依存 性 パーソナリティ 障害。 境界性パーソナリティ障害の特徴・原因・症状 [メンタルヘルス] All About

「生きるのがつらい…」境界性パーソナリティ障害とは?

依存 性 パーソナリティ 障害

スポンサーリンク そのため、他のパーソナリティ障害よりも、社会適応の幅が広いという特徴があります。 直面できない、回避性パーソナリティ障害 回避性パーソナリティ障害の特徴 ・実行する前にあきらめる ・実行すると後悔する 回避性パーソナリティ障害の場合、困難があらわれると、困難を避けることで自分を守ります。 やりたいことがあっても、自分にはきっと無理だろうとあきらめてしまい、思い切ってやってみた場合は、やらないほうがよかったのではと思い悩みます。 対応のポイント 面倒なこと、たいへんなことをやりたくないと思うのは自然な感情です。 周囲は「やらなきゃだめだ」などと義務感をあおったりせず、本人の「やりたい」と思う気持ちを助けましょう。 自分で決められない、依存性パーソナリティ障害 依存性パーソナリティ障害の特徴 ・自分で答えを出せない ・誰かいないと不安になる 依存性パーソナリティ障害は、誰かの助言なしには自分で物事を決められず、相手が間違っていると思っても、それを口に出せません。 ほかのパーソナリティ障害を併せ持っていることがよくあります。 対応のポイント 代わりに答えを出すのではなく、「あなたはどれがいいと思う?」など、自分で判断したり、決める練習をします。 失敗したときには責めてはいけません。 ルール通りでないと気がすまない、強迫性パーソナリティ障害 強迫性パーソナリティ障害の特徴 ・自分のルールにこだわる ・いい加減さ、ミスが許せない 強迫性パーソナリティ障害は、自分で決めたルールや型通りのやり方にこだわり、完璧にできないと気がすみません。 ルールがないところや、急な変化を嫌う傾向があります。 スポンサーリンク 対応のポイント 多少偏屈なところがあっても、なるべく本人のルールを尊重しましょう。 コツコツとやるタイプなので、向いている仕事や作業をすすめると本領を発揮することがしばしばあります。 日本人に多い回避性パーソナリティ障害 これらの3つのうち、もっとも多いのは回避性パーソナリティ障害です。 回避性パーソナリティ障害の症状の程度が重ければひきこもりの原因となり、専門的な治療が必要になりますが、多少の不便はあっても社会でそれなりにうまくやっていけるケースも多く見られます。 親からの自立が解決の糸口に 回避性パーソナリティ障害では、親が子どものことを何でも決めてしまうパターンが、子どもの中に深く根付いているケースが多いようです。 親は子どもの傾向を「弱さ」と片づけがちです。 回避性パーソナリティ障害の治療では、子どもの自立心を養い、多くのケースでは、親からの自立が大きなテーマになります。 回避性パーソナリティ障害の原因は親との関係 親が強く子どものすることに干渉したり、支配したりすると、子どもは自分では何も決定せずに親に依存する傾向が出てきます。 その結果として、回避性パーソナリティ障害と診断される人が多く見られます。 親のNGワード 「あなたには決められないよ。 これがいいよ。 」 「やっぱり無理だったでしょ?」 子どもに無理と決めつけると、子どもはその通りに弱くなり、自分で判断する力を失います。 また、失敗したときに「やっぱり」と言われると、子どもは自分には能力がない、何をしてもムダだと信じこみます。 自分を表に出すことが心を強くする ・自分の気持ちを口に出す ・休むことをマイナスに考えない ・いろいろな可能性を考える 回避性パーソナリティ障害の人は、主体的に考え、それを表現するのが苦手です。 まずは、自分の気持ちを口に出すことから始めましょう。 疲れたり、失敗したら休んでもかまいません。 とにかやってみることが、世界を広げる第一歩です。

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日本人に多い回避性・依存性・強迫性パーソナリティ障害の特徴とは?

依存 性 パーソナリティ 障害

依存性パーソナリティ障害の人は、怖がりで、自分に自信がない人に多く、他人にしがみつく行動をとり、依存や嗜癖の問題もあり、自分の面倒を見てもらおうとする欲求が強く、何をしようとしても一人ではできなくなります。 性格は寂しがり屋で、相手がいることで、安心安全感を得てきたために、一人になると自分の役割が無くなり、どうしていいか分からなくなります。 誰かがいることで、自分という存在が成り立ち、何かに依存することで、自分で自分を保てるために、一人になると、その空間ではいられなくなり、寂しさや孤独に耐えられず、誰かを求めて動くか、胸や呼吸が苦しくなるか、自分が自分で無くなるような恐怖が襲います。 もともと自分がないから、他人から何か役割が与えられないと、自分の軸が無くなります。 原因としては、発達早期のトラウマや複雑なトラウマ、母子関係のこじれ、神経発達の問題、生まれ持った資質の弱さがあると思われます。 例えば、過去に恐ろしい外傷体験を被り、その時に、誰かに助けを求めても、誰も助けてくれず、必死に逃げても、捕まってしまって身動きが取れなくなり、大きなショックを受けました。 その大きなショックが体に刻まれて、一人になると、誰かに助けを求めたくなり、一人にしないで待ってほしいと思うようになります。 また、母子関係の愛着関係に問題があり、乳幼児の頃に、母親と育まれる心の安全基地の存在が希薄で、外の世界を自由に探索できずにいた可能性があります。 そして、探索行動の間は、怖がりなせいで、警戒心が過剰になるか、あるいは母親の情緒応答性の悪さや母親の不在を経験しているために、心身のバランスを欠き、自分の中の恐れや不安の情動を自己調整できないという不全感のなかで育っています。 大人になった今でも、人との関係で本当に深いところまで入れず、自分が現実と直接関われていないように感じています。 依存傾向が強い人は、自分の中の恐れや不安を強烈に感じやすく、無力になればなるほど、焦りを感じて、誰かにしがみつきたくなり、周りを巻き込んで、安心や元気が得られるまで相手のことを離そうとしません。 また、依存性パーソナリティ障害の人は、子どもの頃から、孤独で、人との距離があって、つかみどころのない性格をしており、母親か、家族の誰か、空想上の人物にずっとくっついてべったりだった過去を持つことが多いです。 赤ん坊の頃から、引っ込み思案で怖がりで不安が強くて、探索行動のときは、母親が安全基地として機能せずに、どっちにいけばいいかわからず、おろおろしていました。 また、新しいことをすることに対して、恐怖があり、ふらふらしていました。 周囲の目がその子に集まると、焦りが強くなり、どうしていいか分からなくなって、身体の方に何かが起きて、パニックになる、頭が真っ白になる、言葉が出てこない、お腹が痛くなるなど、いつも失敗してきたように感じています。 子どもの頃から、人間関係が上手くいっていないように感じており、自分に自信が持てなくて、対人恐怖があります。 現実に恐怖を感じてしまうと、誰にも守られていないように感じて、愛着対象を求めてしまいますが、自分一人しかいない場合は、自己否定が強くなり、苦しくなるために、何も感じないようしたり、頭の中で勝手な空想を広げたりしてきました。 集団場面では、恥をかきたくない気持ちから、過度に緊張しやすく、感情が高まって、顔が赤くなる、胸がドキドキする、汗をかく、手が震える、体が痺れる、頭がフリーズするなど、落ち着きがなくなります。 もともと怖がりな性格なうえに、とても辛い毎日を繰り返してきたために、身体がギュッと縮こまった状態で、ロックされています。 長年に渡って、無意識下で凍りつくような状態が続くと、自己感覚が麻痺していきます。 身体が麻痺していくと、自他の区別がつきにくくなり、相手との境界線が失われてしまって、恐怖と依存心が高まります。 さらに、自己感覚が希薄になると、自分で自分を満たすことができないために、他者を通して自分を満たす必要があります。 また、身体の過緊張や凍りつきを緩めるために、母親や家族の誰かにくっついて、頼って、すがって、世話をしてもらうことで自分を楽にしてきました。 普段から、自分のことよりも、他者の反応が気になり、自分は迷惑をかけていないかとか、相手はどんな気持ちでいるだろうかと考えています。 一人でいるときは、自分の不安を埋めるために、空想を膨らまして、愛着対象のことばかり考えています。 大人になった今では、自分の好きな人に嫌われることが怖くて、自分のもとから離れていかないか不安で、いつも心配しすぎています。 その人が他の誰かと話すことが許せなくて、見捨てられ不安が高まると、質問責めをして、イライラしたり、手が出したりして、相手とぶつかってしまうこともあります。 本人は好きな人とだけ繋がっていればよく、恋人のことで頭がいっぱいで、とにかく愛されたくて、構ってほしくて、必死に相手のために頑張って、その他には何もいらないと思っています。 依存できる相手との恋愛関係が終わると、一人で過ごす時間が増えて、自分と向き合わなければならなくなります。 ただし、自分に向き合うと、虚しさのなかに引き込まれて、過去のトラウマが再活性化されるため、ソワソワして、落ち着かなくなります。 そして、焦燥感に駆られて、イライラしたり、胸が痛んだり、将来に対する不安から、次の異性の対象をすぐに見つけようとします。 彼らは、自分一人では十分に生活できないと思っていて、一人になると落ち着かなくなり、寂しさを抱えられず、誰でもいいからと出会い系をして、複数の人とお付き合いをすることもあります。 一人では、孤独で不安で何も手につかず、漠然とした恐怖に襲われてしまって、どうしていいか分からなくなります。 自分はもうダメだという気持ちが先行してしまうと、過去の失敗体験にとらわれて、グダグダと悪いことばかりを考えて、それに振り回されてしまって、じっとしていられずにその場で自分を元気にする手段を取るか、もしくは身動きが取れずに引きこもります。 一人で生きていくことが想像できなくて、自分で自分の満たし方が分からず、自分で何かを選ぶことができず、心の行き場がありません。 自分が生活していくために、どうしても相手が必要な場合は、人は相手を使ってなんでもしようとします。 そして、人に依存しながら、自分の好きなことをして、相手が自分の思い通りに動いてくれているときは、安心して、幸せに過ごすことができます。 自分は相手のために何でも頑張りたいと思っており、一生懸命に尽くして、自分のことを可愛がってもらおうと努力します。 と同時に、相手も自分のために何でもしてくれると思っているので、世話をしてもらえるという欲求が過剰になり、相手が何もしてくれないと腹を立てて、怒ってしまうことがあります。 そして、自分では処理できない負の感情を相手を使って処理しようとするところがあります。 依存される方は、べったりくっつかれたり、感情をぶつけられたりして、どんどん巻き込まれていくために、次第に手に負えなくなります。 日常場面では、他人の顔色を伺っていて、自分がどう見られているか気にして、自分の判断や考えに自信が持てません。 恥をかいたり、怒られたりすることに恐怖があり、身体は緊張しやすく、怖くなると、ぼーっとしたり、固まったり、無表情になったり、現実感が無くなることがあります。 特定の依存対象以外には、対人恐怖や身体症状があるので、とどまっていたら危ないから逃げようと回避行動を取りますが、逃げ場がなくなると、フリーズして息が出来なくなり、ぐったりします。 ㉑異性の対象をすぐに見つけては、注目されようと努力して恋愛体質です。 ㉒引っ込み思案で怖がりで、臆病な性格なので、誰かに守ってもらいと思っています。 ㉓仲良くしている人が他の誰かと話すのが耐えられず、見捨てられた気分になります。 ㉔見捨てられ不安があり、愛されていない自分に価値はなく、対象がいないと無になります。 ㉕子どもの頃から、孤独感があって、自分の居場所がありませんでした。 ㉖集団場面は複雑になるので苦手で、人間関係は1対1が好きです。 ㉗好きな人に注目されることを望んでいますが、一方、人の視線を怖がります。 ㉘身だしなみを綺麗にして、好きな人の肌に触れたり、撫でられたりすると安心します。 ㉙他者との境界線が弱く、相手の感情が自分に入ってきます。 ㉚外に出たり、集団場面では、過緊張やフリーズ状態になります。 ㉛人に依存できないときは、過食やアルコール、薬物、セックス、ギャンブル、買い物に依存して辛いことを忘れます。 ㉜嫌なことを持ちこたえる力が弱く、逃げ癖があります。 ㉝現実感が薄く、自分が直接現実に関わっていない感じがします。 面倒をみてもらいたいという広範で過剰な欲求があり、そのために従属的にしがみつく行動をとり、分離に対する不安を感じる。 成人期早期までに始まり、種々の状況で明らかになる。 以下のうち5つ(またはそれ以上)によって示される。 (1)日常のことを決めるにも、他の人達からの有り余るほどの助言と保証がばければできない。 (2)自分の生活のほとんどの主要な領域で、他人に責任をとってもらうことを必要とする。 (3)支持または是認を失うことを恐れるために、他人の意見に反対を表面することが困難である。 (4)自分自身の考えで計画を始めたり、または物事を行うことが困難である。 (5)他人からの世話および支えを得るために、不快なことまで自分から進んでするほどやりすぎてしまう。 (6)自分自身の面倒をみることができないという誇張された恐怖のために、一人になると不安、または無力感を感じる。 (7)1つの親密な関係が終わったときに、自分を世話し支えてくれるもとになる別の関係を必死で求める。 (8)一人残されて自分で自分の面倒をみることになるという恐怖に、非現実的なまでにとらわれている。 参考文献 『DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル』医学書院 トラウマケア専門こころのえ相談室 論考 井上陽平.

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自己決定と回避性パーソナリティ、依存性パーソナリティ

依存 性 パーソナリティ 障害

境界性パーソナリティー障害(BPD)とは 境界性パーソナリティ障害(BPD)は比較的新しい病気(昔はなかったということではなく、比較的最近に精神障害として分類されたということです。 )で、1900年初頭にロールシャッハという心理学者が発見しました。 精神障害を診断する際のバイブルみたいなものです。 )に掲載され、現在に至ります。 この境界性パーソナリティ障害(BPD)は「ボーダー」とも呼ばれていますが、なぜそのように呼ばれるようになったのでしょうか。 それは、神経症と精神病の境にある病気という意味合いからです。 つまり、精神病まではいかないけれど、神経症よりは重い感じがするということです。 現在の診断基準では、以下9項目のうち5つ以上を満たすとBPDと診断されることになります。 1 現実に、または想像の中で見捨てられることを避けようとする気も狂わんばかりの努力(注:5の自殺行為または自傷行為は含めないこと ) 2 理想化と脱価値化との両極端を揺れ動くことによって特徴づけられる不安定で激しい対人関係様式 3 同一性障害:著明で持続的な不安定な自己像や自己観 4 自己を傷つける可能性のある衝動性で、少なくとも2つの領域にわたるもの(例:浪費、性行為、物質濫用、無謀な運転、むちゃ食い) 5 自殺の行為、そぶり、脅し、または自傷行為のくり返し 6 顕著な気分反応性による感情不安定性(例:通常は2~3時間持続し、2~3日以上持続することはまれな強い気分変調、いらいら、または不安) 7 慢性的な空虚感 8 不適切で激しい怒り、または怒りの制御の困難(例:しばしばかんしゃくを起こす、いつも怒っている、取っ組み合いのけんかをくり返す) 9 一過性のストレス関連性の妄想様観念、または重篤な解離性症状 発症の原因は遺伝的要因と環境要因によるとされていますが、まだ解明されていないことも多いようです。 遺伝的要素を持った人が幼児期に虐待を受け、親と安定的な関係を築けなかったりした結果、20代になってBPDを発症する、ということもあるようです。 境界性パーソナリティー障害(BPD)と夫婦関係 境界性パーソナリティー障害(BPD)夫婦が離婚に至る典型例 BPDは20台の女性に多い病気です(ですので、ここからは妻がBPDという前提です)。 そのため、結婚してから突然BPDを発症した、というよりは、「今思えば交際当時から何となく傾向があったような・・。 」というパターンの方が多いのではないでしょうか。 しかし、交際当時は恋愛の真っ只中ですから、「感情の起伏が激しい=自分の言動で一喜一憂してるみたいでかわいい。 」、「依存心が強い=頼られているようで嬉しい。 」とった具合にいい方に捉えられがちです。 また、BPDは自傷行為も症状の一つですから、「別れたら死ぬ」というようなことを言われ、自分が何とかしなければならないと責任感で結婚することもあるかもしれません。 もちろん、配偶者がBPDでも幸せな結婚生活を送っておられる方も大勢おられると思いますし、信頼できる相手との交際や結婚を機に症状が安定してくることもあるようです。 しかし、恋愛感情が一段落し、生活を共にする中で、BPDを配偶者にもつ夫は疲弊していきます。 夫から聞かれるのは、「妻の性格がとにかく激しく、時には暴力も伴うため、もう一緒には暮らしていけない。 」という主張です。 例えば、「妻が用事があるというので、気を利かせたつもりで子どもを連れて自分の実家に遊びに行ったら、妻が怒り狂って電話してきた。 家に帰ってみると、妻が玄関で包丁を持って立っていた。 」とか、 「高校時代の友人(同性)と飲みに行くと言ったら、すごい剣幕でおまえはホモかと罵られた。 飲んでいる最中に何度も電話してきて、空き巣に入られたと嘘をついてまで自分を帰宅させようとした。 」とか、 「最近金遣いが荒くなってきたように思ったので、家計がどうなっているか教えてほしいと言ったら、おまえの給料が低いから困ってるのにえらそうに言うなとキレられた。 挙句の果てには、会社にまで給料を上げろと電話された。 」等々です。 BPD夫婦のエピソードの特徴は、「ちょっとしたことで突然にキレた。 」、「キレ方が半端ない。 」、「キレる理由とキレる程度が理解を超えている。 」、「被害が多方面に拡大した。 」、「自傷他害行為に及んだ。 」という内容が多いことです。 そして、夫は日常的に妻の感情の起伏や攻撃にさらされるわけですから、へとへとに疲れ切っていたり、限界まで我慢しすぎて鬱っぽくなってしまったりします。 警察や救急車を呼んだ経験を持つ人も少なくないでしょう。 婚姻継続か離婚か、悩ましい夫の選択 そして疲れ切った夫は妻との関係を見つめなおすようになります。 もし、夫が妻がBPDであることを知らず、単に言動のみを取り上げて結論を出すのであれば、「こんなやつとはやっていけない。 別れてやる!」ということで迷いなく離婚を決断できると思います。 しかし、何らかの事情で妻がBPDであることを夫が知っている場合、特に病院等で説明を受けた場合、離婚という結論を簡単に出せなくなります。 病院では、「言動を責めても、その人を責めないように。 」とか、「『ここにいてもいい』という安心感を与えるのが大切。 」とか「激しい攻撃は試し行為であり、その背景には『見捨てないで』という強い願望がある。 」等と言われるからです。 こんな風に言われてしまうと、夫である自分が妻を見捨てるわけにはいかないと思ったり、悪いのは妻ではなく病気だと結論付けたりします。 しかし、日々の生活が心身に大きな負担としてのしかかり、「婚姻継続か、離婚か」で悩むことになります。 BPD妻に寄り添う大変さ 自傷他害行為がなかったり、症状がそれほどひどくない場合は、離婚ではなく婚姻継続を選択する人も多くいます。 特にお子さんがいる場合、そのような結論に至ることが多いように思います。 というのも、まだまだ現在の日本は母親が中心となって子どもの世話をしていますので、仕事で忙しい父親が親権者となるのが難しいからです。 BPDの妻と子どもを二人きりにするくらいなら、自分がそばで支えた方が・・・ということになります。 BPDの治療は薬物療法や心理療法などを行いますが、長期戦になることが多いと言われています。 また、そもそも妻に病識がなく、治療を拒まれることも多いでしょう。 ただ、年齢と共に症状が落ち着く例も多く、40代、50代になるころには自然治癒、といったこともあるようです。 確かに、BPDは本人自身にパワーがないと成り立たないような気もします。 また、最近は弁証法的行動療法(DBT)という治療法が注目されています。 これは、感情コントロールを学んでいくことを中心とした治療法で、これまで難しいとされていたBPDの治療で効果を上げています。 このように、BPDの予後はいろんなパターンが考えられます。 絶望的でもないし、必ず希望があるわけでもない。 このような分からなさが寄り添う人の大変さなのかもしれません。 BPD妻との離婚はいばらの道 仮に離婚を決断したとしても、残念ながら、円満に離婚に至る確率は高くないように思います。 というのも、BPDである妻は、「自らを反省をして身を引く」ということをしませんので、まず協議離婚は難しいことが多いと思われるからです。 その次のステップということで家庭裁判所の調停に進んでも、妻は一方的に感情をぶちまけるだけで、解決するための議論になっていきません。 また、経験値的に感じているのは、BPDの人はドタキャンが多いということです。 体調不良を訴えてのキャンセルが多いのですが、感情の起伏が激しく、戦闘モードでいきいきと協議の場にやってくることもあるのですが、自分自身がその起伏に疲れてしまったり、突然無関心モードになったりするからかもしれません。 お互いに弁護士を依頼し、冷静に話し合おうとしても、相手がBPDだとそう簡単にはいきません。 BPDの人は、自分の味方である弁護士とも関係がうまくとれず、最初の弁護士を辞めさせて、また新しい弁護士を依頼したり、という動きをすることがあります。 自分としては、弁護士を完全な見方として認識しているわけですが、弁護士も無理難題を聞くことはできませんし、勝てない裁判を勝てるとは言えません。 そうすると、「裏切られた、捨てられた。 」ということになり、これまでの味方が一気に敵に変わります。 また、弁護士側の事情としても、BPDの激しい感情表現についていけず、時には事務所に押しかけて長時間居座られたりして、自ら辞任するパターンもあるかと思います。 こういった弁護士の辞任・再委任もまた協議頓挫の一因になります。 専門家への相談がおすすめ 離婚を選択するのか、治療に寄り添うのか、他人がアドバイスできることではありません。 しかし、境界性パーソナリティー障害(BPD)の人は、とにかく「激しい」のが特徴です。 ですので、愛し合って結婚したとしても、一緒にいると本当に疲れます。 離婚するにしても、婚姻を継続するにしても、まずは自分の心身の健康が一番です。 特に、心の健康が大切です。 そして、心の健康を保つには、専門家である精神科医やカウンセラーを頼るのもいいですが、それが少しハードルが高いと思うかたは、「BPD 離婚」などと検索してみてください。 困難を乗り越えて婚姻生活を継続させている人、紆余曲折を経て離婚した人、数多くの経験談に触れることができると思います。 参考になる意見が見つかるかもしれませんし、「自分だけではないんだ。 」という慰めになるかもしれません。 まずは、できることことから始めてみましょう。 当センターでは、BPDのご夫婦のカウンセリングやお話合いの仲裁(ADR)もサポートしていますので、お困りの方はぜひご相談ください。

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