コサイン・シータ」(精神病院が舞台で、少年アルファ何号と、少女シータ何号の物語)からの転用とされる。 物語自体は小学生の頃に考えたもの。 発表前の仮タイトルは、「少年パズー・飛行石の謎」で、サブタイトルは「空中城の虜」「空とぶ宝島」「飛行帝国」「空中魔城」「戦国魔城」などの案があった。 設定の由来 [ ] 「廃れてしまった古の機械文明」が作った「空中に浮かぶ島」、「飛行船に乗る海賊」であるドーラ一家という物語のモチーフは、幻の作品である『』(インドとの合作。 一度滅亡した文明や、古代核兵器などの設定)と、『』(東京ムービー)の企画に参加していた際に、宮崎がイメージしていたものが投影されている。 ドーラの原形は宮崎駿の母親。 パズーの乗るグライダーは映画『』のツェッペリン飛行船の観測ゴンドラの影響。 飛行石のモチーフは、の『』から。 架空の言語「ラピュタ語」は出まかせであるが、などに影響を受けている。 また、によると、宮崎は以前にアニメ番組の企画として『未来少年コナン2』という位置付けの「主人公の少年・少女が謎のペンダントをめぐり潜水艦で世界中を旅する。 そしてそれを狙う悪役一派がいる」という案をNHKに提出したが、採用されなかった。 この案を後に宮崎は本作に生かし、庵野は別作品の『』に持ち込んだという。 都市伝説 [ ] 『ラピュタのエンディング映像には続きがあり、テレビ放映の際に目撃した』などのがあったが、スタジオジブリは否定するコメントを出しており、小説版の後日談と資料集のイラストなどが混同して噂が広まったのではないかとしている。 また、テレビ放送で流された簡易版エンディング(本編の静止画、イメージボードのイラストなどにスタッフロールを乗せたもの)がその噂の元であるとする検証サイトもある。 インターネットでの影響 [ ] 「」も参照 地上波でテレビ放送される際に、等の等において終盤の山場の台詞「バルス」に合わせた大量書き込みが行われ 、高負荷によるダウンがたびたび発生している。 2009年11月20日放映時にはでも同様に終盤の台詞がツイートされたものの、利用者がまだ少なかったこともありサーバダウンが発生することはなかったが 、利用者が大幅に増加した2011年12月9日放映時はTPS(1秒間あたりのツイート数)が従来の世界記録を大幅に更新する25,088TPSに達した。 2013年8月2日にも放映されたが、放送一週間前には前回放映時の影響から「Twitter公式アカウントが『バルス』投稿の自粛をお願いする」コラージュ画像が出回り話題を呼んだ。 なお当日は大量のツイートが散見されたがトラブルは発生せず、前回を大幅に上回る143,199TPSを達成した。 2016年1月15日の放送時には公式に「バルス」の放映される瞬間を予想する企画も行われた。 結果は約55,000TPSと記録更新はならなかったものの、TPM(1分間あたりの数)が345,397TPMを記録した。 ジブリ美術館 [ ] では本作に登場するロボットの模型が常設展示されており、には「天空の城ラピュタと空想科学の機械達展」が開かれた。 日本国外版 [ ] 英語版 [ ] 英語版は2種類存在する。 最初の英語版は が『 Laputa: The Flying Island』の名で1989年にイギリスで公開したもの。 2つ目は2003年にディズニーが配給し、ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント(ウォルト・ディズニー・スタジオ・ホーム・エンターテイメント)よりDVDが発売されている『 Castle in the Sky』。 日本では、前者の音源はに発売されたDVDに収録され、後者はに発売されたデジタルリマスター版のDVDに収録されている。 日本での販売用ブルーレイ(発売)に収録されている英語版は、デジタルリマスターDVDと同じディズニー版の『Castle in the Sky』で、特典映像の一つとして収録されている。 スタッフロールはすべて英語で表記されている。 タイトルが変更されているのは、ラピュタの命名の元となったスウィフトの『』第三章の飛行島ラピュータ(Laputa は、のLa puta()をもじって命名されたものであり、スペイン語圏およびの多いでは不適切なため。 最初の英語版は、配給元のストリームライン・ピクチャーズにより翻訳されたものではない。 ストリームライン・ピクチャーズのフレッド・パットンによれば最初はの国際線の機内上映のために製作されたもので、ストリームラインはそれを日本から渡されたとのことで、実際に誰が翻訳、吹き替えを行ったのかは不明とされる。 日本語版ではドーラが40秒、ムスカが3分間待つところは共に1分間となっている。 ディズニー版の『Castle in the Sky』には本人によるオリジナル版と異なる音楽が使用されている。 日本版では上映時間2時間4分のうち音楽は約1時間で、箇所によっては7~8分に渡り音楽が全くない部分があるが、ディズニーのスタッフから海外では全編鳴っているのが当たり前で、3分も曲が無いと落ち着かなくなると説明され、基本となるメロディの大部分を生かしながら、久石が大幅にアレンジを変更し新たに録音を行った。 オープニング曲は飛行石が輝く場面とシンクロするようになっており、エンディング曲は日本語オリジナル版の上にピアノの演奏がミックスされている。 CDは徳間ジャパンより発売されている。 ディズニー版は2017年にアメリカで、とによってイベント上映され 、翌2018年にも11月18日から20日の間に 、字幕版と併せて648館で劇場公開された。 同じDVDに収録されている日本語オリジナル版および、そのオリジナル版と同じ音楽を用いたフランス語版の音声は、音楽の音程がオリジナルより約半音高くなっている。 英語版の字幕は英語版音声を忠実に書き起こしたものと日本語版からの翻訳重視のものが2種類収録されているが、フランス語版の字幕は1種類のみで、フランス語版の音声と字幕では内容が異なる。 関連商品 [ ] 作品本編に関するもの [ ] 映像ソフト• 天空の城ラピュタ - (1998年9月18日)• 天空の城ラピュタ DVD - ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント (2002年10月4日)• 天空の城ラピュタ DVDコレクターズ・エディション - ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント (2002年10月4日)• DVD(宮崎駿監督作品集) - 2014年7月2日発売• 天空の城ラピュタ Blu-ray Disc - ウォルト ディズニー スタジオ ホーム エンターテイメント(2010年12月22日)• Blu-ray Disc(宮崎駿監督作品集) - ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン 2014年7月2日発売 出版• THE ART OF 天空の城ラピュタ(1986年11月30日)• 天空の城ラピュタ(徳間アニメ絵本)(1988年3月31日)• スタジオジブリ作品関連資料集 型録I(1996年6月30日)• 天空の城ラピュタ(スタジオジブリ絵コンテ全集2)(1986年10月、新装版2001年6月)• 天空の城ラピュタ(ロマンアルバム)(1986年10月、新装版2001年9月)• ジブリの教科書2 天空の城ラピュタ(〈〉、2013年5月10日)• シネマコミック2 天空の城ラピュタ(文藝春秋〈文春ジブリ文庫〉、2013年5月10日)• 天空の城ラピュタ大百科(〈ケイブンシャの大百科〉、1986年8月) 音楽• 天空の城ラピュタ イメージアルバム 空から降ってきた少女 (2004年8月25日)TKCA-72720• 天空の城ラピュタ サウンドトラック 飛行石の謎 徳間ジャパンコミュニケーションズ(2004年8月25日)TKCA-72721• 天空の城ラピュタ シンフォニー編〜大樹 徳間ジャパンコミュニケーションズ(2004年8月25日)TKCA-72722• 天空の城ラピュタ ハイテックシリーズ 徳間ジャパンコミュニケーションズ(2004年8月25日)TKCA-72723• アニメージュ・ゲーム文庫「天空の城ラピュタ」より 天界の迷宮(作:、絵:ふじたゆきひさ、徳間書店〈〉、1987年12月)• アニメをゲームブック化した作品であるが、敵との戦いが敵味方ともに体力がゼロになる前に士気が減少することによる逃亡で決着がつく、パズーは軍人に対して正面から戦うとほぼ確実に捕まってしまうなど、原作テイストよりも作家性が非常に強い作品になっている。 宮崎駿 映画の風(空の会 著、創樹社、1993年12月)• もう一つの「バルス」-宮崎駿と『天空の城ラピュタ』の時代( 著、、2016年10月/(増訂版)、2018年9月)• スタッフ(ジブリ制作デスク)による回想記 タイアップ商品 [ ]• CMは契約上アニメ映像を使用できないため、パズーとシータの格好をした少年少女と実寸大のフラップターを使用した実写映像となっており、とがナレーションを行ない、CMソングとして上記のイメージソングが使用された。 マイドリーム() 小説版 [ ] 『小説 天空の城ラピュタ 前・後篇』、• 小説 天空の城ラピュタ 前篇(1986年5月31日初版、)• 小説 天空の城ラピュタ 後篇(1986年7月31日初版、) イラストは。 亀岡は宮崎自身からの指名を受けノベライズ を担当し、月刊『』に連載後に出版された。 映画では描かれていない飛行客船襲撃よりも前のエピソードや、映画のラストの半年後を舞台としたエピローグが書かれており、その他細かい設定や、登場人物の心情描写の補完がなされている。 2002年にDVD化された際、10000セット限定販売の『「天空の城ラピュタ」DVDコレクターズ・エディション』に、この小説版をハードカバー単行版で再編し『コレクターズ・エディション』版に付属された。 脚注 [ ] [] 注釈 [ ]• 光は要塞から見てほとんど真東の空を指した。 又、この方角に関してのシータの台詞から劇中が秋分を過ぎた秋であることが窺える。 初期設定では13歳と設定されていたが、この年齢設定は後に廃止されている。 初期設定では12歳と設定されていたが、この年齢設定は後に廃止されている。 両親についてはシータの口からわずかに語られるのみで、登場するシーンはない。 文春ジブリ文庫『シネマ・コミック』の表記は「マ・ドーラ」。 『ジ・アート・オブ 天空の城ラピュタ』に掲載された準備稿にも、同様の台詞がある。 ドーラの父が死んだ時に四散した部下の中で唯一、ドーラのもとに残り一家を盛り立ててきたという記述が小説版にある。 紹介早々「狭くて手が入らねぇ」とボヤくモトロの横に素早く潜り込み、整備箇所をすぐに把握して見せた。 小説版ではシータに「儂みたいになれる」と言っている。 本編でも終盤でラピュタから生還したパズー達と再会した時にドーラの息子や部下達がシータの名を呼び歓喜する中、「小僧」とパズーを呼んで喜んでいた。 また、シータについても気に入っており、ドーラとのチェスの対局中に「いい子だよ」と発言している。 小説では、「ボロ船」ではなく「儂の可愛い タイガーモスが…」と言っている。 パズーとドーラ一家がティディス要塞に向け出発する際のシーン。 私服を着ているためわずかだが素顔が映る。 ただし、モウロ将軍や将校たちとの会議中、サングラスを外し、素顔を見せているシーンがある。 これは監督が好む銃であり、後に制作した『』や『』にも登場している。 これは、当初本作が、『未来少年コナン』の以前の世界観にある作品として企画されていたことに由来する。 演じた永井は、「欲ボケの頭の悪い将軍です(笑)。 軍人はすこし頭の悪い方が出世するんですよ」とコメントしている。 これは、文藝春秋文春ジブリ文庫『ジブリの教科書2 天空の城ラピュタ』にも掲載されている。 襟元に十字勲章、左胸に円形の勲章を2個。 なお、十字勲章はムスカに退避を進言したゴリアテの乗員も着けている。 ただし、『ジ・アート・オブ 天空の城ラピュタ』に掲載された準備稿には、ムスカが将軍に対し面従腹背しているきらいはあるが、「シータにロボットを見せるように将軍に対して進言する」「将軍がラピュタ探索の指揮官に任命された際に祝辞を述べる」「ゴリアテの乗員に対し将軍を収容するように指示する」「ムスカの諫言を将軍が率直に受け入れる」等、それほど対立している様子は描かれてはいない。 当時、宮崎は「ポムじいは何者だと思うか?」と隣にいた演出家に問うており、絵コンテを読み込んでいた演出がこの説を語ると、肯定も否定もしなかったものの、机で鼻歌を歌ったという。 シャルルとの力比べで自分の服を破いて筋肉を見せつけた際、おかみさんから「誰がその服を縫うんだい?」と言われてしまう。 映画本編では言及されないが、小説版の「後篇」でこの記述がある。 後に発売されたブルーレイ版特典映像の「オリジナル脚本」では、可愛がっていたが見つからなかったことが理由であると記載。 舵輪を握って操船していたのは、パズーの父である。 同乗者についての詳しい設定はされていない。 また、劇中でも、詳しい説明はパズーの口からはない。 プラトンの著書に『天空の書』なる書籍は存在しない の項を参照• これらは物語が進行しないので省略された• 劇中では大きすぎるという理由で城のみが描かれた• 宮崎によると「表向きには、たまたま木が生えただけで、理屈はどうでもいい」とのこと• エンスカイ製 80ピース 天空の城ラピュタ テスト飛行 80-F003• 最も、この時ロボット兵は信管を抜かれた要塞砲榴弾の直撃により胸の装甲が大きく陥没した状態だったので、少なくとも二回は胸の装甲を狙う必要がある。 ムスカはゴリアテがラピュタの力に恐れて逃げずに自分と戦う判断をした事を、「私と戦うつもりか」と嘲笑していた。 シータが祖母から教わった呪文の光を「聖なる光」とすぐに見抜くも、肝心の呪文は知らなかったため、「どんな言葉だ?教えろ、その言葉を!」とシータに迫った。 サントラ所収「ロボット兵 復活〜救出 」• その際、パズーの父がパズーに目をやっている。 対象に反応して発光したり信号音も出す• 左腕は半分程が、右足は足首が壊れて外れていたが、何故その状態で落下したのかは不明。 徳間ジャパンにかつて存在したアニメ系楽曲のレーベル。 1986年発売当時は同レーベルよりリリースされた。 キネマ旬報では7億円となっている。 ムスカの所持する銃が実際に開発されたのは西暦1927年。 は、「宮崎駿は、ムスカが好きなんです。 (中略)ああいう人に対して、自己投影しているんですね。 ドーラは、『ラピュタ』の制作中に亡くなったお母さんですし。 でも、キャラクターに自己や母親を投影してるなんて、本人にしたら恥ずかしいことで、人には言われたくなかったんでしょう」とコメントしている。 『文春ジブリ文庫 ジブリの教科書2 天空の城ラピュタ』「借金を背負って発足した『スタジオジブリ』」60頁• 宮崎駿の実弟、宮崎至朗は、「試写会の後、私にはわかったような気がした。 あれは駿兄貴が映像を通してオフクロに送った、無器用だが精一杯のはなむけだったのかもしれないと」とコメントしている。 初出は1989年に発行の『アニメージュ特別編集ガイドブック 魔女の宅急便』(徳間書店)。 これは『文春ジブリ文庫 ジブリの教科書2 天空の城ラピュタ』に「家族の風景-兄・宮崎駿」として掲載されている。 の『』枠で放送されたテレビアニメ『』も本企画の設定が転用されている。 ゴリアテが撃沈された際のムスカの台詞「見ろ、人がゴミのようだ! 」の時点でサーバが落ちることが多い。 同梱書籍であり、価格やISBNコードの記載はない。 なおハードカバー版も、当初は別に単体で販売予定され、DVDパッケージに同梱された関連商品の紹介チラシにも記載されたが、DVD発売時点では発行中止が決定し、訂正の注意書きも同梱されていた。 出典 [ ]• 『あの旗を撃て 『アニメージュ』血風録』、2004年、239頁。。 『宮崎駿の』・ちくま新書、2001年、27頁。。 『『天空の城ラピュタ』企画原案」『出発点 1979〜1996』』、1996年、394-395頁。。 「」 「久石譲in武道館」チラシより 内• 『宮崎アニメは、なぜ当たる スピルバーグを超えた理由』、2008年、39頁。。 『』のみレッドスクリーンとなっている。 , pp. 99-101, タイガーモス. 105. , p. , p. 161. 厳密には落とされた瞬間しか描かれていないため映像上では生死不明だが、ラピュタの高度からして明らかに助かる可能性はなく、ムスカ自身も彼らを始末する際に明確に殺意を露わにしている。 逃げ出した兵士が乗り込んだゴリアテもラピュタを攻撃しようとしたためロボット兵により破壊されており、兵士の生存をにおわせる描写は作中では一切存在していない。 「もう一つの「バルス」 -宮崎駿と『天空の城ラピュタ』の時代-」木原浩勝(講談社)• 『THE ART OF LAPUTA』より• 108. 「天空の城ラピュタ」劇場パンフレットのストーリー解説• 「スタジオジブリ作品関連資料集1」「天空の城ラピュタ」劇場パンフレットに掲載された宮崎による企画制作メモ P. 「もう一つの「バルス」 -宮崎駿と『天空の城ラピュタ』の時代-」(講談社、p. 148)• 132. 1986年8月3日、宮﨑への学生のインタビュー• 「天空の城ラピュタ」劇場パンフレットのラピュタの解説• , p. 128. , p. , p. 109. , p. 125. アニメージュ編集部『THE ART OF LAPUTA』徳間書店 1986年• ELISE(アットエリーゼ). 2016年1月19日閲覧。 ELISE(アットエリーゼ). 2016年1月19日閲覧。 JAXA宇宙航空研究開発機構 宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センター 2010年4月7日. 2016年1月18日閲覧。 2016年1月19日閲覧。 2016年1月19日閲覧。 参考:一般社団法人日本映画製作者連盟• ~再現映像で綴る誕生物語~』、2003年。 104. 「邦画フリーブッキング配収ベスト作品」『』(62年)下旬号、、1987年、 129頁。 101. 103. 横山宗喜「熾烈な戦い"テレビ放映権"」『あの旗を撃て 『アニメージュ』血風録』尾形英夫、オークラ出版、2004年、pp. 289-290• 2016年1月18日. 2016年1月19日閲覧。 スポニチ Sponichi Annex. 2017年10月2日. 2017年10月2日閲覧。 スポーツニッポン新聞社. 2019年9月2日. 2019年9月2日閲覧。 『風の帰る場所』(p. 290)• , p. , pp. 79-. 42分頃の鈴木敏夫の発言• 鈴木敏夫「あのーね、ドーラって自分のお母さんがモデルなんですよねぇ。 やっぱり性格。 であのー二人の息子を相手にね、色々やってるでしょう。 あれも自分のお母さん。 で実はねこの映画作ってる時にね亡くなっちゃったんですよね。 だからもう、ほんとど真ん中でね、葬式があったりして。 で宮さんてねお母さん孝行だったから、ま辛い思いしたと思いますけれどでも、ドーラをモデルにして、そうやって映画の中で描けた事は喜んでましたよね」 - 53:28• 『ふしぎの海のナディア絵コンテ全集』第1巻「ナディア懴悔話〜第1回 ナディア誕生秘話」• (スタジオジブリ)• 、やじうまWatch、2007年6月19日• 、やじうまWatch、2009年11月20日• TechCrunch. 2011年12月14日閲覧。 、ITmedia ニュース、2013年8月3日• 2016年1月5日. 2016年1月12日閲覧。 2016年1月16日. 2016年1月19日閲覧。 (駿宮崎ウェブ、英語)• 「音楽家 久石譲」『鈴木光司対談集 天才たちのDNA』、、2001年、、pp. 152-153• 「Keyboard Magazine 1999年8月号」、1999年、リットーミュージック、pp32-33。 Zack Sharf 2017年3月28日. 2019年8月27日閲覧。 2017年. 2019年9月17日閲覧。 SOURCE Fathom Events 2018年2月14日. 2019年8月27日閲覧。 2018年. 2019年8月27日閲覧。 2018年11月18日. 2019年8月27日閲覧。 文庫カバー折り返しでの紹介文。 参考文献 [ ]• 叶精二『宮崎駿全書』フィルムアート社、2006年。 関連項目 [ ]• 登場するメカニックのモデル• 関連のある作品• その他• 外部リンク [ ]• - 日本映画情報システム• - (英語)• - (英語)• - (2004年12月24日放送分)• - 金曜ロードショー(2007年6月15日放送分)• - 金曜ロードショー(2009年11月20日放送分)• - 金曜ロードショー(2011年12月9日放送分)• - 金曜ロードSHOW! (2013年8月2日放送分)• - 金曜ロードSHOW! (2016年1月15日放送分).

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